- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837923602
感想・レビュー・書評
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1.これから多読を本格的に実践していくために、昔の振り返りという意味で読みました。
2.本をたくさん読むことで自分の知らない世界を知識として知ることができます。成功者の多くは読書家であり、かつ思考力がとても高いです。これは、読書によって鍛えられた能力であり、誰しもがたどり着ける道だということです。
多読とは何なのか、なぜ必要なのかがこの本には述べられています。とにかく目を早く動かせとか斜めに読めとかそういう速読の技術が書いてあるわけではないので、説得力があり、読書嫌いな方が読むための入門書にはぴったりの本です。
3.自分が感じていた読書で大切な部分と同じことが書いてあったので安心しました。特に重要視している「本との会話」は思考力を高めることにとても役立つものだと考えています。会話するつもりで読書をすることで、本書で述べられている批判的思考、そして、深掘りする力が身につきます。最初は質問が全然思い浮かばなくても、質問の回数や読書量が増えていけば自然と身につくので、これからも実践していきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1000冊読んでから語りますね
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パターン別問題点(精読型、書込み型、偏食型)は興味深い。自分は後者の2つは該当する。書込み型は受験勉強型読書のようだが、読書は暗記ではなく、再読時の邪魔になると。が、自分は別に暗記しようとは思ってないし、難解な本の場合、字面を追うだけで理解可能なのか?という疑問はある。メモを取るのも面倒だ。毎年同じ本を買ってその都度線引きし、昨年比較するというのは面白いが、これもちょっとやってられないし。あとは偏食型の克服だが、自分の興味ない本を態々読む事はないだろうから、誰かに勧められるとか、読書会・勉強会の課題本にでもならない限り難しい。時間に限りもあるし、偏りは仕方ないのかなと。
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読書の方法について勉強になるものがありました。目的をもって読む、自分のレベルにあった本を選ぶ。そして、得た知識を実行することの大切さ。既存知識を増やし、自分が成長出来るよう読書していきたいと感じた本です。
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## 読書は手段。効率的に知識を得るための読書術 ##
元フォトリーディング講師の園さんの書かれた本。
当時、同じ著者の本を3冊読むと根底の考えが分かるというのを読んで実践するために購入した本の3冊目。
読書をすることのメリットと、速習法の考え方が書かれているのは同じくですが、本書は「多読術」とタイトルにある通り、多くの本を読む(つまり、一つの本にこだわらない)という、一段俯瞰した視点で書かれています。
(「速習法」やその中の用語ではなく一般的な「パラパラ読み」などの用語を使っているのが印象的でした)
##### 自分の目的にあった本を読む
- 興味のないことは読んでもすぐ忘れてしまう
- 自分の興味のあるもの、または読む動機が明確なものを読む
- ベストセラーだからといって自分の役に立つとは限らない
##### 自分のレベルにあった本を読む
- 本には入門書・一般書・専門書といった難しさのレベルがある
- 難しすぎる本では挫折してしまうため、まずは入門書から読んで自分の読書レベルを知る
- 難しすぎると感じたら一旦読むのをやめ、やさしい本で知識を得る
##### 本の内容を予測して読む
- 全体をつかんでからのほうが細部が理解できる
- 目次やパラパラ読みで全体像や構成を把握する
- 「予想する→読む→理解する→振り返る」をくり返す
- 【予想する】目次やパラパラ読みから書かれている内容を予想する
- 読む目的や得たい情報をここで更新する
- 【読む】目的や、得たい情報について書かれている部分を集中的に読む
- 最初の文字からすべてを通読する必要はない
- 時間や理解度に応じて読み方を変えて良い
- 【理解する】内容と知識の関連付け、全体の構成のどこにあるか整理する
- 【振り返る】メモを読み直す、要約するなど読んだ内容を復習する
##### (同時に)何冊も読む
- 同じ分野の本を読む
- 著者によって意見が違うため、異なる著者の本を読むことでバランスを取る
- 同じ著者の本を読む
- 気に入った著者がいたら、出版された時系列でその著者の本をよむことで、考えの変遷が分かる
- 参考文献を読む
- 考えの背景にあるより濃い情報や紹介されていない情報を知ることができる
##### その他
- 本に線をひかない
- 読み直したときに線が気になって集中できない
- (線を引くため)読み直しのたびに再購入する人もいる
- 目次を読むだけでもいい
- 毎日読むという習慣をつけることが大事
- 読書会に参加する
- 読書仲間ができたり、本の内容を話すことで理解を深められる -
感想
本を一冊でも読めば多読に走らざるを得ない。中立でいるためには幅広く多様な本を読むしかない。そもそも読まなければ知識は身につかない。面倒だ。