- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837917991
作品紹介・あらすじ
逆風の中、コンビニ業界でダントツの業績をほこるセブン‐イレブン。その躍進の秘密はどこにあるのか。消費者は、理性・理屈だけでは動かない。セブン‐イレブンは、いち早くお客の"心理"に焦点をあて、商品開発や品揃えなどあらゆるサービスに取り入れてきた。常識をくつがえす情報・流通システムを次々とつくりだし、改革に成功、その発想、着眼、ノウハウを徹底検証。
感想・レビュー・書評
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こちらもセブンイレブンをテーマに書いた一冊。心理学を学んだことはないですが、確かにお客や従業員の心理的な側面にフォーカスをして陥りやすい点を書いていて、参考になる面も多かった。特によくわかったのが、店舗が全体的に汚れていれば汚れは気にならないけれど、一部をキレイにすると他の汚れも汚く見えるからキレイにしようとする。だからマイナス面が目立つようにするのがいいことだ、というところ。自分の部屋も、散らかってしまっていることが多いので少しだけキレイにしてみようかな。とか。
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ブルーオーシャン戦略や企業文化の視点で読んだら、それはそれでタメになった。事前に目的・視点を持って読んだりしたほうがいい。
だとしてもこの著者はヒドい。短絡的思考だし、論理が主観で、後付けの説明が多すぎる。「最近の子は我慢を知らない」っとか時代が違えば比較のできないことを普通に比較する。
こういった後付で何とでもいえる本を書く著者には今後も気をつけよう。など色々学べたから、まぁ結局も読んでよかった! -
企業の様々な工夫が知ることのできるものでした。また書かれているのが10年前なので今どのくらい進化したのかを読んでみたいですね。セブンイレブンに行くのが密かに楽しくなる一冊です。
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商売は経済学ではなく心理学である。
目から鱗でした。
大分前に読んだ本だけど、自分の中では、ビジネス書のバイブルです。 -
さらーっと読みました。
だからあんまり覚えてないんですけどね。
最近読んだ本に書いてあったことと同じことが書いてありましたー。
でもこっちのほうがなんとなく腑に落ちたのでこっちの言葉を拝借します。
「日本人には、チャンスシンドロームと呼ぶべき性向を持っている人が多い。いつか必ずチャンスが向こうから自分のほうへ飛び込んでくると考えている。しかも、そのチャンスをつかみさえすれば、苦もなくすぐによい結果が出るものだ、と信じて疑わない。チャンスが最初から完璧な形で、据え膳で出てくると思っている。だから、不況の時には、現状を嘆きつつチャンスが出てくるのを懐手をしながら待っている。」
これじゃいけないわけですよね。
やっぱりどこまでも主体的に積極的に行くべきなんですよね。そこに心理学的要素を組み込んでいくとしたらチャンスなんていくらでもある。あいての気持ちを利用して(っていうとなんか語弊があるけど)いくらでも手を打つことができるんだから。それを徹底的に行ってるのがセブンなのかも。
サークルの人が「たかがコンビニの店員だって、陳列の仕方だとか各商品の仕入れの時期だとかを自分で考えて、どーしてこのコンビニがこういう陳列でこのタイミングでこの商品を仕入れているんだろうって思ったりしながらやればいくらでも自分のためになる」って言ってたけどまさにその通りかもしれない。3ヶ月クールくらいでいろんなコンビニの店員やってみて調べてみるのも面白いかもって思いました。
しかし、こんなに熱心にセブンを研究している著者なのになぜSEVEN-ELEVENと書いてしまったのか。最後のNは小文字でしょーが -
「虹も15分出ていると、誰も見ている人がいなくなる」
このように人間は飽きやすいものである。
その中でも新しいもの好きの現代人の欲求に、24時間年中無休にて奉仕し続けなければならないセブンイレブンの現状を知ることができた。
あると便利なものとしてコンビニ、携帯電話、パソコンなどが挙げられるが、なくても生きてはいける。しかし、一度便利さを享受してしまうと元には戻れなくなってしまう。これも「心理学」のなせる技の1つの成果なのであろうか・・・。