図説心理トリック (知的生きかた文庫 か 13-4)

著者 : 樺旦純

• 三笠書房 (1994年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[出雲一寸さんの感想 · 2012年4月11日]

「図説心理トリック」3

著者　樺旦純
出版　三笠書房

p142より引用
“すなわち、この実験の結果が明確にあらわすように、ほめるこ
とによって、能力は確実に伸びるのである。”

　能力開発などに携わる著者による、自分や人の心理を操るコツ
を記した一冊。
　人にイエスと言わせる技術から自分の気持ちを上手く動かす方
法まで、すぐにでも使えそうなテクニックが紹介されています。

　上記の引用は、褒めることとしかることの違いによって、能力
向上に差が出るかを確かめた実験についての一文。
子供だけでなく大人になっていても、自分のしたことがほめられ
るのは気持ちがいいものです。いい気分で物事を行うということ
が、何よりも良い結果を出すことにつながるという所でしょうか。
　自分の意見を通したり交渉でイエスと言わせたりと、ビジネス
シーンで使われそうな技術が書かれていますが、人の心のすきを
突いて操るというのはいかがなものかとも思います。
あまり人には多用せずに、自分を操るに止めておいたほうが無難
なのではないかと思います。

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[sanaweさんの感想 · 2007年2月14日]

1996.6.20

著者プロフィール

思考心理学者、評論家、著述家

「2017年 『ヤバいほど使える！ 黒い心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」