失敗の予防学―人は、なぜ“同じ間違い”を繰り返すのか

著者 :
  • 三笠書房
3.44
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本棚登録 : 88
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837922414

作品紹介・あらすじ

「まさか!」「またか!」-誰でも「頭の中が真っ白」になったり、「顔から火が出た」りした経験があるはず。しかし、失敗は「事前の対応」しだいで、必ず防げるものなのだ。では、どうしたら防げるのか-?「失敗学」の第一人者が、過去の失敗例を「科学の目」で徹底的に解剖し、その予防策を体系的にわかりやすくまとめた画期的な本。個人の成功でも、また会社の発展においても、今、一番必要とされる「考え方」がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 3

  • 学ぶべきことが多い。良書である。何度も読む価値あり。

  • 「失敗学」の第一人者が、過去の失敗例を「科学の目」で徹底的に解剖し、その予防策を体系的にわかりやすくまとめた画期的な本。個人の成功でも、また会社の発展においても、今、一番必要とされる「考え方」がここにある。(Amazon.co.jpより)

    なかなか面白い内容だった。人は失敗すると隠したり誤魔化そうとするが、失敗した時こそ、体験を知識化して情報を誰もが活用することが重要なのだと説いている。

    巷の書店では、カリスマ経営者の成功体験書やサクセスストーリー絡みの類は好んで読まれている。しかし、失敗から学べることもいくつもあり、失敗体験を吸収する必要もあることを教えてもらえた。重要なのは失敗を失敗に終わらせるのではなく、ナレッジを蓄積した上で、失敗陥った(もしくは陥りそうな)場面で迅速な行動が起こせるかどうかにかかっているのだ。

    今や事務用品で必要不可欠な付箋(ポストイット)は、強力接着剤の製造失敗から生まれた発明品だったらしい。これも失敗ナレッジを蓄積して、別の角度から検証した結果が成功体験を生み出したのだと思う。失敗を検証するって気分のいいものではないが、そこから新しい発見や根本治療がひらめく場合もある。

    物事を慎重に新しい挑戦もしなければ、失敗はしない。ルーティンワークをこなしていればいいのだから。しかし、それでは本書の意図とは違ってくる。あくまでも目的は新しい成功をすることであり、手段が失敗学を活用する必要があるのだ。本著は視野が広がる良著だと思う。

  • 失敗(ヒューマンエラー)の原因を分析して、予防につなげるための知識が書かれている。ハインリッヒの法則「1対29対300の法則」300の時点でいかに予防するかが大切。常識の8割は正しい・2割は間違っている。当たり前のものは絶対正しいと思うな。人の失敗は自分の失敗である。リーダーが危機管理を意識しているだけで、3割の危機は回避できる。失敗はいかすためにあることを常に忘れずに、自分のものにしよう。

  • 【目的】:失敗防止策の立て方について教えて。<BR>
    ・失敗防止は、失敗を引き起こした仕組みやシステム、構造を改革することにある。<BR>
    ・本気で取り組むというリーダーの心構えを知らしめる。<BR>
    ・失敗情報を広く収集、分析、共通点を見出す。自分ならどうするか考える。<BR>
    ・失敗の原因を根本的なところまで解明し、失敗を知識化、教訓化する。<BR>
    ・精神的な対症療法でなく、根本治療の対策を。<BR>
    ・「予兆カード」で予兆をドキュメント化する。芽のうちに対応する。<BR>
    ・失敗もドキュメント化。内容・経過・原因・対応・総括・教訓化。<BR>
    ・ヒューマンエラー防止をフォローするようダブル、トリプルチェックのシステム構築。<BR>
    ・将来の危機に備えたアクションプログラムと平時のイメージトレーニング。<BR>
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    #自分の必要性から、防止策の立て方を質問したが、なぜ失敗は起きるか、起こさない対応、起きた後の対応の記述が中心になっている。<BR>
    #本当に失敗かの再検証、視点を変えて失地挽回につなげるという考え方は、自分にとって新たな可能性を開いてくれた。<BR>
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著者プロフィール

東京大学大学院教授・博士(工学)

「2018年 『図解 なぜかミスをしない人の思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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