本は10冊同時に読め!

著者 :
  • 三笠書房
3.50
  • (39)
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  • (29)
  • (6)
本棚登録 : 809
感想 : 115
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837924968

作品紹介・あらすじ

これまでの常識をくつがえす画期的な読書術!

○まったく違うジャンルの本を「同時並行」で読め
○本は最後まで読む必要はない
○仕事とは関係のない本を読め
○読書に目的を持つな
○「かっこいい本棚」をつくろう
○本嫌いの人とつき合う必要はない
○本は捨てない・借りない・貸さない
○「成功本」は今すぐ捨てよ

本を10冊同時に読めば、
集中力が増す、発想が豊かになる、情報収集力が身につく。
そして、人生が10倍面白くなる!

感想・レビュー・書評

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  •  「本を読まない人はサルである!」との、なかなかに過激な副題が添えられた一冊。このフレーズに反感を覚えた方は、ここでやめておいた方がいいかも、しれません。。

     個人的には非常に楽しく読ませていただきました、内容もわかりやすく読みやすく、さらっといけます。言葉遣いはなかなかにべらんめぇ口調ですが、、「欧米のリーダー層は自国の歴史や文化についてきちんと勉強している」とは、非常にスルッと入ってきました。

     あちこちで聞く話でもありますが、日本マイクロソフトの社長として、本国と丁々発止にやられていたからこその言葉なのでしょう、あらためて実感と共に迫ってきました。そういった意味では、単に英語を話せるだけでは意味が無く、会話をするための「教養」も同時に身につけないといけないのかな、と。

     確かに「日本のことを聞かれて「わかりません」と連発しているようでは、次第に相手にされなくなる」のは真理ですよね、教養の涵養、大事だなぁ、、と思います。となると「自分の頭で考えるには、そのための材料として知識や情報が必要になる」とも至極納得のいく話で。

     また、「あらゆるジャンルの本をバランスよく大量に読むべきだ」ともフムフムと、これは、視野を広げるためには、様々な価値観が存在することが必要なのと同じと考えれば、これまた確かにと。視野狭窄に陥って「新聞は正義の味方などと思っているようでは甘すぎる」なんて事になったら目も当てられませんしね、、

     そして「本を介して生涯つき合えるような友人と出会えることを知った」とあります。私自身、ここ一年で「本を媒介にした友人」が劇的に増えています。何も本に限った話ではなく、共通の価値観から発する友人関係というのは、長く続くのかな、、とも。

     この、10冊同時に読むというフレーズにはとても共感できます。かといって、これがいわゆる成功につながるかどうかはよく分からないし、そもそもそれを目的として本を読むつもりもあまりないかな、と。でも人生が豊かになることは疑いのないことだと感じました。

     ん、かっこいい本棚!をつくりたくなりました、なんて。

  • 以前、成毛氏とツイッター上で本のことでやり取りをする機会があったので取り上げてみました。 特に氏が運転免許の更新に行くときに感じることは、僕も同じです。

    これははじめて読んで以来、自分の方向性が間違っていなかったんだと確認できて、非常に感動して何回も読み返しているのですが、本人のブログを読んでいると、少し前に続編を出すようなことを書いていたけれども、ま、それはおいといて、
    『本を読まない人間はサルだ』
    に始まる少し極端な表現が時々
    「これどうなのかなぁ」
    と思わせますが、成毛氏のおっしゃるとおり、
    「一流の人間」
    と呼べるのは学歴とか職歴云々といったことではなくて、その人間の今まで読んできた読書の量と質にあるのではないかと思う。

    別に僕は外見で人を差別するつもりはないけれど、本を読んでいない人間と付き合うのは仕事の場合を除いて、できることなら距離をおきたい。正直言って、話していても苦痛この上なかったからである。以前、僕が知り合ったある中小企業の社長は
    『俺は本なんか読まないんだよ』
    と酒臭い息を吐いて僕にこういってきたが、この記事を書いていてそんなことを思い出した。その会社が今どうなっているかは、知らない。

    自分の歩んできた道が正しかったと思ったのは、この本を読んだからである。その点で僕は、すごくこの本と作者に感謝している。

    • りまのさん
      私の父は、本などまったく読みませんが、(新聞は、新聞ノートを、作っている。)70歳をすぎてから、陶芸や、山行きの友を、大勢作り、寝たきりの母...
      私の父は、本などまったく読みませんが、(新聞は、新聞ノートを、作っている。)70歳をすぎてから、陶芸や、山行きの友を、大勢作り、寝たきりの母の介護をし、人間力は、活字中毒の私の、100倍程あります。谷川俊太郎も、あまり本を読まないそうです。いろんな人が、いますよ。  りまの
      2021/02/05
  • なんか読んだことあるな〜と思ったら…別表紙のが既読。
    前回は著者に対して嫌な印象を持ったが、今回は本への愛情が感じられて楽しく読めた。
    ●『「超並列」読書術とは、異なるジャンルの本を並行して読むことでベクトルの全く異なる情報を組み合わせていく読書法。→それぞれの本に分けて感想をまとめてしまったら意味がない』そういう考え方もあるのね〜。
    ●『人の本棚を見ると、自分が「何を知らないのか」がわかる。』確かに、ここで沢山の本棚を見ていると感じるものがある!

  • 読書に目的を持つな。本は最後まで読む必要はない。読書メモはとらない。仕事とは関係のない本を読め。―これまでの常識をくつがえす画期的読書術!
    まったく違うジャンルの本を10冊同時に読むことで、集中力が増す、発想が豊かになる、情報収集力が身につく、人生が豊かになる。

  • 本を読まなければサルになれるそうです

  • この人が進めるノンフィクションは、本当に面白い。同時並列の多読も有意義な方法だ。人間生きているうちに、読める本の数には限りがある。多読するうちに、選書眼も養えるだろう。

  • 「超並列」読書術は10冊とまではいかなくても、以前から無意識に行なっていたことだった。なので目新しい情報は少なかったけど、読書の有意義さについては深く肯けた。言い切りの良さが気持ちいい。

  • 幼いころ、初めて父に買ってもらった本が「龍の子太郎」だった。それ以来、夢中で本を読み、しばらくあまり読まない時期もあったけれど、やはりまた本好きに戻っていった。必ず一冊は手元に本がないと寂しい。そんな私の姿を見て、長男は本好きに、次男は読まなくて心配したけれど、結局は大学に入ったころから無類の本好きになった。私の背中を見ていてくれたのだとうれしい気持ちだった。残りの人生でどのくらい読めるかわからないけれど、できるだけ読みたい。知識を得るとともに寂しいとき苦しいとき助けてくれる友人のような存在だ。

  • わりと好きだけど。言い過ぎだとか誤解をおそれない言い方をしていると思うし、敵も多いだろうけど、たぶんわりと好き。
    ただ、本はいっぱい読んだらいいと思ってて、自分も読んでよかったと思ってて、人にも読みなよって言いたいだけなのに、「本を読まない人はサルである!」って表現になって敵を作るタイプ。敵が多くても平気だもんね。
    10冊は並行しないけど、当然本は並行して読みます。ほとんど小説しか読まないけど、紹介してるような本は読みたい。

  • 本を並行して読め、もう読んでいます。人の読まない本読め、読んでいません。人が進める本を読む。これからも!

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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