自助論

  • 三笠書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837955160

作品紹介・あらすじ

自助とは、懸命に働いてネ自分で自分の運命を切り開くことである。本書は「学問のすゝめ」とともに明治以来人々の向上心を燃え上がらせてきた「不朽の人生論」である。

感想・レビュー・書評

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  • 170年前の自己啓発書の古典といえるかもしれない。短い偉人のエピソードがたくさん出てくる。テーマは一貫して努力に勝ることはないということ。

    努力は大事だが、その方向性が正しいかを判断することは書いておらず、エピソードも多すぎて半分くらいでもよかったような印象もある。

    ただ、近年のいろいろな本を読んでいればそう思うことは仕方ないし、その元となった本書を読む意義はあると思う。

  • たまには自己啓発系の名著を読んでみるかと思い、手に取った1冊。
    世に出たのが1858年。明治時代「西国立志伝」という名で訳され、「学問のすすめ」とともに当時の人々に読まれたという、自己啓発本の古典である。
    封建主義と帝国主義時代華やかな時代だけに、国のために尽くせだとか、清く正しく美しくとか、根性論精神論とか、さすがに古さは否めない。

    要約すると「天は自ら助くる者を助く」ということである。努力・誠実・研鑽・勤勉・良き習慣…道徳的単語の宝庫。悪く言えば、ブラック企業の社長が社員を洗脳するのに悪用しそうな内容なのだが…。

    こういうのって人に押しつけられても実践できないことなんだろうな。書いてあることは正しくても、諭す人の意思が混ざった時点で歪みが生じる。正直、説教ってのは聴く側が気持ちをもたないと活きてけーへんねんなぁ。

    この本に書いてあるような生き方は俺には到底難しい(楽しみのための読書や、過ぎる運動は退廃だと言い切ってるし)のだが、自分の目標に対して行動指針を決めて習慣化して実行すること、これは見習いたい。その目標が退廃的なことであるんだとしてもだ。

  • 逗子図書館

  • すぐれた人物とはどういう人間かを教えてくれる。

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著者プロフィール

1812年スコットランド生まれ。イギリスの著述家。代表作に『自助論』『人格論』『義務論』など多数。1904年没。

「2020年 『(新装版)自分を動かせ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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