ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

制作 : Adam Grant  Sheryl Sandberg  楠木 建 
  • 三笠書房
4.13
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本棚登録 : 500
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957683

作品紹介・あらすじ

仕事に対する
「最上(ベスト)の構え」がここにある!
――監訳者・楠木 建

「独創性」は、与えられるものではない。すでにあなたの中に存在するのだ――

◎なぜ、人は「可能性の高い企画」にダメ出ししがちなのか
◎あるアップル社員が、スティーブ・ジョブズに猛反論して成功を収めた理由
◎「うちの会社に投資すべきではない理由」を説明し、巨額の資金を得た起業家
◎「やさしい上司」より「トゲのある気むずかしい上司」に
◎部下に「解決策」を求めてはいけない …etc.

「本書は、“本性”としてリスクを回避しようとする“ふつうの人々”が
(ふつうの人だからこそ)、流れに逆らう不安や恐怖をはねのけて、
“オリジナルな何か”を実現させるためのさまざまなヒントを数多く含んでいる」
(「監訳者のことば」より)

感想・レビュー・書評

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  • 「なぜかうまくいくブラック仕事術」的なチャラいタイトルにならなくて良かった…。と、思ってしまうくらいにキャッチーで、面白く読めて、実践的。
    チャラいタイトルの本と大きく違うのは、著者がウォートン校の教授で、しっかりエビデンスを示しながら(実験のやり方とか細かいところは書かれていないので検証できませんが)説得力を持って論を進めているところ。

    組織心理学者って凄い。と思ったのは、この本のカバレッジの広さ。
    アイデアの出し方、周りの巻き込み方、タイミングの選び方、相手の選び方、人の育て方、子どもへの物の言い聞かせ方、組織文化の創り方、緊張のコントロール方法。それぞれで1冊ずつ本が書けるんじゃないかと思ってしまいますが、それをサラッと簡潔に纏めているのが凄い。
    しかしアメリカでも「出る杭は打たれる」的なアレがあるんですね。

    長く手元に置いて、何かあったら参照していきたい。身につけていきたい本です。

  • ・オリジナルな人とは、「自らのビジョンを率先して実現させていく人」である。そして、誰もが「オリジナル」になれる。
    決してリスク耐性があるわけではなく、保険をかけて行動している普通の人である。ワービーパーカーも学業の間に起業したし、就職先も見つけていた。

    ・オリジナリティの最たるポイントは、「既存のもの」を疑い、よりよい選択肢を探すこと。
    ★好奇心:既存のものがなぜ存在するのか?に疑問を持つこと。Deja Vu → Vu Ja De
     └事例(ワービーパーカー):なぜメガネは高いのか?安いメガネがあっても良いのではないか?

    ★大量生産:多くのアイデアを生み出す。大量生産が質を高める近道。
    事例(セグウェイ):発案者が自身のアイデアを過剰評価し、失敗に終わった。
    →創造者は自らのアイデアは適切に評価できないと思った方が良い。
    →対策:人のアドバイスをたくさん聞いてpivotしていくこと。
     ★ちなみに「直感は、自分の経験が豊富にある分野において正しい」という研究成果がある。

    ★先行者優位への疑念
    ・すぐに課題に取り組むよりも、敢えて遅れて課題に取り組んだ生徒の方が、創造性の高い結果となった。
    ・先行企業の失敗確率は47%、後発企業は8%。この確率の差は以下の要因から生じると考えられる。
     ①市場創造前に規模拡大をしてしまうため
     ②リスク選好の衝動的な決断をしてしまいがちなため。リスク回避型でOK。
     ③先行者は全ての失敗を自ら犯す必要があるため。(フォロワーは、それを見て対策ができる)
     ④先行者は初期の製品・サービスだけで行き詰るのに対し、フォロワーは市場変化や顧客ニーズをくみ取りpivotが可能となるため
     ★先行者優位となる条件は、特許技術が関わっている時や、強い「ネットワーク効果」が存在する時。

  • 当たり前のことしか書いてないからこそ、説得力がある。

  • 「オリジナル」とは他人と違う独創性みたいなことを連想したが、オリジナルな人もリスクを嫌うことがわかる。計画を先送りして、良いアイディアを熟成させる項は非常に印象的。あとは「妥当性の論理」と「ソフトな過激派」。「”似た物同士”だから敵意を抱く」は前に読んだ「社会心理学講義」でも取り上げられていた、フロイトの「非常に似通っている物同士のわずかな違いこそが、互いのあいだに違和感や敵意といった感情を生み出す原因となっている」とも繋がる。

  • オリジナルになるための本
    オリジナルなアイデアを生み出すための方法論ではなく、オリジナルであるためにはどうすればよいかの本

    ・オリジナルでいるには多作でいろ
    ・やったことをより、やらなかったことを覚えてるのが心理学的に証明されている
    ・オリジナルなアイデアを受け入れてもらうためには
    ・誰と組むか
    ・複数の価値観の相対的な重要度によって私たちの行動は決まるのだ(シャローム シュワルツ)
    ・世界を創造するものは、反抗的、好奇心が強い、周りに同調しない
    ・幅広い経験と、深い経験が創造性に必要。
    ・接した外国の文化とがかけ離れているほど、創造性への影響がある。
    ・アイデアを評価してもらうには、同じ分野の仲間。ジョブスも他分野は間違えた
    ・起業家として成功するかは内向的か外向的かは関係がない。
    ・特異性信用
    ・サリック効果
    ・ある考え方に何回も触れると行動は好感度が上がる
    ・優しい上司より気難しい上司に
    ・概念的イノベーターと、実験的イノベーター
    ・ブリッジウォーター

  • 心理学や行動経済学の豊富な研究結果により、とても興味をそそられます。組織開発にも携わる私にとって特に勉強になったのは以下の二つ。

    1 生き残るベンチャー会社は 社員は家族 などの独特なカルチャーをもつ献身型組織であることが多い。しかし上場後はスター型、専門型組織よりも弱い
    2 変革を起こすコミュニケーションは、現状の批判、ビジョンの伝達、ユーザーの声。ユーザーの声がビジョンにドライブをかけ続ける

    タイトルはイマイチな感じですが、重厚なよい本でした!

  • 自分を売り込みたい相手には買うべきでない理由を述べよ、という「サリック効果」をこの本で初めて知って、無精な私でもすぐさま自分の手帳に書き留めた。その後この方法論がどのように私の生活に役立てられたかは、読者のみぞ知ることであろう。

  • 自分の価値観に沿った仕事ができていないと感じる人に一読の価値あり!
    アダムグラントの本は、若干ポエム多めで、目次から何書いてるか推察しづらいですがw
    多くの実験データを参照して、キャリアの新しい法則を述べてくれます。

  • デジャブではなく、ブジャデ、を体験する。
    既知のものを目の前にしながら、新たなものを見出す作業。

    先延ばしは生産性の敵だが、創造性の源になる。
    今すぐやる、のではなく、作業を先延ばしして抱える。その間に創造的なものが生まれる。アイデアを温める時間が必要。戦略的先延ばし。

  • 17.9.24
    日経新聞 書評?

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著者プロフィール

ペンシルベニア大学ウォートン校教授、心理学者。
著書に世界的ベストセラーとなった『ORIGINALS─―誰もが「人と違うこと」ができる時代』『GIVE & TAKE─―「与える人」こそ成功する時代』がある。
意欲や生きがいを見出し、より豊かで創造的な生を送るための研究の第一人者。
アメリカ心理学会と国立科学財団から業績賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズにも論説を寄稿している。
妻と3人の子どもとともにフィラデルフィアに在住。

「2017年 『OPTION B(オプションB)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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