世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)

制作 : 山崎 元  鈴木 雅子 
  • 三笠書房
3.64
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本棚登録 : 117
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957805

作品紹介・あらすじ

世界No.1 カリスマコーチによる全米ベストセラー、
MONEY:MASTER THE GAME のセクション1~5の抄訳版。
(『世界のエリート投資家は何を見て動くのか』〈三笠書房刊〉にセクション6~7を収録)

ウォーレン・バフェット、レイ・ダリオ、ジョン・C・ボーグル、
デイビッド・スウェンセン、ジョン・テンプルトン、
バートン・マルキール、ロバート・シラー…
カリスマ投資家からノーベル賞受賞学者まで「金融界の偉人」の
知のエッセンスを抽出した超・話題の本。

世界最大規模のヘッジファンド運営会社、
ブリッジウォーター・アソシエーツのレイ・ダリオが
個人投資家向けに初公開した
「黄金のポートフォリオ」を収録!

日本の読者が投資を勉強するのに大変よい本。
運用のプロでも、皆が知りたいと思うような、
わくわくするテーマを扱っている。 (山崎元)

感想・レビュー・書評

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  • 本書の核は第5章「どんな経済下でも確実に利益を出せる『黄金のポートフォリオ』」。

    そこでは、レイ・ダリオ(世界最大のヘッジファンド(管理資産1600億ドル)の創設者)の提案する個人投資家向けのポートフォリオが公開されている。

  • 投資に対する考え方が九割、人生の気の持ちよう一割といったところ。前者は概ね既視感のある内容で、「ウォール街のランダムウォーカー」を読んだ人には既読感がある。最後には解説の山崎元氏が日本版のポートフォリオを提示しているが、本文の内容(米国ロビンス版)からやや主旨の変わったものを提示していると感じた。基本はいい本だと思いますが、ワクワクして読み進めた感じではなかったです。

  • いきなり冒頭で著者への「称賛の声」を掲載するとは!
    ちょっと引いてしまいました。

    私の仕事仲間でもアンソニー・ロビンズ崇拝者はたくさんいますが、本書では、ごく当たり前のライフプランニングを説いているだけという感じでしかありませんでした。

    資産形成の基本中の基本が記されています。お金への向き合い方を指南してくれる内容です。しかし、私にとってはそれ以上のものはありませんでした。

    人生の歩み方やそのために欠かせない資産形成について、一から基盤を築きたい方にはお勧めです。

  • Money Master The Game

    未来の呼び方は様々。
    弱者にとっては「達成不可能」。臆病者にとっては「未知」。剛胆な者にとっては「理想」。
    ヴィクトル・ユーゴー

    経済的自立、経済的自由

    「専門家」とは、旅の恥はかき捨てとばかりに、アドバイスする凡人だ。
    オスカー・ワイルド

    ヘッジファンド
    ・ブリッジウォーター・アソシエイツ(レイ・ダリオ創設の会社)
    ・バンガード(ジョン・C・ボーグル)
    HFT
    ・ヴァーチュ・ファイナンシャル

    どんな投資原則を子供に伝えるか?
    ・成功した最大の理由は、決して傲慢にならず、知らないことは知らないと素直に言えるからだ。学べば学ぶほど、自分がいかに無知かを思い知らされた。
    レイ・ダリオ

    金融システムは、普通の人が混乱するように作られている。自分で考えるのを諦めた人に、法外な料金をふっかける「金融専門家()」に資産管理をまかせる図式になっている。

    誰でも学ぶうちに、嫉妬は無知の印であり、人マネは自殺行為だと悟る時がくる。善かれ悪しかれ自分自身の人生を歩んでいかなければならない。
    ラルフ・ウォルドー・エマーソン

    人生に「宿命」はなく、過去が将来を決めるわけではない。人生の全ては考えることから始まる。

    人工知能
    レイ・カーツワイル

    ベンジャミン・フランクリン

    Q.自分の収入のうち、何パーセントを貯蓄にするか?
    3パーセントでもいいので、まずは自動で貯蓄にまわす。昇給したら、その分を貯蓄にあてる(増資)→Save more tommorow方式(減ることのストレスを無くせる)

    「さらに稼いで、支出を減らして、自動的に貯める」のがカギ。

    人間の脳が感じる6つの欲求
    ・確実性=安心…しかし、次第に退屈を覚えるかもしれない。
    ・不確実性=変化…望む驚きは良いが、望まない驚きは問題となる。これに直面して対峙することで、精神の強靭さが培われる。
    ・意義=承認欲求…見て見て!聞いて聞いて!いいね!して!
    ・愛、絆…愛は人生の酸素だ。絆は愛のかけらだ。

    ここまでの4つは「人格の欲求」
    このあとの2つは「精神の欲求」

    ・成長…もし成長しなければ死につつあることと同じだ。
    ・慈善…自分は人に何を与えられるか、を考えることが、意味のある人生となる。

    「意義」を一番に優先する人には、真の充実感を得ることはできない。充実感は外的要因ではなく、内的要因。自尊心から生まれるものだから。

    ・ルールを知らないならゲームに加わらない。
    ・顧客が損をしても、金融機関は常に儲けている
    ・常識を超える成功を手に入れるには、常識に頼ってはならない。
    デイビッド・スウェンセン

    経済的自由、という山の攻略基本概念とは、「働かなくても、自分のライフスタイルを維持できる収入を生むレベルまで、貯蓄する」である。
    お金を貯めて成長させる「貯蓄時期」を通りピーク(臨界値)までいったら、お金を引き出して使う「取り崩し時期」へと進む。

    ブル・マーケットはセックスのようだ。終わる直前が最高潮だ。
    バートン・ビッグス

    投資目標とは、自分が選んだリスクレベルに見合う最大限の純利益を得ることだ。

    どんな市場にも耐えうる「全天候型ポートフォリオ」を構築すべき。
    低コストのインデックスファンドに何パーセントか投資する。では、どのインデックスファンドをどのような割合で購入するか?

    投資にかかる年経費は1.25%以下に抑えること。

    「統計でウソをつく法」ダレル・ハフ著。→読者を教育するのではなく、騙すために数字が使われることが多い。

    相手が信頼できるかどうかを見分けるには、金の流れを追え。常に、金の流れを追え。
    ディープ・スロート

    フレッド・シュエッド・ジュニア
    ロードアイランド州ニューポートの停泊中ヨットの持ち主…株式ブローカー、銀行家、トレーダー…投資家のヨットはどこにある?

    ブローカーは肉屋で、受託者(登録投資助言者RIA)は栄養士。

    ブローカーはブローカーと名乗らない。登録証券外務員、ファイナンシャルアドバイザー、資産アドバイザーなどの肩書きを使う。

    エンロン事件
    破産申告提出の20011202の9ヶ月前から4日前まで、大手証券会社は買い、またはホールドの格付けを行ってきた。ブローカーからアドバイスを受けていると、遅かれ早かれ後悔することになる。

    自らの制約について
    1.戦略を変える
    結果を出すてっとり早い方法は、すでに目標達成した上、その成功を長く維持している人を見つけ、その行動をマネすること。
    2.ストーリーを変える
    解釈を変える。ようするにポジティブにとらえる。
    3.状況を変える
    パワーポーズを取るだけでも変わる。身体鍛えろ。変な話、偉そうに歩いて自信ある風に装うだけでも効果はある。エイミー・カディ教授(ハーバード)の研究結果も参考に。

    9つの神話
    1.アクティブ運用ファンドの利回りは、長期的にパッシブ運用ファンドの利回りを超えない。
    2.手数料の差が大きく資産額に影響する。手数料を下げろ。
    3.平均利回りと、実際に享受する利回りは違う。
    4.アドバイスはブローカーからではなく、販売業者や運用会社とは独立しているRIAから受けるべき。
    5.401kプラン(確定拠出年金)の商品は全て安泰ではない。選択可能な商品は優先的に手数料が高いものが並べられていることが多い。手数料は低いものを選択すべき。
    6.TDF(ターゲットデートファンド)やライフサイクルファンドは選択すべきでない。手数料高すぎる。
    7.年金保険全てが悪ではないが、VA(利率変動型個人年金保険)は避けるべき。これは、手数料が高く、ついでに保険関係の費用も発生するアクティブファンドである。非課税措置が適用されるからといって、騙されてはいけない。
    8.大きなリスクなしに大きな利益が上げられない、はウソ。リスクゼロで高利回りのものは存在する…(具体性がないお話)
    9.自分ではできない、と制約をかけることはやめる。ブライグスルーは自ら起こす。戦略、ストーリー、状況(身体や態度)を変える…(自己啓発なお話)

    自分の夢の実現コストは?
    1.経済的安定
    ・家賃または住宅ローン
    ・食費、雑費
    ・水道光熱費、通信費
    ・交通費
    ・保険料
    2.経済的活力
    ・衣料費の半額
    ・外食、娯楽費の半額
    ・プチ贅沢費の半額
    →これに1の合計を足す
    3.経済的自立
    ・現在の支出額合計
    4.経済的自由
    ・現在のライフスタイルをベースにした希望項目を複数あげる(旅行、不動産、大きな動産、寄付など)
    →これに3を足す
    5.完璧な経済的自由
    ・理想的なライフスタイルを実現するための項目を複数あげる(遊園地をつくる、国を作る、世界を変える?など)

    資産配分
    ・安定安心バケツ
    1.現金…現在支出の6ヶ月分はほしい
    2.債券
    3.定期預金…市場金利連動型預金
    4.自宅…固定金利ローンならインフレ対策
    5.年金
    6.年金保険…変動金利型は選ぶな
    7.生命保険
    8.仕組み債…手数料が低いものを

    ・リスク成長バケツ
    1.株式…ETFなら広範囲カバーしているものを選ぶ
    2.ハイイールド債…ジャンク債
    3.不動産…貸しても良し、修繕して再販しても良し。REITでも良い。
    4.商品取引…インフレへの備え
    5.為替取引…素人が手をつけるものではない
    6.収集品…芸術品やワイン、骨董品。素人が手をつけるものではない。
    7.仕組み債…定評のある金融機関が発行したもの以外はリスク成長バケツ扱い。

    資産配分の前に。
    人生のステージ、リスク許容度、資産の流動性について考慮すべき。

    伝統的な資産配分方法は、自分の年齢と同じ割合を債券に投資する、だ。
    40歳なら、株式(リスク成長バケツ)に60%、債券(安定安心バケツ)に40%。ただし、株式配分が多すぎて心の平安が保たれないなら話にならない。心をすり減らしてまでやらなくてい。

    ディビット・スヴェンセンのポートフォリオ
    1.米国株 20%
    2.外国株(日本株含む) 20%
    3.エマージング・マーケット(新興国市場) 10%
    4.不動産投資信託(REIT) 20%
    5.長期米国債 15%
    6.米国物価連動国債(TIPS) 15%

    ・夢バケツ
    三つ目のバケツ。経済的恩恵のためではなく、今、この時に人生の質を高めるために使うお金。臨時収入があれば、三分割してバケツにほうりこむ。最終的には夢バケツには総資産の5-10%あればいい。

    投資原則おさらい
    1.資産配分が全て
    リスク成長バケツと、安定安心バケツに分けること。資産クラス、市場、時間も分散。
    2.マーケットのタイミングは計らない
    ドルコスト平均法を使おう。
    3.夢バケツつくる
    4.リバランス
    定期的にやるなら年に一回か二回。経済状況が変わるたびに不定期にやるのもあり。メアリー・キャラハン・アードス

    経済危機
    1973世界大恐慌
    1970年代高インフレ
    1976年英国ポンド危機
    1987ブラックマンデー
    2000ITバブル崩壊
    2008サブプライム住宅ローン危機
    2013金価格28%下落

    自問すべきは、次の経済危機が襲来するかどうか、ではなく、いつ襲来するか、である。

    株式は債券の3倍のリスク
    相関関係と因果関係は違う

    資産価格の変動要因→四つの季節

    成長 インフレ
    上昇 想定成長率より高い 想定インフレ率より高い
    下降 想定成長率より低い 想定インフレ率より低い

    この四つに25%ずつ資産配分すれば良い。オール・ウェザー

    成長 インフレ
    上昇 株式・社債・商品取引・金 商品取引・金・米国物価連動国債TIPS
    下降 長期米国債・米国物価連動国債TIPS 長期米国債・株式

    オールシーズンズ戦略
    株式(インデックス)30%
    中期米国債15%
    長期米国債40%
    金7.5%
    商品取引7.5%
    →年一回リバランスする

    まとめ
    ・低コストのインデックスファンドやETF。
    ・年一回のリバランス
    ・NISA使おう

    何のために投資するのか?→収入を作るため。
    大金がある初期に損失だすと、複利により死ぬ。初期に利益をだすと、複利により生きる。

    金融の世界において、富裕層を羨ましがり、富裕層向けの特別な運用をちらつかせたセールスにひっかかるのは、精神的田舎者であり、カモだ。

    好況期→インフレ→不況期→デフレ

    山崎式経済時計

    山崎元
    オールシーズンズポートフォリオ日本版
    ・国内株式15%…たとえばTopix連動ETF。日興アセットの上場インデックスファンドTOPIX(番号1308)
    ・外国株式5%…手数料が低いインデックスファンド。たとえばニッセイアセットの「購入・換金手数料なし、ニッセイ外国株式インデックスファンド」
    ・ヘッジ付き外国株式10%…たとえば野村アセットのFunds-i
    ・金ETF10%…インフレ対策
    ・J-REIT5%…金とあわせて実物投資によるインフレ対策
    ・長期国債20%…現在の日本は利回りゼロの季節感無しの金融政策を行なっているので、以下の二つに振り替えてもいいかも。金融政策が続くなら…
    ・ヘッジ付き外債15%
    ・個人向け国債(変動10)20%

    局面別配分
    ・好況期
    国内株式40%、外国株式20%、ヘッジ付き外国株式20%、個人向け国債(変動10)20%
    ・インフレ
    金40%、J-REIT20%、国内株式20%、外国株式20%
    ・不況期
    長期国債40%、個人向け国債(変動10)40%、ヘッジ付き外債20%
    ・デフレ
    長期国債60%、ヘッジ付き外債40%

  • どんだけレイ・ダリオのポートフォリオもったいぶんねんと。国債組み込むことで、暴落時の利回り低下を防いで市場平均をアウトパフォームするということか。債券の組み込みは一考の価値があるかと学んだけど、それ以外は別にエリート投資家でなくとも教えてくれる一般知識。ただ初学者は網羅的に知れるかとは思う。

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著者プロフィール

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「2017年 『世界のエリート投資家は何を見て動くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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