このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ

著者 :
  • 三笠書房
3.45
  • (30)
  • (109)
  • (98)
  • (24)
  • (11)
本棚登録 : 870
感想 : 122
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837924685

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者の本を読むのはこれで5冊目、読み終えてまだ5冊しか読んでいないことに少しビックリしています^^;

    最初に読んだのは確か「amazon」で衝撃を受けたのを覚えています。

    多分そこから苦手なテクノロジーやEC、IT、AI等にも興味を持ち、いくつかの本を読むようになりました。

    直近で読んだ著者の作品は「2040年の未来予測」で説得力(根拠)のあるワクワクの未来世界と日本が直面する課題をわかりやすく記してくれました。

    本作は少し古い(2012年)著書になりますが、「仕事」と「人生」を楽しむ(自分の人生を生きる)為の著者の考えがまとめられています。

    いつもながら、わかりやすい。

    読んでいる時はさほど難しい事のように感じず、「これなら自分でも...」って思うのですが、そこから先が...ね^^;

    ○どんどん〝妥協〟せよ、あっさり〝朝令暮改〟せよ
    ○人に好かれるための努力なんてしない
    ○スケジュールを〝埋める〟ことに満足する二流
    ○セミナーに通うくらいなら、とことん本に投資する
    ○職場では「勝ち目のないケンカ」をしない
    ○無理して〝社交的〟になる必要などない
    ○バカは本当にうつるーーー付き合う人間は厳選せよ

    なかなか真似出来ませんが、個人的にすごく救われた気がします。



    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    日本マイクロソフト元社長が説く「人生を消耗しない生き方」。
    著者について
    成毛眞(なるけ・まこと)
    1955年、北海道生まれ。中央大学卒業後、株式会社アスキーなどを経て、86年、日本マイクロソフト株式会社に入社。91年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在、同社取締役ファウンダーのほか、早稲田大学客員教授なども務める。ビジネス界きっての読者家としても知られ、その独自の読書論をまとめた『本は10冊同時に読め! 』(三笠書房《知的生きかた文庫》)はベストセラーとなった。その他の著作に、『勉強上手』『日本人の9割に英語はいらない』『大人げない大人になれ! 』など、多数がある。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    成毛/眞
    1955年、北海道生まれ。中央大学卒業後、株式会社アスキーなどを経て、86年、日本マイクロソフト株式会社に入社。91年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在、同社取締役ファウンダーのほか、早稲田大学客員教授なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • ツボッた。
    日本人の九割は英語いらない、のひと。

  • 読んでいて内用に共感出来る。久々にこんな面白い本に出会った。途中、上から目線で見る部分だけ疑問が有ったが、全体として成毛氏の意見に同感だ。簡単に読めるのでおすすめ出来る一冊である。

  • 「偽善者」ではなく「偽悪者」になれ、という表紙の通り、著者のメッセージは他の本の主張とは趣を異にする。例えば「自分の今やりたいこと、やろうとしていることに全力で向き合えば良い。やりたくないことは他人に任せなさい」とか、「もっと自分の欲に忠実になれ」という言葉により、もう無駄だと思ったことはしなくて良い、という勇気をもらえる。限られた時間を有意義に使うことで、自分の人生が良くなるという考え方が、疲弊した現代人の胸にすっと落ちる。

  • 自分が「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で思う存分本領を発揮する。とにかく誰にも負けないものを作るために、得意なことに努力しなければと感じた1冊です。本のまとめ、ブログは以下に載せています。

    http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=74&catid=2

  • 安心の成毛節です。が、目新しい観点はないので、著者の作品を読んだことのある人はとりたてて読まずともよいでしょう。
    まえがきにある
    「人に好かれるための努力なんて無駄だ。はっきりいうが、好かれる人は何もしなくても好かれるし、嫌われる人は何をやっても嫌われる」
    という言葉が、成毛さんの考え方をとても表していますね。

  • このムダな努力をやめなさい
    成毛さんは、いいんだよね。もう、好きなんだからしょうがない。
    成毛さんの著作はほとんど読んでいる。そして、どれも大概テーマは同じである。そして、本書は休憩に書いたんじゃないかというくらい新しい内容が無い。
    それを踏まえた上で、星5つ。
    成毛さんの本は、精神に刺激を与えてくれる。知識ではないのだ。読書体験として非常に優れている。
    (成毛さんがソファーでワイン片手にふんぞり返って話しているのを勝手にイメージしてます)
    ネットでは、成毛さん批判をよく見かける。大別すると2種類。
    一つは、感情的に嫌いというもの。これはよくわかる。僕は、紙一重の所で大好きなだけだ。
    もう一つは、氏の矛盾点を指摘するもの。これをネットで見かけると、なるほどと、納得することもある。
    しかし、これを書いているのは成毛さん。学者ではない。矛盾なんて、あるのが当たり前。本著の中でも朝令暮改のススメの項目があるぐらいだ。矛盾してるね、ふふふ。ぐらいの半笑いでちょうど良いのではないか。

    成毛さんの魅力とは何か。それは、自分の凝り固まった考えをほぐしてくれること。もう、腕利きのマッサージ師だね。
    曰わく、努力が報われるなんて嘘、今の老外の世代が寿命になったらマシになるのではないか・・・。

    この成毛節にハマったら抜けられない。一度は、体験をオススメ。

  • 書店で平積みになっていて、成毛さんの著書だけに…ということでついで買いし、読了。
    いつもの成毛節で痛快、しかし、自分自身、成毛さんが指摘するところの「ムダなイタい努力」をしているなあ…と、身につまされもする。
    それでも、読み終わると肩の力が抜けている一冊。

  • よくあるハック的な仕事術の本ではなく、どちらかといえば勝間和代氏の著作などにある「仕事ができる人」がさらに効率的に仕事をするための方法論的な内容

    具体的には『どうせ努力をしてもすべてが報われるわけではないのだから、自分が「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で思う存分本領を発揮するのが、成功への最短距離であり、無駄な努力をしているヒマはない。』といった内容かな

    これを、オブラートに包まずズバズバ言っているあたりはさすがという感じで、すごく面白かった。
    「はじめに」の部分からズバズバと言ってます

    ・「努力」という言葉を聞いたとき、成功、勝者、美徳といった、美しい言葉をすぐに連想した人は、これからの時代を生き残っていけないと、まずは断言しておきたい。(P1)
    ・たとえば、仕事で対して使いもしないのに英語の勉強をするのは無駄だ。今役に立っていないスキルが将来役に立つ可能性は低い。どうせやるならもっと仕事に直結する勉強をした方がいい。(P2)
    ・ビジネスにおいては、人に「好かれる」必要はない。それよりも「信頼される」ことが重要だ。部下を上手に動かすための方法、などといったセミナーに通ったりするのは愚の骨頂である。結果さえ出せば部下は勝手についてくるものだ。(P2)

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    1章 “努力家”が知っておくべき10のこと(世の中は「ムダな努力」であふれている/「根性」が、成功を遠ざける ほか)/2章 「ムダな努力」と縁を切る、12のルール(ものごとに執着しない/あっさり妥協する ほか)/3章 仕事は、「ラク」をしないと成果は出せない(仕事は“つじつま”が合えばそれでいい/自分で自分の仕事を増やすな ほか)/4章 ここで分かれる「面白い人生」「つまらない人生」(「余裕」がない人間は一流になれない/「反省」はしても、「後悔」はしない ほか)

全122件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

成毛眞の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×