- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837918264
感想・レビュー・書評
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恋愛体質を自覚する著者が1度の結婚・離婚を経て考える、結婚願望と人生についてのエッセイ。
読みつつ「ああ~、やっぱりこの人の書くものは共感しちゃうなあ~」と改めて思った。山本文緒さんは多くの女性が感じているであろうモヤモヤや不安や苛立ちを、的確で且つ易しい言葉で表現してくれる。
著者自身も悩んでいる結婚にまつわる具体的なあれこれについて、「うんうん、そうだよねぇ」「あー、そうかあ…そういう考えもあるか…」と、まるで一緒にお茶でもしているかのように読めるエッセイ。
恋人依存の話は耳が(目が)痛かったなぁ・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても読みやすく 作家さんに興味を持った。
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山本文緒さんは、女子の「痒いところに手が届く」作家である。
あるある。わかるわかる。そうなのか?
ついつい自分と置き換えて考えてしまう。
エッセイなのでさらっと読めてしまう。 -
23年前に出たエッセイ小説のようだけど、現代にも通ずる✧.°
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さらっと読めた
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文緒さんのエッセイ3冊目読了。なんとなく「で、どうなのよ。」と思う所も出てきたけれども結婚離婚を経験されて、再婚する前の彼女はこんな風だったのだなぁ、へぇ〜。なんて思いました。結婚やそれに関する価値観は私に小さな違和感を感じさせていて、それが13年前の本だからなのか私が幼いからなのかと少し考えてみたが結局答えは出ず、今の文緒さんはどう考えているのか知りたいとも思うようになりました。
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結婚願望の強い人、弱い人。
未婚の人、既婚の人。
結婚に対して色んな考えがあっても、女性なら納得できる部分があるはず。
そして結婚に対しての異なった見方も知ることができるはず。 -
なんのために結婚するんだろう。
みんなしているから?安定性が欲しいから?
人格を肯定されたいから?人生の暇つぶし?
じゃあ結婚しない(できない)場合どう生きるのか。
圧倒的自由だけれど保障は何もない。
30を超えれば結婚願望自体は薄くなるけれど
それでもいい人がいれば、と思ってしまう。
装丁:Hiroshi Sakurai
つまり恋愛は私で結婚は公ということ。 -
「きっと私はこのまま行けば生涯独身なのだと思うし、その覚悟はついてるし、それは楽しもうとは思っているが、消えそうで消えない結婚願望というロウソクの火を、必死になって守ることもヤケになって吹き消すこともしないでおくことにする」
というあとがきの一文に集約される。 -
別に結婚てかたちに拘らなくてもいいと思う。と言う人の心境に近づきたくて、読んでみた本。『負け犬の遠吠え』の前身的内容だけど、この著者再婚したのよね。。言ってることは独身女性が普通に考えるようなことだったけど、頭の整理にはなった、かな。