あなたのお客さんになりたい!: 顧客満足の達人

著者 :
  • 三笠書房
3.17
  • (2)
  • (4)
  • (14)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 96
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837917267

作品紹介・あらすじ

今までのサービス業は、まず「お得だ」というところからスタートしました。スーパーは流通の改革、大量販売によって、どんどん安く「お得」になりました。「お得」ということが、サービスでした。やがてそれは、「便利」に変わりました。これが、スーパーからコンビニへの移行です。これからは何か。それが、「ちょっとうれしい」です。あなたがお店に行って「あの店はよかった」と覚えているのは、ちょっとうれしかったからです。「ちょっとうれしい」を与えることができなかったら、サービスをしなかったも同然なのです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初版1998年。


    当時小売業に務めていたので必死に何かを得ようと思って読んだ本。
    48個の気づきが行動指針となったのを記憶している。

    中谷氏の本からいつも多くのものを得ている。

  • ビジネスオーナーに向けた本と言うよりは、管理職や自営業者に向けて書かれているように感じました。


    内容の一部を紹介すると、

    クレームをラブレター、サービスは文通。
    など、イメージしやすく分かり易い表現で書かれている。

    サービスに満足したお客さんは、「営業マン」になり、
    クレームをおざなりにされたお客さんは、「マイナスの宣伝マン」になる。

    仕事はリピートする。
    入会金のビジネスは、契約後お客さんをほったらかす傾向にある。
    だから、月会費制の方がサービスが良くなる。(良くせざるをえない。)


    このような基本的な事が書かれています。
    基本が故に応用も可能なことも多いと思います。

    当時はお客さんを大切にすることで差別化できた部分も多かったと思います。
    今ではお客さんを大切することが必須条件で、さらに従業員や利害関係は無い(直接のお客さんではない)会社や個人のことまで考えてやっとビジネスの土俵に立てるような状況です。

    それでも相手の立場に立つことがビジネスの基本であることに変わりは無いと思います。

    自分が開催している会に活かせるアイディアをもらえました。
    読んで良かったです。

  • 『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキさんはかつて、恥ずかしがり屋だったそうです。
    そこで、、「金持ち父さん」に『人間の心理をもっと勉強したほうがいいよ』といわれて、
    一時期、ゼロックス社のセールスマンになりました。
    そこで、トップセールスマンになって、起業しました。
    お金持ちになるための必要条件に、顧客心理のマスターがあります。
    販売心理学です。
    どうやってお客さんのハートをつかまえるか、ということです。
    この本では、中谷彰宏さんの、いつもの、わかりやすい文章で、
    そのノウハウが綴られています。
    サービス業の方、人と接することを職業とされている方に、ぜひオススメの一冊です。
    ちなみに、この本には続編で『あなたのお客さんになりたい!2』があります。

  • 顧客満足ってなんですか?「お得」ですか「便利」ですか。
    サービスの本当の意味とはお客さんに「ちょっとうれしい」
    を与えることができるかどうかと中谷彰宏さんは説く。お
    客さんがお客さんになる瞬間を見極める視点があるんだね。

    クレームにムッとしてしまうあなたへ!


    ---------------------------------------------------------------------------------------

    ▼3つの共感ポイント▼ 

    ■営業マンとお客さんは、コーチと選手という関係ではあ
     りません。コーチは、選手をしごくのが仕事です。あな
     たは決してお客さんのコーチではないのです(P49)

    ■泣いている赤ちゃんを静かにさえるのは、親の責任では
     なく、従業員の責任なのです(P69)

    ■お客さんが感動するのは、自分が主役になった時です。
     人が主役になれるチャンスは本当に少ない(P166)

  • 一回一回が勝負!

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1959年大阪府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒業。
84年、博報堂に入社し、CMプランナーを務める。91年、独立、(株)中谷彰宏事務所を設立。「中谷塾」を主宰し、全国で、セミナー・ワークショップ活動を展開。2008年からは自社でも、「中谷塾」ブランドの書籍を刊行している。公式サイト:http://www.an-web.com/

「2023年 『楽しそうな大人になろう。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中谷彰宏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×