ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方 (単行本)

制作 : ニコライ・バーグマン  アーヴィン 香苗 
  • 三笠書房
3.58
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本棚登録 : 460
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957836

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパから火がついて、世界各国で大ベストセラー!!

「ヒュッゲ」とはデンマーク語で、
「心地よさ」「人とともにいるときに感じるぬくもり」
「不安のない状態」を表すことば。

「キャンドルをともして、コーヒーを飲む」
「気のおけない友だちと集まって、部屋で映画をみる」
「シェアできる料理を持ち寄って、おしゃべりする」
「シンプルだけど着心地のよいセーターや靴下をそろえて、温まる」……

心ときめく、小さな幸せをつくる方法。

* * *

デンマーク人が毎日使っていることば「ヒュッゲ」。
私は「ヒュッゲ」とはつまり、「人と人とのつながりから生まれるもの」だと思います。
誰かと何かを一緒にしたときに生まれる、あたたかい気持ちのこと。
みなさんの「ヒュッゲな時間」は何ですか?

フラワーアーティスト ニコライ バーグマン

感想・レビュー・書評

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  • 北欧の厳しい自然環境の中で、人々が幸福なひとときを追い求めた先に、ヒュッゲがあった。だから両者はコントラストの関係なのだという。これは大いに納得。ところで本書はコーヒーを手元に、好きな音楽を聞きながら読んだが、美しい装丁、魅力的な写真、要を得た文章は、紙の手触りとともに、まさにヒュッゲだったようにも感じた。日本を含む世界各国でヒュッゲが注目を浴びるのは、我々が必ずしも幸福と感じてない証左かもしれないが、わざわざ幸福のヒントを必要とするのは、最低限の衣食住が既に揃ったからこその贅沢税かもしれない。

  • 初夏の夜デカフェのコーヒー片手に、お気に入りのソファーでリラックスして読みました。全ページカラー刷りなので写真などもキレイ。のんびり街歩きしたような気持ちになれます。ヒュッゲの思想も素敵でした。

  • 『シンプルな幸せ』
    表紙に書いてある事がすべてです。決して極力モノは持たずシンプルに暮らしましょうとかそういうことじゃない。
    シンプルなことで幸せを感じられる暮らし、というのがなんとなく近い意味合いかと。
    ただしコレが正解ではないので、是非手にとってもらい自分の考えるHYGGEの答えを見つけてもらえたらと思う。

    さて、このHYGGE。聞き慣れない響きを持っていますが大半の日本人には馴染みのないであろうデンマークの言葉である。当然この一冊を丁寧に記した作者もデンマークのかたである。故にヒュッゲは身近であり、様々なテーマと統計による数字を用いて説明をしてくれる。
    こう感想を書いてしまうと勘違いされてしまいそうですが、写真やイラストも多用され、文字ばかりでないのです。

    面白い! なによりデンマーク人は人との繋がりを大切にしながらも一人の時間を持つことも忘れない、時間の使い方が上手な人たちなのは間違いない。

    自分の普段の生活がいかに時間に追われているのか見えてしまいました。余裕とかこだわりの品々とか全然思い当たらないなんてショックでした。

  • 学びが多かった!


    ヒュッゲ=ノルウェー語で「満ち足りること」

  • 「なあ、これ以上のヒュッゲってあるかな?」
    「そうね、あるかも」
    ちょっとしてから、女の子が答えました。
    「外で嵐が吹き荒れてたら、もっとヒュッゲじゃない?」
    
    出版は2017年10月。
    日本でも「ヒュッゲ」がちょっとしたブームになりました。
    (なぜ今ごろ読んでいるかというと、人気のある本は図書館で予約してから余裕で1年くらいかかるから。すぐに読みたければ買ったほうがいいわけです。)
    
    「ヒュッゲ」というデンマーク語は翻訳できない言葉で「人との温かいつながりをつくる方法」「心の安らぎ」「不安がないこと」「お気に入りのものに囲まれて過ごす幸せ」「心地よい一体感」「キャンドルのあかりのそばでココアを飲む」などもすべてヒュッゲだと著者は言っています。
    
    その上でたんなる「心地よさ」ではないと繰り返し例をあげて説明しています。
    
    「「ヒュッゲ」は「ヒュッゲでない」ものとの対比の中からしか生まれてきません。
    日常生活の中にあるさまざまな「ヒュッゲでない」ことをくぐり抜けたあとに得られるのがヒュッゲなのです。
    「外で嵐が吹き荒れてたら、もっとヒュッゲじゃない?」
    これがヒュッゲの重要なポイントです。その場の状況と外の厳しい現実との差が大きければ大きいほど、ヒュッゲの価値は高まると言っても過言ではありません。」
    
    著者はハピネス・リサーチ研究所というシンクタンクのCEOで、「みんなを幸せにするものは何か」について研究しているとのこと。
    デンマークが「世界でもっとも幸せな国」とされる最大の理由を「社会保障制度」だとしています。「福祉が行き届いていることで、国民の不安、心配、ストレスが軽減されている」と。
    
    デンマークの会社では5時になると退社。子育て中の人が部署にいる場合は、午後4時過ぎまでかかるような会議は開かない。
    とか家で家族とのんびり過ごすことが推奨されている環境などうらやましいかぎり。
    
    自転車通勤が多いのも、通勤距離が短い(自転車で通える距離に職場がある)ことで地域の人と一体感や信頼感をつくりやすいとしています。
    
    そもそも、日本で「ヒュッゲ」とか「シンプルライフ」が注目されているのは、日本経済自体が貧しくなってきて、「お金で買えない幸せ」とか「貧乏でも幸せになる暮らし方」が求められているから。
    
    「コーヒーと甘いお菓子でヒュッゲタイム」といった雰囲気的なことだけじゃなくて、日本の社会福祉がどうすれば良くなるのかを考えてみるべきですよね。
    
    (「翻訳できない世界の言葉」の例として、日本語の「積ん読」が「本を次々買ってはくるが、けっして読まないこと」と説明されてたんですけど、デンマーク人やほかの国の人は積ん読しないの? それとも買うだけで読んでないことが日本的なの?)
    
    以下、引用。
    
    「適切に部屋を明るくするために必要なものは、お金ではなく文化です。
    家具、生活様式、カーペット、どれも重要ではありません。あかりの配置に比べたら、ささいなことです。
    「あかりについて」ポール・ヘニングセン」
    
    「手間ひまかけているから、手づくりのジャムは市販のジャムよりもヒュッゲなのです。」
    
    「ある友人は、毎年ボードゲームの大会を開いています。ゲームの名前は「枢軸国と連合国」。第二次世界大戦を舞台にしたもので、勝負がつくまでになんと14時間ほどかかります!
    ただ単にゲームをするだけではありません。まるで政治家さながらに、おそろいの背広を着て部屋に集まり、ワーグナーやベートーベンの曲を流し、葉巻の煙を充満させてゲームにとりくむのです。煙のせいで、仲間の顔はぼんやりとしかわかりません。
    正直言ってやりすぎですが、すべてはヒュッゲのためなのです。」
    
    「寒い場所で温かいものに包まれている感覚は、単に「温かい」のではなく、むしろ厳しい環境の中で「安心感」を与えてくれるのです。」
    
    「デンマークは世界でもっとも幸福な国だといえると同時に、「世界でもっとも不幸な人が少ない国」でもあります。福祉国家というしくみは、「極端に不幸な人を減らす」という点ではとても有効です(もちろん完璧とまではいきませんが)。
    国民だれもが無料で医療を受けられ、大学教育も無料、失業しても手厚い給付金がもらえるのは、不幸な人を減らすうえで大いに役立っています。
    こうした恩恵は、あまり裕福でない階層の人々にとって、とくに重要な意味を持ちます。ほかの先進国に住む貧困層と比べると、少なくとも貧困の泥沼にはまることは回避できるということです。」
    
    「ある研究によると、ノスタルジア(郷愁)は前向きな気持ちを引き出し、愛されているという感覚を強め、自尊心を高めるそうです。」

  • 表紙の愛らしさにひかれて手に取った一冊。デンマークの幸福度数の高さはヒュッゲにあり?国民性というのは国によって様々で、何に幸せを求めるのかもまた同じ。社会が成熟しているように感じたのはヒュッゲのおかげかどうかはあれだが。寒さが厳しくてつらい土地を目一杯楽しもうという心構えのようでもあるし、スローライフ、シンプルライフの結果がヒュッゲにもつながるのか。

  • 2019.第1回ランチ講座「ベーシック・インカムのある暮らしを考える〜「生活の糧」が保障されたとき、あなたは何をしますか?〜」
    <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=340585

  • ヒュッゲ。デンマークの人々が大事にしている「人と人とのつながりから生まれるあたたかい時間」のこと。読んでる間じゅうずっと幸せホルモンが出てくるようなすてきな本でした。装丁も中の紙質もこだわりを感じて、買ってよかった〜と思いました。バルト三国はどこも幸せ指数高い国が多いけれど、日本が追いつくにはまだ先って感じですね。また読み返したい本です。

  • 幸せとは、誰かが与えてくれる華やかな贈り物ではない。幸せは日常生活の中にあり、自分で小さな幸せを見出して、それを心から楽しむことである。私は常々このように考えていたが、本書を読んで確信に変わった。

  • こんなことができたらいいな,って本。
    今の生活状況では無理です。

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著者プロフィール

1978年、デンマーク生まれ。デンマーク幸福研究所所長。幸福と生活の質政策ネットワーク・ラテン・アメリカ創設者の1人。その研究はワシントン・ポスト、タイムズ、CB S など多数のメディアで特集されている。TEDxにも登壇。『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』(アーヴィン香苗訳、ニコライ・バーグマン解説、三笠書房)が世界でベストセラーになる。同じシリーズの『リュッケ 人生を豊かにする「6つの宝物(こと)」』(アーヴィン香苗訳、三笠書房)と合わせ、世界累計100万部を超えている。

「2018年 『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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