図解「血管を鍛える」と超健康になる!―血液の流れがよくなり細胞まで元気 (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837927297

作品紹介・あらすじ

◎知らなければ一生損する!「新・医学常識」満載!

それは、ある日、突然!?
脳梗塞、心筋梗塞、くも膜下出血……血管事故は、20代、30代でも、誰にでも起こる可能性があります!
でも、安心してください。
血管には素晴らしい回復能力が備わっていて、いったん「硬く、狭く、もろく」なってしまっても、「しなやかで、詰まりにくく、切れにくい」血管によみがえらせることができるのです! 難しいことはなにひとつありません。
「正座をするだけ」といった簡単な運動や、ほんの少し生活習慣を変えるだけ。
それだけで、血管の老化が引き起こす病気・症状を防ぎ「100歳まで元気」を実現できるのです!

文庫ベストセラーが「オールカラー&図解版」で登場!
テレビで大人気・池谷敏郎先生が、「強い血管」のつくり方を、これ以上はないというくらいわかりやすく図解で紹介します!

感想・レビュー・書評

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  • 血管においても、ストレスは大敵とのこと。
    自分としては、以下のことを心がけると良さそう。
    ・仕事中座りっぱなしにならないよう適度に席を立つ
    ・自律神経を整える
    ・EPAを摂る
    ・塩分は控えめに
    ・炭水化物は食事の最後に、無理のない範囲で食べる(たくさん食べる必要はない)
    ・甘いものは午後2時〜4時くらいにとる

    取り敢えずひと月、緩くやってみる!

  • 見開き、右に説明文、左にイラストとポイント表示で分かりやすく、すらすら読めた。メカニズムなどかなり詳しいことまで書いてあり、勉強になった。ニンジンリンゴジュース試してみたい。ニンジン250g、リンゴ1/2、レモン1/2、あまに油orえごま油ティスプーン1~2 ジューサー(低速がベスト)。ミキサーは口当たりがわるく、分量も多くなる。

    1章 血管内皮細胞には血圧コントロール・傷の修復を促す機能がある。これらを主に担うのがNO(一酸化窒素)になる。血管を押し広げる作用から血流がよくなり血圧が安定する。血管内皮細胞が衰えるとNO分泌が低下、傷の修復ができずぼろぼろになり、血管内皮細胞の衰えになりNO分泌がていか・・・と負のループにはまる。

    2章
    ではNOを出すにはどうしたらよいか、それは血流をよくすること。有酸素運動、ふくらはぎの運動、手クロス運動、正座による自力加圧トレーニングが紹介されている。また冷え性の解消に効果のあるものはすべて血流改善に該当する。気分の変動が末梢の細かい動脈に影響する。ストレス対策で腹式呼吸、筋でれ運動を。

    3章
    血管年齢 血管の硬さを表した指標、血管が何歳相当に硬くなったかを表す。血管壁内の動脈硬化でそれほど固くない段階では血管年齢検査では過小評価される。血管全体がしなやかさをたもっているかどうかを判断する指標である。。
    血管力 血管のしなやかさ(血管年齢)+血管根胃壁の滑らかさ+血液がスムーズに流れているか。調べるには頸動脈エコー検査を。柔らかいプラークも発見できる。未病は血管力が低下しているサイン。

    4章
    動脈硬化はアテローム性動脈硬化(粥状硬化)、細動脈硬化、中膜効果(メンヘケベルク硬化)がある。詳しいメカニズムも紹介されていたが、割愛。血管壁内にできたプラークは不安定プラークから安定プラークに変化する。前者が危険な状態。安定化を早めてくれる食品の成分はEPA、LTP(ラクトトリペプチド ブルーチーズ・ゴーだチーズに含まれる)で摂取が難しい場合はサプリメントの活用も薦められている。

    5章
    血管力を下げる因子として4+1紹介されている。
    危険度が高い順に、喫煙、高血圧、脂質代謝異常、高血糖。+1では肥満メタボリックシンドローム(危険度マックスと書かれている)

    4因子は、健康な人が血管事故を起こす危険度を1としたときに、因子が1つ増えるごとに危険度が3倍になる。
    1つの危険因子3倍。
    2つの危険因子9倍。
    3つの危険因子27倍。
    4つの危険因子81倍。
    メタボリックシンドロームで問題なのは、内臓脂肪。

    6章
    EPA(魚)を食べろ。生がいい。缶詰もおすすめ。
    現代人はオメガ6を多くとりすぎている。多いと、オメガ3径脂肪酸の作用が弱まることが判明している。作用の変化は逆もしかりで、オメガ3系が多いと、オメガ6系の作用が弱くなる。シーソーの関係になっている。
    調理におすすめはオリーブオイル。
    オメガ6=大豆油・コーン油・ひまわり油・ベニバナ油
    オメガ3=亜麻仁油・えごま油・魚油
    野菜は400グラムを目標に。成分のカリウムが血圧を上げるナトリウムの排泄を助け血圧安定、血管内皮細胞を守る
    塩分は8gを目標に。みそ汁は具沢山で一日1回まで。ラーメンうどんの汁は残す。
    食べる順番。野菜→しるもの→たんぱく質→ラスト 炭水化物。
    間食は14時前後ぐらいがいい。脂肪の分解を抑制し体に貯め込みやすくするBMAL1(ビーマルワン)の分泌が最も少ない時間帯のため。夕食はBMLA1作用が高くなる前の18時ぐらいがいい。
    運動は食後30分から1時間後に、10分運動。起床後1-2時間は無理をしないことが大切。心筋梗塞や脳卒中の発作の起きやすい時間帯。
    朝トリプトファンが多いい食材を摂ると夜の快眠につながる。食材は蒸し大豆、蜂蜜、バナナなど。睡眠時間は5時間以上8時間未満で。
    怒り・イライラは血圧を上昇させる。ストレス対策では、相手を変えるより、自分を変えることとすることが第一歩。怒りはたばこ3本分のストレス(嫌だなー気をつけよう)


    P48/49
    突然死危険度チェックがとても参考になった。
    折を見て見返したい。

    P124 コレステロールは高い方がいいと最近耳にするようになったが、この根拠研究には懸念点がある。一概に高くても問題ないとはいいがたく、血管年齢検査や頸動脈エコー検査などの結果で少しでも異状があるならば生活習慣を見直し、必要に応じて服薬したほうがよい。

  • 血管に関する知識を平易に概説されている

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。血圧と動脈硬化について研究。97年、池谷医院理事長兼院長に就任。専門は内科・循環器科。現在も臨床現場に立つ。東京医科大学循環器内科客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。血管、血液、心臓などの循環器系のエキスパートとして、数々のテレビや、雑誌、新聞、講演など多方面で活躍中。わかりやすい説明と明るく真摯な人柄が世代や性別、職業を問わず広く熱く支持されている。

「2023年 『血管の老化は「足」で止められた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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