3~6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!: 写真とイラストでよくわかる! (単行本)
- 三笠書房 (2020年3月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837928157
作品紹介・あらすじ
大評判!
GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)の創業者たちも学んだ!
言語力・数字力・協調性・創造力が身につくモンテッソーリ教育。
3歳からの子どもは一人でできることがどんどん増えていきます。
それは自分一人で生きていく力にもなるのです。
★ドリルをさせるのはできる限り遅く
★英語教育は日本語と同じくらいのバランスで
★子どもの力を伸ばす「ほめ方・叱り方」
★3歳からは鏡で全身を見る習慣をつけさせる!
賢く、自主性のある子どもに育てるために――
本邦初! 3歳から6歳までのモンテッソーリメソッド。
ご自宅で簡単にできるホームメイド・モンテッソーリ30の方法。
感想・レビュー・書評
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0〜3歳の本に引き続き、子育ての予習として読みました。
モンテッソーリの考え方を噛み砕きながら
運動や言語、感覚などの敏感期への対応の仕方について
とても分かりやすく書いてあり、
これから、ホームメイド・モンテッソーリに取り組んでいくに当たって
日常生活練習を始めとして
どういったことに手を付けていけば良いのかの
ヒントになりました。
少し前から観察ノートを付けるようにしているので
それと併せて今の娘に合った働きかけを
していきたいと思います。
また、初版が2020年4月と大変新しい本なので
今後大きく変わっていく教育環境や生活環境との付き合い方についても
親として考えさせられる内容になっていました。
ここまで何冊かモンテ教育に関する本を読んできて
タイトル通り実践版として非常に有用な内容だと思うと同時に
個人的にはより一層モンテッソーリ教育の理論習得への意欲が増した1冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
0〜3歳までの実践版がとても良くて、成長に合わせて何度も読み返しました。子が3歳になるにあたりこちらを購入しました。
我が子は3歳前にしては良く喋るし手先も器用なので、もうなんでもできるような気になってしまっていましたが、まだまだ子供だから接し方に気をつけないといけないところがたくさんあるんだなと反省しました。
これまでの活動に加え、読み書きができるようになってくる時期なので、また何度も読み返しながら子どもとの接し方を考えていきたいです。
以下は特に気をつけたいと思った点のメモです。
・子どもは「〜ながら」、2つの作業を同時にすることがとても苦手
・子どもはものを雑に扱いがちだが「静かにもどして!」と口で言っても、その意味がわからない。教師が美しい持ち方や、音がしない置き方をお手本に見せると、子どもたちはその美しさに息を飲み、すぐに真似をするようになる
・買い物に行く前に、みんなのものだから触らない、危険だから走り回らないというマナーや約束を事前に話す
・短く、真剣に叱った後は、「わかりましたか?」、返事は「はい」もしくは「ごめんなさい」、ここで切り替え、すっぱり日常生活に戻ることが大切
・「お母さんが言った通りでしょ!」「お父さんの言う通りにしてごらん!」 「やっぱりまたやった!」は子ども自身の可能性を潜在的に信じていないひと言。子どもがせっかく一人でできても、このひと言で「やっぱりママ、パパがいないと僕は何もできないんだ」と感じる
・「どうしたらいいかなぁ?」 一見、子どもの自主性を促しているように聞こえるが、大人側が期待する正解を持っていて、それを言うことを期待しているケースがほとんど。
・テレビ、ゲーム、SNSの付き合い方は誰も正解を知らない。大人が自身の生活を見直すことが大切。
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この本を読んで、モンテッソーリ教育は、「子どもも大人と同じ普通の一人の人間として接する、子どもができないのはやり方を知らないか、環境が整っていないだけ」という考え方なのだと分かった。確かにそうなのかもしれない。
つい子どもにやってあげちゃったりキツイ言い方をしたりしちゃうけど、子どもの将来をきちんと考えて必要な手助けを適切にしようと思えた。それが大人の責任かな。
おわりに にある
「彼らが生きていくこれからの世界は、私たち大人がこれまでに築いてきた世界なのです。そこから、目を背けることは許されません。
他人のせいにすることなく、国家のせいにすることなく、この時代を生きた一人の人間として、次の世代に責任を取らなくてはいけないのです。」
という言葉が印象に残った。
本の最後にモンテッソーリ教師の心得12条が書いてあり、よくまとまっていた。
その中で自分が参考になったのは、
・環境を整備する
・使い方を順序よくゆっくり見せる
・助けが必要な子どもの忍耐の限界を見守る
・呼ばれたらそこに行き、言い分を聞く
・集中している時は話しかけない
・間違いはあからさまに訂正せず、必要最低限の援助をする
など。
遊びの例などは参考になった。
子どもには自分で人生を切り拓いていく力をつけてほしいとあらためて思った。 -
できることを増やして、挑戦させてあげる工夫。うまくいけば、自立してくれる。自分の身の回りを自分でコントロールしてくれる。のだろうか。
前巻の一〜三歳もオススメ。 -
☻
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敏感期にあった環境を整備すべき。教え込むのではなく成長にあった適切な時期に環境を準備するというのには納得した。(ひらがなを急に自分で覚えたりしたので)
子供が集中している状態を大事にし、静かに見守る、一人でやらせるというのはなかなかできていないので気を付けてみたい。目の前にいて、できたら拍手して賞賛するというのはまさにやってしまっている。
絶対音感ゲーム、英語を聞かせるなどはやってみたいと思った。
本編の主旨とは若干ずれるが、SNSの章で「現代人が1日に触れる情報量は江戸時代の人の一年分、平安時代の人の一生分」、FacebookやInstagramを開発したプログラマーが「時間と注意をSNS上ででにる限り浪費させ、SNS中毒になるようにプログラムを組み込みました」と言っている、「遊ばせてもらっている人間」というところ、自分の反省に繋がりました…。
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今4歳目前の3歳児。学びになりました。
何度も読み返して、時期ごとの気づきを得て、子どもにいい影響を与えていきたい。