心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
3.49
  • (82)
  • (148)
  • (202)
  • (45)
  • (13)
本棚登録 : 1903
レビュー : 190
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925088

作品紹介・あらすじ

禅僧にして、大学教授、
庭園デザイナーとしても活躍する著者が
やさしく語りかける「人生のコツ」。

◎悩むより動く――そのほうが物事は絶対うまくいく
◎人と比べない――“妄想”の9割はこれで消える
◎前向きに受け取る――幸せかどうかは、あなたが決める
◎「お先にどうぞ」――求めない、あせらない、こだわらない
◎「朝」を大切にする――心に余裕をつくる最善の方法
◎余計なことを調べない――情報の“暴飲暴食”はやめる
◎「競争」から離れてみる――禅的「不安の遠ざけ方」

余計な不安や悩みを抱えないように、
他人の価値観に振り回されないように、
無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。

――そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 曹洞宗徳雄山健功寺の住職であり、庭園デザイナー、大学教授も務める著者が、現代に生きる人々の悩みを禅の考え方をベースにアドバイスしている一冊。

    「はじめに」にもあるように、
    余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落として、限りなくシンプルに生きる

    ということが一貫して述べられています。

    具体的には、
    ・持ち物を減らす
    ・潔い人になる
    ・余計なことを調べない
    ・夜は静かに過ごす
    などがとてもやさしい言葉で語りかけられています。

    特にいいなと思うのが、「~だ、~である」といった言い切りの形ではなく「私は~だと思うのですがいかがでしょうか?」といった問いかけの形で著者の考え方が述べられているため、反発心なく読むことができる点です。

    特に印象に残った言葉に「調身、調息、調心」があります。意味はまず、姿勢を整える、次に呼吸を整える、最後に心が整うという、心を落ち着けるための順番だそうです。非常に素晴らしい考え方で共感すると同時に、実践していきます。

    自分もそうですが、近年ミニマリズムが流行しています。しかしこの考え方はポッと出てきたものではなく長らく禅の世界では共通認識として認められていたものだと学びました。禅から学ぶことはまだまだ多そうです。

  • うーん
    心配事の9割は起こらない
    タイトルが気に入った
    人間は考えすぎる
    そんなに考えなくてもなるようになるよっていってるような気がした

  • 「楽しく生きる生き方、再確認。」って感じかな?
    そもそも仏教を『宗教』ではなく、
    『哲学』として捉えている僕にはそんな感じでした♪

  • ホッとして肩の力が抜けるタイトルです。
    著者は庭園デザイナーの禅僧。
    禅の教えをベースにした人生のコツが語られます。

    仏教は、今を大切にすることを説きますが、禅宗には『一息(いっそく)に生きる』という言葉があり、瞬間瞬間を丁寧に生きることを勧めています。

    ところが人間は、過去を振り返り、未来を心配してしまうもの。その解決法として、心から楽しめるものにうちこみ、その時を充実して生きることが奨励されます。
    今に注意を注ぐことで、心から迷いや不安が消えて、前向きになるのだそう。

    他人の価値観に振り回されると、余計な不安や悩みを抱えてしまうため、人と比べないことで、妄想や心配の9割は消えるとのこと。

    今は何事も検索しやすくなっていますが、余計なことを調べすぎると心労も増すことが多いため、情報の暴飲暴食はやめて競争から離れ、限りなくシンプルに生きることがよしとされます。

    禅の作法に取り入れられる「調身、調息、調心」
    つまり姿勢を整え、呼吸を整え、心を整えると、落ち着きを得られて心穏やかになります。

    「勝って驕らず、負けて腐らず」。
    日常に取り入れられる禅の精神を忘れずにいきたいものです。

  • 2017/3/5宝塚西図書館から借りた。
    2017/4/2返却。

  • 【メモ】
    ◾︎莫妄想…比較なんかしないで、絶対の自分を信じて生きよ。

    ◾︎過去、現在、未来…生きているのは現在だけ。

    ◾︎心を整える場所をつくる

    ◾︎持ち物を減らす

    ◾︎どうにもならないことは、さっさと受け入れる。

    ◾︎人間関係の悩みは色眼鏡をはずすことで解決。人の良い面が見えてくる。

    ◾︎いい加減とは、自分の力量。それを知った上で、限界値を見据え、挑戦することが大切。

    ◾︎あたりまえの環境に感謝する。あたりまえのことをもっと大事にする。

    ◾︎「七走一座」、「一日一止」…一日一回立ち止まって考えてみる。

    ◾︎自分の「ものさし」で生きる。
    他人の常識は感じながら、実践・経験によりものさしを作る。

    ◾︎余計なことは調べない。
    まずは、心の置きどころを定める。

    ◾︎置かれた場所で頑張る

    ◾︎感情に逆らわない

    ◾︎夜は静かに過ごす

    ■勝ち負けより、どれだけやったかという納得感。

    ■生まれ持った才能より、「毎日コツコツ努力することができる才能」

    ■おかげさまの精神で「いい言葉」を使う。

    ■境遇があなたの人生を左右するのではない。あなたの生き方が境遇を決める。

    ◾︎今日やるべきことは今日やる。
    「一大事と申すは、今日只今の心なり」

    ■世の中に失敗はない。あきらめたときが失敗である。
    失敗しても命まで取られるわけではない。

    ◾︎人はヒト、自分はジブン
    上司や部下に対する不平不満の根っこに自分の人生観を押しつけていないか?

    ◾︎上に立つ者、孤独はいいけど孤立はダメ

    ◾︎勝って驕らず、負けて腐らず…呼吸をして平常心を保つ。

    ◾︎禅の根本は実践にあり。

    ◾︎正論を振りかざさない。
    相手も立てる

    ◾︎1日10分、自然に触れる。
    頭ばかり使ってないで、感性や感覚を磨きましょう。

    ◾︎過ちは、すぐに、直接謝る。

    ◾︎人間関係を損得勘定で判断してはならない。

    ◾︎年を重ねるほどユーモアを繰り出せ。

    ◾︎恋愛について
    ちなみにこんな言葉が…
    「恋愛は美しき誤解であり、結婚は残酷な理解だ」(笑)

    ◾︎夫婦について
    何より感謝し、話しよう。

    ◾︎親子関係について
    過干渉しない。

  • ごちゃごちゃ考えてしまうのは頭の中も、身の周りもごたついているから、まず不必要なものを片づけてしまえばおのずと必要なものが見つかるものだと言うことですね。
    この精神はとっても好き。

  • タイトルの面白さに惹かれて読んでみたが中身は案外シンプルです。

    でも人生を楽に生きるコツがわかりやすく書いてあって読みやすい本でした。

  • とにかく心配性な自分。新しい部署に異動してからこれまで経験したこともないような仕事に四苦八苦してます。
    業務内容に慣れていないこともあり、まず起こらないようなことを「もし起こったら・・・」と考えてストレスで調子を崩しました。
    「心配事の9割は起こらない」はそのタイトルから前々から気になっていたのですが、Amazonの「当たり前のことしか書いてない」と書かれていたためレビューを見て「『さおだけ屋~』と同じタイトルで買わせる本か」とスルーしていたのですが、ストレスに耐えられず手に取ってみました。

    同じ筆者が書いた本「不安の9割は消せる」と併せて読みました。タイトルがほぼ同じことから分かるように、内容もかなりかぶっています。前者が日めくりカレンダーのように、1つの表題に対して簡単な説明を(禅の教えの言葉を引用しながら)していくのに対して、後者は人間の欲を7つに分けたうえで、1つ1つの欲に対しての禅の教えを土台とした筆者の考えを書いています。つまり、内容は同じでも用途は異なります。前者は目次を印刷してトイレに貼っておくと良いかもしれません。後者の構成のほうが心には訴えてかけてきましたが、物欲のない自分にとっては、心の悩み中心の前者のほうが現在の自分の悩みにはマッチしてました。

    確かに「当たり前」のことばかり書いていて「そんなことはわかっているんだよ!」という気持ちもあるのですが、それでも「小石のような心配事を、雪の上でごろごろ転がして大きな雪玉にするより、”起こってから考えよう”、と思えば残っているのは解けた雪の水だけ」など、素直に心に響く言葉がたくさん記されていて気持ちが楽になりました。自分のように悩み事でつらい気持ちになっている人、読んだら悩みが消えてなくなる、二度と悩まなくなる、という本ではありませんが、自分のように心は少し楽になるかも。それだけでも読む価値はあります。

    しかし、この本の内容どおりに人が生きると、日本経済も、出生率も、政府の思い通りにはいかないでしょうね。本の中で書かれている『”普通”の型』は社会の維持に使用されているのではないか、と思いました。

  • 考え方を変えて、それを実践することで、タイトルにあるように、心配事の9割を、無駄に案じて汲々とした日々を過ごさないですむようにしたらいかがですか、というように、柔らかな文体と文章で仏教的・東洋的生き方を提唱しています。ひとつの項が数ページですし、引用される仏教用語などもわかりやすいかたちの現代語に噛み砕いてくれていますし、論理も明快で、すらすら読めながらも沁みてくる感じの読書でした。そして、ひとつひとつの項で示される考え方を、自分や周囲の人に照らしてみて、ああだこうだと考えてみるのが面白かったです。

全190件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

建功寺住職、庭園デザイナー

「2020年 『限りなくシンプルに、豊かに暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

枡野俊明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
佐々木 圭一
ジャレド・ダイア...
佐藤 優
ヴィクトール・E...
ジェームズ アレ...
ロンダ・バーン
稲盛和夫
タル・ベン・シャ...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印

心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×