カイザー養成学園 君は嵐を巻き起こす。 (f-Clan文庫)

  • 三笠書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837936121

作品紹介・あらすじ

対話により世界統一国家の帝王を決めるため集められた孤島の学園で、重圧に追い詰められ、戦いによる決着を選んだ皇嗣たち。兄の跡を継いだライデンは、虐げられるメイドの鈴蘭のためにも学園を変革しようとしていた。だがその前に、情報国家の皇嗣シオンが現れる。脅迫で周囲を操る彼に鈴蘭を人質にとられ、帝王の座に一番近いとされる無敗の独裁者・アルクスに戦いを挑み…。

感想・レビュー・書評

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  • 2012年4月11日読了

    雷電が理想と現実の壁にぶち当たる2巻。
    徐々にカナリヤという場所の深い歪みと、アルクスという人物の謎が出てきて、更に今後の展開が面白くなりそうだなと思った。
    特に友人になりたいと思った2名と反発し合わざるを得ない雷電の今後の動向が気になる。ああいう結果に陥ってしまったとはいえ、どれも雷電が選んだ自分の道なので文句は言えまい。雷電の事を皆が理想家だと言うけれど、それがここにきて思い知らされた感じ。
    自分でも「御しにくい」と言って見せるほどなので、ぜひアルクスを困らせて欲しい(笑)アルクスもなんだかんだで雷電の事がお気に入りだよね。それも七葉の3人よりも。
    シオンはなんてーか強烈だね!小悪魔という言葉がぴったり。徐々にカナリヤの歪みに適応してしまい、最終的には爽矢を失ったことで余計に歪んでしまったのかも。でも、また雷電と新たな関係を築けたらいいなぁ。シオンは全てを知っているから、今の時点では雷電が唯一愚痴をこぼせる相手だろうしね。

  • 個人的に、ライデンが最後に決めたことが残念だった。作中に閉塞感がすごくあったから、限界があったんだろうとは思うけれど、やっぱり残念。

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