本当に考える力がつく多読術

著者 :
  • 三笠書房
3.43
  • (15)
  • (44)
  • (67)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 417
感想 : 71
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837923602

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1.これから多読を本格的に実践していくために、昔の振り返りという意味で読みました。

    2.本をたくさん読むことで自分の知らない世界を知識として知ることができます。成功者の多くは読書家であり、かつ思考力がとても高いです。これは、読書によって鍛えられた能力であり、誰しもがたどり着ける道だということです。
    多読とは何なのか、なぜ必要なのかがこの本には述べられています。とにかく目を早く動かせとか斜めに読めとかそういう速読の技術が書いてあるわけではないので、説得力があり、読書嫌いな方が読むための入門書にはぴったりの本です。

    3.自分が感じていた読書で大切な部分と同じことが書いてあったので安心しました。特に重要視している「本との会話」は思考力を高めることにとても役立つものだと考えています。会話するつもりで読書をすることで、本書で述べられている批判的思考、そして、深掘りする力が身につきます。最初は質問が全然思い浮かばなくても、質問の回数や読書量が増えていけば自然と身につくので、これからも実践していきます。

  • 1000冊読んでから語りますね

  • 1000冊読んだら怖いものがなくなる。人間の本質は変わらないから「古典」を読む。目次を眺め、まず自分がその本から何を学ぶのか、目的をもって読む。201410

  • この本は読書の必要性と多読の方法などを書いています。

    まず、読書の必要性ですが、学校でも読書感想文などことあるごとにあり、なぜするのだと疑問を持つ人にそうなのかと思わせる内容です。

    まず読書は疑似体験できる場であります。
    そして、読書に由って自分の考え方や、常識、物差し、発想など変わるきっかけになります。

    つまり、読書は自分の知らない世界を短時間で知る事が出来、豊かな人生を作る土壌を育む場なのだと私も筆者と強く共感しました。


    多読の方法については、目標を持ち、何を学ぶか明確にし、対話し実際に筆者との臨場感を持つ事をすすめています。その具体的な方法を記載してます。

    また、脳機能の面で効率の良い学習的読書方法なども提案しています。

    以上の事からこの本は、本をなぜ読むのか、そして、どう読む事が正しいのかを考える際のヒントとして読むのが良いと思います。

    蛇足なのですが、ここにかかれている事メリットが事実とするなら、なぜ、教育で採用されないのでしょうか?こういう読み方こそが子ども達の学力のためになると普及してもいいはずなのに。

    そもそも、なぜ、論文の書き方、資料の読み方という研究者又は、社会人となる上で必要な能力を育む事を教育機関では行わないのでしょう。

    追伸 今の時代は情報に溢れているからこそ何を読むべきをしっかり選ぶ事も大切。また、記憶するより、情報を整理する方が大事になっている。私の場合はエバーノートにハマっているので、この本のアイデアをエバーノートに取り入れてみようと思い読んでいました。

    例えば、記録に残りにくいからこそ、ノートにまとめる。重要な箇所は、写真をとる。または、書き移す。暗記したいもの、復習したい物は、4時間、1日後、3日後、一週間とフォルダーを作り、移していく。など、エバーノートを軸に読書を楽しんでいます。
    エバーノートが良いところはどこでも、見れて編集をする事が可能な事です。次世代のノートですね。

  • 本好きの人の書く本はやっぱり面白い。以前速読の本を読んで、速読を断念した私だが、この本は決して速読を勧めるものではない。本をより深く、要点を捉えて読むということを信条にしている。私は今まで読んだ本の内容をそれほど詳細には覚えていない。そのせいで自分は読書といえる行為をしてきていないのではないか、と不安に駆られることがあった。ちょっとした練習と努力は必要であるが、この本のとおりにすれば、もっと多くの本を効率的に読めるのではないだろうか。ただし、小説を除く本を多く読む方法なのでご安心を。

  • パターン別問題点(精読型、書込み型、偏食型)は興味深い。自分は後者の2つは該当する。書込み型は受験勉強型読書のようだが、読書は暗記ではなく、再読時の邪魔になると。が、自分は別に暗記しようとは思ってないし、難解な本の場合、字面を追うだけで理解可能なのか?という疑問はある。メモを取るのも面倒だ。毎年同じ本を買ってその都度線引きし、昨年比較するというのは面白いが、これもちょっとやってられないし。あとは偏食型の克服だが、自分の興味ない本を態々読む事はないだろうから、誰かに勧められるとか、読書会・勉強会の課題本にでもならない限り難しい。時間に限りもあるし、偏りは仕方ないのかなと。

  • 読書の方法について勉強になるものがありました。目的をもって読む、自分のレベルにあった本を選ぶ。そして、得た知識を実行することの大切さ。既存知識を増やし、自分が成長出来るよう読書していきたいと感じた本です。

  • ## 読書は手段。効率的に知識を得るための読書術 ##

    元フォトリーディング講師の園さんの書かれた本。
    当時、同じ著者の本を3冊読むと根底の考えが分かるというのを読んで実践するために購入した本の3冊目。

    読書をすることのメリットと、速習法の考え方が書かれているのは同じくですが、本書は「多読術」とタイトルにある通り、多くの本を読む(つまり、一つの本にこだわらない)という、一段俯瞰した視点で書かれています。
    (「速習法」やその中の用語ではなく一般的な「パラパラ読み」などの用語を使っているのが印象的でした)

    ##### 自分の目的にあった本を読む
    - 興味のないことは読んでもすぐ忘れてしまう
    - 自分の興味のあるもの、または読む動機が明確なものを読む
    - ベストセラーだからといって自分の役に立つとは限らない

    ##### 自分のレベルにあった本を読む
    - 本には入門書・一般書・専門書といった難しさのレベルがある
    - 難しすぎる本では挫折してしまうため、まずは入門書から読んで自分の読書レベルを知る
    - 難しすぎると感じたら一旦読むのをやめ、やさしい本で知識を得る

    ##### 本の内容を予測して読む
    - 全体をつかんでからのほうが細部が理解できる
    - 目次やパラパラ読みで全体像や構成を把握する
    - 「予想する→読む→理解する→振り返る」をくり返す
    - 【予想する】目次やパラパラ読みから書かれている内容を予想する
    - 読む目的や得たい情報をここで更新する
    - 【読む】目的や、得たい情報について書かれている部分を集中的に読む
    - 最初の文字からすべてを通読する必要はない
    - 時間や理解度に応じて読み方を変えて良い
    - 【理解する】内容と知識の関連付け、全体の構成のどこにあるか整理する
    - 【振り返る】メモを読み直す、要約するなど読んだ内容を復習する

    ##### (同時に)何冊も読む
    - 同じ分野の本を読む
    - 著者によって意見が違うため、異なる著者の本を読むことでバランスを取る
    - 同じ著者の本を読む
    - 気に入った著者がいたら、出版された時系列でその著者の本をよむことで、考えの変遷が分かる
    - 参考文献を読む
    - 考えの背景にあるより濃い情報や紹介されていない情報を知ることができる

    ##### その他
    - 本に線をひかない
    - 読み直したときに線が気になって集中できない
    - (線を引くため)読み直しのたびに再購入する人もいる
    - 目次を読むだけでもいい
    - 毎日読むという習慣をつけることが大事
    - 読書会に参加する
    - 読書仲間ができたり、本の内容を話すことで理解を深められる

  • 感想
    本を一冊でも読めば多読に走らざるを得ない。中立でいるためには幅広く多様な本を読むしかない。そもそも読まなければ知識は身につかない。面倒だ。

  • ふむ

全71件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

京都府生まれ。「速習セミナー」主宰。
学習障害であるディスレクシア(読字障害)を記憶のメカニズムにあった読書法で克服。
32歳から多読をはじめ、約13ヵ月で日本語、英語の書籍を含め、ビジネス経済関連図書58冊、脳、神経の関連専門図書43冊、心理学関連図書48冊、学習障害(読字障害)関連図書82冊、スポーツメンタルトレーニング関連図書27冊を読破。
「高卒・読書経験ゼロ」の状態から、34年間の学業の遅れを一気に取り戻す。
現在の蔵書は5000冊を超える。その経験を活かし、速読教室のインストラクターを2002年から2008年まで務め、235回の講座で7336人を送り出してカリスマ講師となる。セミナーは高額にもかかわらず、常にキャンセル待ち状態。受講生には、著名人や著者が多数いる。
現在は、自分の経験した読書経験をもとに、脳科学を根拠とした記憶のメカニズムにあった勉強法を伝えるために速習セミナーを開催中。
著書に『本がどんどん読める本』『すぐに頭がよくなる!「超速」勉強法』(ともに講談社)などがある。

「2014年 『4日で脳が変わる習慣 とつぜん記憶力がアップする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

園善博の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×