問題解決力をつける本

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 99
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837922971

感想・レビュー・書評

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  • *問題解決力は、時代や環境の変化にも左右されない能力として、また広く人生全体に使える「より幸せになるための思考力と行動力」として、どんな資格の勉強よりも、最優先で取り組むテーマではないでしょうか。
    *集めた情報から何を見出すか、何を考えるか、何を発信するか、そしてどう行動すべきかの示唆を導き出すことの積み重ねが「思考力」をつけるのです。でも最近、「調べてわかった気」になっている。「思考停止人間」が増えているように感じます。「ブーム」などは、その最たる例です。個人個人が自分で考え判断しているのなら、みなが同じ消費行動に走るはずがありませんから。いずれにしても、「考える力」の差が問題解決の差となり、稼ぐ力、ひいては生きる力の差になっていることは間違いありません。
    *「コントロール可能なこと」に意識を集中する。
    コントロール可能なこと、コントロールできないことを冷静に見極め、コントロール可能なところに意識をフォーカスしていけば、解決すべき問題が自ずと明らかになります。
    *人間には、道がないから引き返す人と、道をつくる人の2種類がいます。問題解決で重要なのは、もちろん後者ですよね。
    *問題発見力を高めるためには、多様な情報源にアクセスするとともに、自分の足で情報を収集する習慣をつけること、また情報を盲信しないことです。
    *今や最新ニュースも含めて、ネット上であらゆる情報を入手でき、インターネットで検索すれば、あらゆる知識にアクセスできます。つまり、素人と専門家との情報格差は、昔ほど大きくなくなってきたということです。知識そのものの価値が今後小さくなるという仮説に立てば、情報量ではなく、そこから何を見出すかが重要になってくるということです。そこで、同じ情報からでも、他人より深いところの意味合いを洞察する力を磨くことが必要です。
    *問題解決は、「問題を発見しよう」「問題を解決したい」という意識や欲求なしにはあり得ません。セレンディピティは、単なる幸運ではなく、問題意識を持って行動することで他人には見えないヒントやチャンスに気づくことなのです。
    *ビジネスパーソンにとって、机上で問題解決の本を読んでわかった気になるだけでは、それは単なる「パズルゲーム」にしか過ぎません。現実の問題解決は、「実行」に神髄があるのです。
    *「やっていること」は大差がない。なのに「結果」に大差がつく理由。
    実は、やっていることなんて、実はみな大差がないというのが本当のところなのです。だからみんな、「そんなことは既にやっている」って言うんです。でも、「やっている」のレベルが違うんですね。本当に成果が出る「やっている」というのは、どこまで深く厳しく徹底的にできるかどうかなんです。どんなに素晴らしい解決策であっても、表面をなぞる程度の実行では効果は知れています。「徹底してやる」からこそ、効果が表れるのです。
    *「思考」と「行動」の間には、次元が違うと言っていいほどの隔たりがある。
    *真の問題解決能力とは「考えたこと」と「行動」を直結させ、「成果を出す」こと。

  • 我々の仕事は何か?
    と聞かれると、すぐに明確に応えられる人は
    少ないのではないでしょうか。

    ある意味、仕事はどんな業界であっても
    「問題解決業」と言えるかもしれません。


    本日ご紹介する本は、

    本当の問題を見極め、
    ロジカルに考え、仮説を立てて、
    解決策を発想し、実行する。

    問題解決力の高め方がテーマです。


    ポイントは
    「仮説」

    ある問題があった場合、

    情報量が少ない中で、自分なりの仮説を立てて、
    検証し、有効な解決策を導く。
    という手順が必要です。

    早い段階で仮説を立てて、
    それに絞った情報収集をしないと、
    関係ありそうな情報をなんでもかんでも
    集めていると時間ばかりかかってしまい、
    効率のいい問題解決ができません。


    「質問する」

    仮説を持って具体的に聞く。
    質問こそが、問題の本質を明らかにし
    解決策を導きます。

    何事も、まず聞いてみましょう。


    「良い仮説」

    良い仮説は、適切な答えを短時間に出し、
    アクションにつながります。

    よい仮説を立てられるようになるには
    とにかく場数を踏むことです。


    「めがねを取り替える」

    人間は、どうしても先入観やこりかたまった
    思考から抜け出すのことが難しいです。
    私もその一人です(^_^;)

    そんな時は、「めがねを取り替えよう」
    と言って、自分の立場と違った人に
    なりきってみます。

    そうすると違った発想が思い浮かんだりします。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    問題解決力は、時代や環境の変化に左右されない能力
    仕事は何であっても、「問題解決業」と言える
    情報量が少ない中で、自分なりの仮説を立てて意思決定する
    問題の原因調査、解決策立案=「まず仮説から」
    第3者視点を持った当事者=めがねを取り替える
    WINーWINの問題解決は、差別化につながり価格競争から脱却できる
    アイデアが重要なのではない、アイデアをどうやって具体化するかが重要だ!
    危機意識のない人は、守ることができない
    ビジネスには「多くの人を巻き込むこと」が必要=①問題の見える化 ②ゴールの見える化
    やっていることなんて、みんな大差がない。「徹底してやる」からこそ効果が現れる

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1章 「問題解決力」が仕事と人生に大差をつける
    2章 まず、問題の「真因」を見極める
    3章 問題をロジカルに「分析」する
    4章 解決策の「仮説」を立てる
    5章 さらにぶっ飛んで「発想」する
    6章 戦略を自信をもって「実行」に移す

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/a2d304e6ff4e8e60.png
     

  •  問題分析の方法など、理論的なことは難しくて分からず、取り立てて今の自分には必要ないんですが、事例とかエピソード的な記述が面白かった。
     私がアルファブロガーになるなんてとても無理なように、どうやっても解決できない問題というのはあるものですが、せめて今より少しでも多くの問題が解決できるようになればと。
      
     以下、覚え書き。
      http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20120310/p1

  • 仮設思考、論理的思考、フェルミ推定、ゼロベース思考などが優しく、例など交えながら書かれています。内容はほかの本でも書かれているものと同様。

    サラッと書かれているのがイイところかな思います。たまに読み返して脳に刻み直すのに労力がかからない。

  • ●他人の問題を解決してあげると、お金が舞いこんできます。
    仕事はなんであっても基本的に「問題解決業」と言えます。


    他人の役に立つからお金がもらえる、それがお仕事ですよね、マジで。

    ●大切なのは、自分の目に映る人たちを幸せにしようとすること。
    そもそも何のために問題解決しなきゃいけないかというと、
    究極的には自分自身のハッピーを手に入れるためのはずです。

    そして、自分自身のハッピーを手に入れるためには、
    他人をハッピーにすることが一番効果的なんです。

    問題解決能力が伸びるかどうか。
    その根本にあるのは、
    そうした相手への思いやりの有無ではないでしょうか。


    よく「幸せになりたい」と言って、他人に幸せを羨む人がいるけど、
    その人は他人を幸せにするために十分動いたのだろうか、
    っていつも疑問なんですが。

    他人を10倍幸せにして、ようやく自分は人並みの幸せ得られるって
    自分は思ってるので、まだまだ他人の幸せの為に頑張らなければ。

  • 問題解決の上級者向け。経営面でのフレームワークを数多く紹介されてます。

  • 【内容】
    仕事などで成果を出すためには問題解決力が必要。それに関するの意義、重要なファクターを説明。問題解決力の高め方を問題解決の手順に沿って説明。
    【コメント】
    問題解決の三本柱は、論理的思考、仮説思考、ゼロベース思考。
    創造的解決には、ロジカルシンキング+直感が必要。
    という内容がありました。
    直感は、各自の才能に依存すると思っていましたが、知識や経験により、活性化するとのことで、
    鍛える方法もあるとのことで、実践してみようと思いました。
    また、最も重要なことは考え出した案を実行すること。
    考えたことを実行できないことはよくあるので、改善していきたいと思います。
    結果がどうであれ、経験になり、直感を磨くことに繋がります。

  • 1章
    ・問題解決の3本柱は”論理的思考””仮説思考””ゼロベース思考”
    ・思考のロックをはずす7つのカギ
     1.「固定観念」を捨てる
     2.「常識」を疑う
     3.「感情」に流されない
     4.「言葉と価値観」に縛られない
     5.「成功体験」を忘れて前進する
     6.「マスコミ情報」「仕掛け」に踊らされない
     7.「知識」「情報」を過信しない

    2章
    ・本当に解決すべき問題なのかを見極める
    ・コントロール可能なことに意識を集中する
    ・問題発見力を高める5つの力
     1.質問力:仮説を持って具体的に聞く、なぜを繰り返す
     2.数字力:数字が語る本質(意味)をつかむ
       →確率30%で当たる占い師・・・70%で外れる
        →確率60%で当たる占い師より逆の確率が高い
     3.「瞬間視力」と「立体視力」:全体をざっくり理解する能力
       瞬間視力:必要な情報を瞬間的に知覚する能力
       立体視力:物事の相対的な位置関係を認識する能力
       プレサーチですばやい判断を:フェルミ推定で鍛えることが可能
     4.情報収集力:自分の足で情報を収集する習慣をつける
        情報を過信しない(情報には情報源のバイアスがかかっている)
     5.客観力:自分視点を抜け出し、相手視点で物事を見る

    3章:分析ツール
     ・問題解決の4P
       目的軸(Purpose):なんのために考えるのか
       立場軸(Position):どの立場で考えるのか
       空間軸(Perspective):どんな範囲で考えるのか
       時間軸(Period):どのくらいの期間で考えるのか
     ・空雨傘理論:三段論法的問題解決
       「事実」を「解釈」し、「解決策」を導く思考の流れ
      空:空が曇っている(事実)
      雨:雨が降りそう(解釈)
      傘:傘を持っていこう(解決策)
     ・優先順位のマトリクス(縦軸:緊急性、横軸:重要性)
     ・SWOT分析とクロスSWOT分析
     ・イシューツリー(ロジックツリー)
     ・ピラミッドストラクチャ
     ・KSF分析:競争優位に立つ鍵は何なのか
      KBF分析:顧客がどのような要素を重要視して購入を決定してるか
     ・シナリオ分析:「風が吹けば桶屋が儲かる」的なシナリオを考える
      「仮説力+ストーリー構成力」
     ・プロコン分析:メリットとデメリット(賛成と反対)を出し切って比較検討
     ・PPM分析(縦軸:市場成長率、横軸:マーケットシェア)

     ・公式は自分流に進化させる
      ツールを自分の手で作っては壊し、作っては壊しを何回も繰り返す

     ・問題解決の定番プロセス:原因仮説と解決策仮説
      原因仮説:ロジックで導出可能
      解決策仮説:右脳の領域
      →思い付きをデータや根拠で支え、仮説に昇華させるのがロジック

    4章
     ・問題の本質を考える習慣をつける
     ・予測トレーニング:仮説の根拠を自分なりに持つ
     ・オプション思考:答えは必ず複数ある
     ・ツッコミ力トレーニング:自分の意見に突っ込みを入れ、ブラッシュアップ
     ・フェルミ推定:把握するのが難しい数字を
               ある種の推定ロジックを立てて概数を求める
      数字編:ロジックで数字を問う問題
        日本に箸はいくつあるか?
      発想編:ロジックで発想を問う問題
        少子高齢化を防ぐにはどうすればいいか?
     ・仮説検証PDCA:
       PD:仮説を実行する CA:実行結果を検証し、再仮説を実行する

    5章
     ・直感とは思考の鍛錬の中で生まれてくるもの
     ・発想力を鍛える9つのトレーニング
      1.視点をずらす
      2.第三者視点を持った当事者でいる
      3.ECRS発想
       Eliminate:捨てる
       Combine:統合する
       Re-Place:置き換える
       Simplify :簡素化する
      4.既存のもの同士の斬新な組み合わせを考える
      5.インサイト(洞察、見識)トレーニング
        ・情報を点ではなく、面で見る
         (ある瞬間の事象を見るよりもその一連の流れを見る)
        ・高速インプット
         (ある一つのテーマについて、短期間で大量の資料を読み込む)
        ・周辺分野を理解する
      6.So What? Why? Is that true?に加え、More(もっと)
      7.WIN-WIN発想
      8.差別化思考
      9.セレンディピティ(当てにしていなかった幸運を偶然見つける能力)
        問題意識を持って行動することでヒントに気づく

    6章
     ・思考と行動の間には次元が違うほどの隔たりがある
     ・行動を起こす5つの心得
      1.いつも危機意識を持って仕事に当たる
      2.他人を巻き込む技術をつける
      3.コンセプトメイキング力をつける
      4.仮想敵を作る
      5.ゴールを見える化する
     ・深く、厳しく、徹底的にやる
     ・成功するまで、やる
     ・仕組み化を意識する
     ・ルールを破ることを恐れない
     ・日常のなんとなく、をふるいにかける

    ◇新情報
     ・問題解決力は机上の空論では身につかない。
      汗水流して、実行し、公式を自分流に進化させることで
      初めて身につくものだ
     ・ルールに縛られない。思考が停止してしまう。

    ◇Action Plan
     フェルミ推定数字編、発想編の例題を解く
     ・問題解決の4Pを使ってみる
     ・空雨傘理論を考えてみる

  • 問題解決のフレームワーク、ツールの紹介、そのユースケースを
    さーっと知るのに役立ちました。
    著者が書かれているように実際には本では何も解決しない。
    以下の参考文献も今後読んでみたい。
    「仮説思考」内田和成 東洋経済
    「地頭力を鍛える」細田功 東洋経済
    「考える技術」大前研一 講談社
    「問題解決プロフェッショナル 構想力と分析力」齋藤嘉則 ダイヤモンド
    「1ウォンの考え、20億ウォンのアイデア」朴鐘夏 すばる舎
    「トヨタ生産方式」大野耐一 ダイヤモンド
    「トヨタ式スピード問題解決」若松義人 PHPビジネス
    「新訳 現代の経営」ドラッカー ダイヤモンド
    「鈴木敏文の本当のようなウソを見抜く」勝見明 プレジデント
    「田中義剛の足し算経営革命」田中義剛 ソニー・マガジンズ
    「イソップ寓話の経済倫理学」竹内靖男 PHP
    「100年楽しめる古典名作パズル」伴田良輔 日本文芸社
    「ビル・ゲイツの面接試験 富士山をどう動かしますか」ウィルアム・パウンドストーン 青土社
    「外資系企業がほしがる脳ミソ」キラン・スリニヴァス ダイヤモンド
    「日本の論点」文藝春秋
    「27人のすごい議論」文藝春秋

  • 市立図書館にあり

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プロフィール

岡山県生れ。米国公認会計士。会計事務所、大手流通マーケティング部門を経て、アーサー・D・リトルで経営コンサルタント。独立後、不動産投資コンサル会社「プレミアム・インベストメント&パートナーズ」設立。

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