ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837956662

感想・レビュー・書評

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  • AIによる機械化、グルーバル化に伴う人件費の低コスト化がより進行していく中で、単純労働だけでは生きづらい世の中になっていくことが、わかりやすく解説されています。

    今まで重宝されてきた、資格や技術といった分野(ハードスキル)は機会に代替され淘汰されていくからこそ、リーダーシップや人と縁を紡ぐ力(ソフトスキル)を身につけることの重要性を提唱しています。

    時代の変化が早いからこそ、
    時代に左右されることのない、人間にしかできない仕事・能力を磨いていくことが、
    これからの時代を生き抜いていく上で、とても重要になってきそうですね。

  • これからの時代は、右脳を活かして新しいことを発想する力が必要だ。
    その理由は、1)途上国に優秀な人材がいる、2)ロボット技術が発展し仕事が置き換えられる、3)世界中にアウトソーシングが可能になる、ためだ。
    ここで、生き残る方法が、右脳型の仕事である。よって、今後は、デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがいというキーワードをもとに、カンニングを上手に利用して行動に移す力が求められていると説く。

    この本は、この6つのキーワードについて説明しているのだが、「うん、そうだよね、大切だよね」で終わってしまっている気がする。
    読者の中には、この本を読んで、例えば「デザイン」と聞いて、ビビッと来る人もいるかもしれないが、私は全くなかった。

    面白かったのは、
    ・人間の人間たる所以は左脳にある
    ・SEは左脳の職業
    ・組織内で最も優れたリーダーとされる人は、「おもしろい人」。おもしろい人は、3倍笑うらしい。
    ・デザインとはビジネスであり、ビジネスとはデザインである。
    ・幸福の要因は、満足のいく仕事、結婚、豊かな社会的ネットワーク、楽観主義、感謝の気持ち、許すこと。

  • 閲覧室 159||Pin

  • 2005年に書かれたことが最大の価値

    佐宗さんの直感と論理をつなぐ思考法を読んでからこの本に辿り付きました。

    直感と論理のほうがわかりやすく、時代に合う形で書かれているのでこの本を読まなくていいかなと。

    とはいえリーマン前、日本のスタートアップ投資もまだ出ない時代、デザインファームも日本では認知されてない時代にこの内容ですよ??

    素晴らしい本



  • 左脳タイプとしては響かないはずがない。

  • 前回読了した「発想する会社」と共に、「ビジネスモデル・ジェネレーション」で参考書籍として紹介されていた本。

    アルビン・トフラーの第三の波が、ライン労働者から、知識労働者への推移の話だった。

    知識労働者として語られる典型的な職業は、

    ・ソフトウェア・エンジニア
    ・いわゆるMBA系アナリスト
    ・会計士
    ・弁護士


    現代では、これらの「左脳系論理職業」は、ネットワークの普及により、より賃金の安い途上国、あるいは、なんらかのクラウドAIによりとってかわられようとしている。


    ググれば瞬時に結果が出る時代にあって、知識所有の価値はほぼ0で、

    ・賃金水準への低い国への移管が難しく、
    ・コンピューターが代替えできない能力

    として、以下の資質をあげている。

    ・デザイン力 (実用性 ←→ 有意性)
    ・ストーリーテリング(物語を語る能力)
    ・「個別」よりも「全体の調和を見る力」(シンフォニー)
    ・「論理」ではなく「共感」
    ・「まじめ」ではなく「遊び心」
    ・「モノ」よりも「生きがい」


    これらは元来、デザイナーやアーティストに必要な素養だったが、確かに現代にあって、価値を生み出している企業や個人には、この傾向が見られる。


    本書がとても巧みだと思ったのは、個別のテーマの事例がとても的確で、そして「物語」になっているところだ。




    あえて一点だけ残念な点は、日本語化にあたって、表紙のサブタイトルに

    「富を約束する「6つの感性」の磨き方」

    という痛い文句をつけたこと。

    「7つの習慣」でも思ったけど、自己啓発本とは違う内容なのに、こういうタイトルをつけるのは残念。

  • 6つの感性を磨くことが大事と書かれていたが、いまいち重要だという実感がわかなかった。自分の読みが浅いのか?

  • Vol.214 3年後の現実社会を先取りしたい方に。必要とされている事象を読み間違うな!
    サブ本として紹介http://www.shirayu.com/letter/2013/000433.html


    『成功はすべてコンセプトから始まる』木谷哲夫 著 ダイヤモンド社 参考文献

  • ハイコンセプト
    1.機能だけでなくデザイン
    2.議論よりは物語
    3.個別よりも全体の調和(シンフォニー)
    分析→総括
    4.論理ではなく共感
    5.まじめだけでなく遊び心
    6.モノよりも生きがい

    デザインに関する備忘録をつける週間が、生活環境を見る目が鋭くなる

    ・フェデックスのネガスペース→矢印
    ・こらから必要になる要素
    →マルチな人、境界を超える人
    →発明できる
    →巧みな比喩 メタファーはすべての芸術の活力源

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著者プロフィール

Daniel H. Pink
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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