ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

制作 : 大前 研一 
  • 三笠書房
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本棚登録 : 3958
レビュー : 500
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837956662

感想・レビュー・書評

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  • 6つの感性を磨くことが大事と書かれていたが、いまいち重要だという実感がわかなかった。自分の読みが浅いのか?

  • 基本的に論理が破綻していると思ったんだけど,それが右脳主導思考とか言われると何も言えない.
    主張を勘案するに,左脳とか右脳と結びつけて話すのはナンセンスだと感じた.

  • 背景:
    自分のバイブル的存在の「モチベーション3.0」の著者であるダニエルピンクの代表作なので読んでみた。

    所感:
    書かれたのが2005年ということもあってか、今では基本だと考えていることが長ったらしく書かれているイメージで、そこまで革新的なことが書かれているとは感じなかったが、参考になる部分もあった。

    エッセンス
    前書き:
    ・この国のようにアメリカのプロフェッショナルに引っ張られ、逆に下はインドや中国に引っ張られると、人口分布に中低所得者層と高所得者層という2つのピークのあるM字型社会になっていく。こうして「一億総中流社会」から「M字型社会」に変わって行く。
    そんな中、上に行くには3つのことを考えなければならない。
    1「よその国、特に途上国にできること」は避ける
    2「コンピュータやロボットにできること」は避ける
    3「反復性のあること」も避ける
    つまり、今後はコンピュータやロボットとも戦わなければならない。
    これからは創造性があり、反復性がないこと、つまりイノベーションとか、クリエイティブ、プロデュースといった言葉に代表される能力が必要になっていく。
    ・今は何でも検索できる時代なので、知識よりも知識をどう活用できるかに重きが置かれているので、弁護士などのナレッジワーカーにはつらい時代である。

    2章:これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
    ・今後は「業務を処理すること」よりも「人間関係を結ぶこと」、「ルーチンワークをこなすこと」よりも「斬新な課題に取り組むこと」、「一つひとつの要素を分析する」よりも「全体像をまとめあげること」など右脳主導型の能力を活かす必要がある。

    4章:論理ではなく、共感
    ・リーダーシップとは共感するということだ。人々の人生にインスピレーション力を与えるために、人と結びつきをもち、心を通わせる力を持つことなのだ。

    5章:「真面目」だけではなく「遊び心」
    ・遊びの逆は仕事ではなく、抑鬱だ。遊びとは、自分の見通しが確実であると信じてイルカのように行動でひょうげんし、意志を強く持ち、それに打ち込むことである
    ・仕事場でのジョークは、入念に調べられた調査の結果と同じくらい、もしくはそれ以上に、組織とその経営、文化、対立などをはっきりと示してくれる
    ・20世紀のフォード自動車のように、ジョークを飛ばす人間に懲罰を与えるのではなく、組織はそういう人物を見つけ出し、ユーモアのセンスをその人の長所として評価すべきだ。

  • 中身は面白いのだろう。しかし、まえがきの翻訳者の自慢話が鼻について興味を失う。

  • 20世紀は、「ナレッジワーカー」の時代だった。

    ITが発達し、経理的な打ち込みすら人件費の安い外国に外注出てしまう現在、「安価な労働力に取り替えられない仕事」は何だろう?それを考えようよってお話。

    機械的ではなく、これからは対人スキルだったり、より人間的な能力の目覚めに向けて行こうっていうのは、とっても素敵なことだし、ルーチン以外の仕事を作り出せる能力っていうのが大切なんだってこと。

    偉そうなタイトルな割には、脳科学みたいな話なんで個人的には池谷さんの本読んでたほうがおもしろい。。。

  • ハイコンセプト クリエイティブであること
    ハイタッチ 他人に共感できる力

    六つのセンス
    デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい


    物語医学

    MFA 美術学修士に注目

    優れたデザインとは、テクノロジー、認知科学、人間のニーズ、そして美を組み合わせ、今までそれがなかったことに、世界の誰も気づかなかったような物を無から生み出す、ルネッサンスにも似たものなのです。

    ロンドンビジネススクールの調査では、製品デザインへの投資が1%増えるごとに売り上げと利益は平均しえ3,4%増加する

    世の中には三種類の人間がいる。文化の創造者、文化の消費者、そして、文化など意に介さない人。最初の二種類の人間のどちらかになるようにする。

    物語は新たな将来的展望や、新しい世界をイメージさせることで、分析的思考を補完するものである。抽象的な分析は、厳選された物語を通して眺めることでわかりやすくなる。

  • 右脳が大事なのは良くわかった。が、期待していたコンセプトの内容と違った。

  • • (1)よその国、特に途上国でできることは避ける
    (2)コンピュータやロボットにできることは避ける
    (3)反復性のあることは避ける p11

    • 第一の波:農耕社会
    第二の波:産業社会
    第三の波:情報化社会
    第四の波:コンセプチュアル社会(既成概念にとらわれずに新しい視点から物事を捉え、新しい意味づけを与えていく社会) p14

    • 三つの危機:豊かさ、アジア、オートメーション p66

    • その結果、左脳主導思考のその相対的な重要度が低下し、右脳主導型の重要度が増した。 p69

    • これから求められる6つの感性(センス)とは? p122

    • ①機能だけでなく「デザイン」 デ
     自然光が十分に差し込む部屋で過ごした患者のほうが、従来の病室にいた患者よりも鎮痛剤の投与回数が21%も少なくてすんだ。p148

     ジョージタウン大学で行われた調査によると、生徒、教師、教え方が同じでも、学校の物理的環境を改善することでテストの転が11%もあがることがわかった。p149

     小さめのノートを常に持ち歩き、良いデザイン、良くないデザインをメモする。p155

     プロのデザイナーはデザイン雑誌を読んでいる。p156

    • ②議論よりは「物語」
    観念的にいえば、人間は論理を理解するようにはできていない。人間は物語を理解するようにできているのだ。p169
    →議事録を物語調に残してはどうか?ブラック・スワンにもこんなこと書いてあったような。

    物語は文脈を捉え、感情を汲み取る。情報、知識、文脈、そして感想を小さなまとまりに要約してくれるという点で、物語は重要な認知現象なのである。p172

    物語の資質を高めるための最良の方法は、優れた物語を読むこと。p200

    • ③個別よりも「全他の調和」  ぜ
     「あなたの問題は、見たものを描いていないってことだよ」とボマイスラー先生は言った。私が描いたのは、「子どものころから記憶している象徴的イメージ」なのだ、と。p208

     創造性の大部分は伝統領域の境界を超えることにある。p214

     ダニエル・ゴールマン「一般人と卓越したリーダーを分かつものは、一つの認知力でしかなかった。それは、パターン認識力だ。全体像を捉えて考えることで、周囲を取り巻く多種多様の情報から意義のあるトレンドを選び出し、将来に向けての戦略的思考ができるのである。」p225

    • ④論理でなく「共感」

    • ⑤まじめだけでなく「遊び心」
    「スーパーマリオ」シリーズは、発売以来700億ドル(8兆円超)を売り上げた。これは「スター・ウォーズ」シリーズ前作の興行収入の2倍にあたる。p281

    • ⑥モノよりも「生きがい」

    • これからの成功者と脱落者をわける3つの自問
    ①この仕事は、他の国ならもっと安くできるだろうか?
    ②この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか?
    ③自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか?

  • 1)これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
    過剰な豊かさがもたらす新しい価値観、次から次へと湧き出す競争相手、そんな脳では全て代行されてしまう

    2)これから求められる6つのセンス
    デザイン、物語、全体のシンフォニー、共感、遊び心、いきがい

  • ロジックだけでなく、共感性など右脳を活用したほうが強いという主張。<br />感性が大事になっている時代、わりと共感できる内容だった。

著者プロフィール

Daniel H. Pink
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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