禅的老い方: 限りなくシンプルに、豊かに暮らすヒント (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
3.25
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本棚登録 : 32
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925750

作品紹介・あらすじ

厳しい坐禅なんて、必要ない。
ただ心静かに、楽しく愉快な自分の生活を発見してゆく。
それが、禅的に老いるための要点だ。
――ベストセラー『道元「禅」の言葉』の著者が説く「成熟した人生をつくる習慣」

◎さっさと減らそう、捨てよう、忘れよう
◎なんの変哲もない毎日に喜びを見出す
◎「呼吸」を整えると、心も体も生活も整う
◎「むつかしく生きてはいけないよ」という良寛の教え
◎「ありがとう」の一言が、心の雲をサッと消す
◎自分の肉体に、しみじみと感謝する

過去を思わず、未来を憂えず、今日一日を充実させるための「禅的」老い方論

感想・レビュー・書評

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  • 良寛と貞心、一休と森女の例を挙げて
    禅的老い方を説く。

    呼吸
    についての
    記載が印象的だった。

  • 老い方とあるが、老いてから読む本というわけではない。
    人は生まれた瞬間から老い続けているのだから、どの時代に読んでもいい本だ。

    「あってもいい」し「なくてもいい」。「どっちでもいい」のだ。事実は変わらないし、その捉え方はどっちでもいい。様々な経験をし、知識を得ているとしても、そういう生き方をしたいものだと説く。

    生きているというのは、呼吸をしていること。
    それ以上でもなしい、それ以下でもない。それが「ふつうに生きるということ」。要は、呼吸をしていることに感謝し、命の尊さをしみじみ体得すること

    禅的生き方のキーワード
    無常・◯(=円相)・両足尊

  • 禅の世界は素敵だなとまた感じました。

    著者の優しい解釈と、ときにぷっと吹き出しそうな老人へのきびしいお言葉、楽しく読みました。

    「ものごとは変わってもいいし、変わらなくてもいい
    両方いいと思えば苦しまずにすむ」

    そんな言葉がとても響きます

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著者プロフィール

境野勝悟(さかいの・かつのり)
1932年、横浜生まれ。円覚寺龍隠庵会首。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶禅一味の茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育と比較研究を重ねる。
1973年、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。1975年、駒澤大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催し、経営者、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広く人気がある。
著書に、 『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』 『超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない』『超訳 法華経 あなたはもっと「簡単に」生きられる』 『道元「禅」の言葉』『芭蕉のことば100選』 『良寛 軽やかな生き方』 『一休「禅」の言葉』『老子・荘子の言葉100選』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。

「2021年 『超訳 こころに響く親鸞の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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