本田宗一郎に一番叱られた男の本田語録

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 79
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837921950

感想・レビュー・書評

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  • 本田宗一郎さんの仕事への想いが感じられ、何を大切にすれば良いのかがわかる1冊!!

  • 尊敬する本田宗一郎の部下であった方のご著書です。同じ技術屋として、少し緊張しながら読みました。

    しかし本田さんって、素敵な上司だったんですねえ・・・

  • 偉大なカリスマ、本田宗一郎の元でデザインを担当し、数々のグッドデザインを生み出した商業デザイナー兼元役員による本田語録。

    ちょうどcapeta26を読了していたこともありタイムリー。

    本田語録もですが、本田語録と著者の考えを融合させた、
    デザインとは「!?」
    という発想にしびれました。

    「?」は好奇心、不思議に思う心。
    「!」は感動。

  • 本田さんの凄さが解かる一冊。経営者や従業員は「何のために、誰の為に仕事をしているか?」を考えさせられる一冊

  • 開始:20080917、完了:20080918

    元本田の常務が語る、本田宗一郎氏のメッセージの数々。以下、気になった言葉。「"見せたくないもの"は隠そうとばかりせずにもっとでっかくして目立つようにしなさい。」誰もがやっているから「まぁいいか」という考え方は本田さんの頭の中にはない。人間が好きだった。ヒトが見て不安に感じるものをつくっちゃいけない。エンジンが何馬力かも知らずにデザインをやっているのか。アイデアを練るのは楽しいねぇ。それをモノにするのはもっと楽しいよ。こんなに楽しいこと、どうしてやらないんだ。お客さまのためになることなら、小さなことでもトコトン考えた。アイデアはその気になって考えなければ決して生まれない。仕事を道楽化できた人は強い。楽しいことはどんなに長い時間やっても疲れない。自分が感動dけいないものは人を感動させられない。何事にも不思議がる心を持って、それがわかったときに素直に感動する。これが一番大切なことです。不思議がる心が「?」、素直に感動する心が「!」。経験や年齢を重ねるとどうしても「わかった」「わかっているよ」という気持ちが先に出る。「不思議がる心」が薄れていく。そしてそれが感動を少なくしてものを見えなくしてしまう。われわれに最も必要とするものは金でもなければ機械でもない。一番必要なものは弾力性のある見方、ものの考え方であり、アイデアである。本田さんは社員がやりたいと思ったことをやらせる風土をつくったのである。同時にやりたいことをやらないことは恥であるような社風もつくっていった。なぜ自信がないかというと、自分の軸を失っていたからである。自信を取り戻すためには軸を持ち、そこから揺るがないようにするために心を鍛えなければならない。哲学がなければ人はついてきてくれない。「やりもせんに」とは、やりもしないで結論を先に言うな、ということである。理屈や理論がどうであれ一度やってみろ。やったうえで、なぜできないかを見極めてから結論を出せ、というのだ。人を動かす人の最も大事な仕事は「夢を与える言葉をつくる」ことかもしれない。本田さんは何よりもそういう「先延ばし」の考え方をする人間がはびこるのを避けたかったのだ。妥協を許さない世界一の商品をつくる、という意思を持った社員だけの会社にしたかったのである。「そのとき」に大衆に受け入れられなければ、なんの意味もない。「あいつらはちゃんと商売しているな」と悔しい思いをしただけである。ホンダの失敗作はライバル他社よりも多い。「クルマが売れる瞬間を見てきたか?見に行ってこい!」最初に狙った人たちになぜ売れず、狙っていなかった人たちがなぜ買ったのかということがわからずじまいになる。聞いた意見や注文が企画の本質を外れることになってしまうのである。それほど商品企画は難しい。ホンダはそれを一つひとつ解決して営業と生産、開発が一緒になって商品開発するというシステムをつくった。本田さんの「お客さまを見てこい」からはじまっているのだ。立地条件のいいところは限られるから、家賃が高くなる。資金のない人は立地条件のいい場所で商売ができない。場所が悪いから苦しいと考えると、いつまで経っても商売がはじめられないことになる。苦しくなれば誰でも楽をすることを考えたくなる。仮に楽をして儲けたら、楽をすることが習い性となる。苦しい仕事はできなくなる。それが人間の性だ。

  • 参考になることが非常に多かった。

  • 本田さんは直情的でかつ研ぎ澄まされた感性を持っていた指導者であったことがこの本から強く読み取れる。 「叱り上手な人」といえば最近ではやれ飴とムチを使い分けるだとか言語表現の仕方が巧みな人っていうイメージが強いが、本田さんは問題の本質、自分の感性、哲学を正面からぶつけて叱る人。 最近は本田さんのようjにちゃんと叱れる人は中々いなくて、そしてちゃんと叱ることを受け入れる風潮というのもなくなっている気がします。 いずれにせよ思いを余すところ無く伝えること、伝わっているか確認する作業が日々のコミュニケーション、マネジメントに必要なんだな〜。

  • 「木登りが得意な猿が、心の緩みで木から落ちてはならない。しかし、猿が新しい木登り技術を得るために、ある「試み」をして落ちたならば、それは尊い経験として奨励に価する」

    沁みました。

  • 「木登りが得意な猿が、心の緩みで木から落ちてはならない。しかし、猿が新しい木登り技術を得るために、ある「試み」をして落ちたならば、それは尊い経験として奨励に価する」

    沁みました。

  • ホンダ車デザイナーが書いた、本田宗一郎が社員に教えてくれたこと。読みやすい。ホンダ語多数記載。そのホンダ語は独り歩きをするのが得意らしい。その中身を見ることが一番重要なのに。理念に尽きる。それがあっての言葉。それを履き違えちゃいけない。

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