うまい!と言われる文章の技術

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 28
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837918790

作品紹介・あらすじ

「書きたい」と思って書く人も、「書かなければならない」から書く人も、まず、思うままに文章を綴ってみよう。そこが、書く人の出発点になる。「書く」ためには、「自分の考え」が必要なことに気づくだろう。そこからが、本書の出番だ。書き方の基本から、構成の考え方、着想のしかた、推敲のポイント、観察眼の磨き方まで、朝日新聞での40年に及ぶ記者生活と朝日カルチャーセンターにおける文章教室の講師の経験から導かれた、実践的な「文章上達法」。豊富な例文を引きながらわかりやすく説く、文章読本の決定版。

感想・レビュー・書評

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  •  文章論なくして、文章術なし。文章の技術というタイトルだが、内容を読むと、著者のこの考えが、よく伝わってくる。添削文の形式で進んでいくため、推敲について考えさせられる。ただし、完成した作品が初稿と比べてどれほどよくなったか分からない、ともコメントする。初稿には、作者の考えが込められた、独特の力があるからだ。締め切りがなければ、作品は永遠に未完なのかもしれない。

     本著を読み、思う、と文尾につけることを極力避けることにした。日本語について、大いに考えさせられた。好著である。

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著者プロフィール

轡田隆史(くつわだ・たかふみ)
1936年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞東京本社に入社。社会部デスク、編集委員などを経て論説委員となり、1996年までの8年間、夕刊一面コラム「素粒子」の執筆を担当。その後、編集局顧問となり、1999年に退社。テレビ朝日系ニュース番組「ニュースステーション」「スーパーJチャンネル」などのコメンテーター、日本大学法学部非常勤講師を務めたあと、現在は著作、講演などで活躍中。日本記者クラブ、日本ペンクラブ、日本エッセイスト・クラブ、日本山岳会会員。ポーラ伝統文化振興財団評議員。
著書に、『「考える力」をつける本』『100歳まで読書』(以上、三笠書房)、『60歳からの人生の整理学』『「考える力」をつける読書術』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2021年 『快老生活のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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