てんてんの大丈夫、きっとうまくいく。

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 123
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837923435

感想・レビュー・書評

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  • 「十牛禅図」。
    その図自体は、観たことがあったけど、理解はしていなかった。
    この本は、それを細川さんの幼少期から漫画家で有名になるまでを「十牛禅図」に照らして解説している。

    牛=自分の心。
    こいつは、放浪癖があるし、暴れたりもする。
    こいつを手懐けるのは、結構しんどい技術が必要。

    しかし、細川さん、旦那さんに巡り合って本当によかったね^^

  • ツレさんの解説が気に入りました。目上の方に失礼かも知れまs年が、苦労がにじみでた文章でした。

  • 『ツレうつ』作者の、漫画家になるまでの顛末を十牛図になぞらえて描いたコミックエッセイ。
    十牛図は個人的に興味深いと思っているものなのだけれど、本作ではそれとの関連はあるようなないような、若干のこじつけ感は否めなかった。
    また内容についても所謂「成功者だから言えることだよね」と言えば反論できない内容になっており、彼女自身の牛(=ネガティブシンキング)を飼いならす様子は全く参考にならないということはなかったものの、やっぱり若干のもやもやは残る。この人の漫画、基本的には好きなんだけどね。

  • てんてんさんの幼少期を読んでこういうのって本当に卑屈になる原因だと思いました。でも周りが悪いわけじゃない、その子の能力が「ふつう」に足らないってだけで、こういう風にネガティブ思考になるっていうのに共感。ツレに出会えてよかったなぁと思いました。人との出会いを大切にしたくなりますね。

  • なんかわかるなー
    納得の一冊

  • なんか無理やり十牛図に落とし込んだ自分語り
    一回売れると、こういう内容でも本にできるんだなー
    という印象
    1000円と言う微妙な価格設定なのもそのせい?

    あなたの生き方を前向きに、という話。
    自己啓発本のにおい。

    作者はセツ・モードセミナー出身
    漫画系とアート系の雰囲気の違いがなるほど

    ちなみに本書の解説役を務めるツレとも
    そこで知り合ったみたい
    ツレはも青年マンガのアシスタントをしていたそう

  • 細川さんがまんが家になっていく過程を、十牛図と絡めて振り返る本。十牛図のツレ的解説を読んでると、ツレさんのやさしさが伝わってきます。
    しかし細川さんがこんなにマイナス思考クイーンやったとは。いい言葉は口に出しましょう。

  • ツレがうつになりまして、というのは聞いたことあったのだけれど、本書を読むと、「ツレ」ではなくて作者のほうが病気なのではないかと思うほどマイナス思考だったり投げやりだったりで、かなりひねくれた性格だというのがわかる。

    私も「努力」というのが嫌いで、そのくせ「努力」で成功している人を妬み、憧れているところがあるので、他人事とは思えなかった。

    作者はツレの病気をきっかけに自分の甘えに気づき、少しずつ前向きになろうと努力していく。本書のテーマとなっている「十牛禅図」を私は知らなかったし、自分のものとするにはまだまだ修行(?)が足りないけれど、現状から目をそらさないで受け入れることから、まずは始めないといけないと気づかされました。

  • 禅宗の「十牛禅図」に興味があり読んでみましたが、新たな知恵を得ることはできませんでした。作者の名前は初めてみると思いましたが かの有名な『ツレがうつになりまして。』を書いた人だと判明。
    「十牛禅図」と著者の漫画家デビューまでの道のりをを照らし合わせた本。

  • 著者は,『ツレがうつになりまして。』で有名な細川貂々さん。
    『そのままで-心を楽にする禅の言葉-』を捜すために
    禅関連のコーナーをウロウロしていたところ,
    本書が目に入ってきました。

    禅関連のコーナーにあったのだから,
    おそらく禅に関する本なのだろう。
    タイトルもそれっぽいし。
    ってことで,ついでに本書を借りてみました。
    基本的に漫画なのでサクサク読めます。

    内容は,千年も前からお坊さんたちの
    修行のマニュアルとして使われてきた「十牛禅図」を道しるべとしながら,
    細川貂々さんの半生を振り返った漫画となっています。
    でも,「十牛禅図」とあまりリンクしていない気もする。

    周囲に合わせようとするも馴染めない,自分に居場所がない,
    普通が分からない,普通にできない。
    かつての貂々さんは,マイナス思考全開だったらしい
    ――このあたりには共感できる。

    ツレさんとは,専門学校時代に,すでに出会っていたんですねぇ。
    何だよ,リア充じゃないかっ!!(待て)
    貂々さんの漫画のテイストのせいもあるのかもしれないけど,
    全体的に浅く,軽い。

    貂々さんは,かつての自分に
    「大丈夫,きっとうまくいく」って言ってあげたいみたいです。
    でも,それって,結果論じゃん。
    今がそこそこ満足できているから,
    過去の解釈が変わっただけだと思うんですよね。

    だから,何の根拠もなく,たまたま,
    今がそこそこ上手くいているだけなのに,
    「大丈夫,きっとうまくいく」なんて言われても,
    その渦中にいる人間にとっては気休めにしかならない。
    いや,気休めにもならない。

    と,現在,あまりよろしくない渦中の真っ只中にいる私には,
    貂々さんのありがたいお言葉が心に響いてこないのでした。

    そのありがたいお言葉は,もしかしたら,
    本当にありがたいお言葉なのかもしれない。

    私にそのお言葉が届かないのは,
    私の心が曇っているからなのかもしれない。

    私の心の闇が深いのか,
    ありがたいお言葉が陳腐で力がないのかは分からない。

    私の心の闇が深いと言えば,私の問題になるし,
    言葉に力がないと言えば,貂々さん側の問題になる。

    本書では,心の問題と言っている
    ――いや,まぁ,そのとおりかもしれないですけど。

    ひねくれている私は,この言い回しにレトリックを感じる。
    非を相手側に擦り付けているから。

    ど,毒がどんどん出てきちゃう(待て)。
    この辺でストップしきます。

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著者プロフィール

1969年生まれ。セツ・モードセミナー出身。漫画家・イラストレーター。
1996年、集英社『ぶーけDX』にてデビュー。
パートナーの闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』
『イグアナの嫁』シリーズ(幻冬舎)は映画化、ドラマ化もされた著作。
男親中心の育児を描いた『ツレパパ』シリーズ(朝日新聞出版)、
自身の職業遍歴を描いた『どーすんの私』シリーズ(小学館)なども出版。
また、母娘問題に切り込んだ『それでも母が大好きです』(朝日新聞出版)や、
宝塚歌劇の歴史を描いた『タカラヅカ 夢の時間紀行』(亜紀書房)を上梓している

「2020年 『教えて、釈先生! 子どものための仏教入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

細川貂々の作品

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