ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方 (単行本)

制作 : ニコライ・バーグマン 
  • 三笠書房
3.71
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  • (8)
本棚登録 : 1604
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957836

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパから火がついて、世界各国で大ベストセラー!!

「ヒュッゲ」とはデンマーク語で、
「心地よさ」「人とともにいるときに感じるぬくもり」
「不安のない状態」を表すことば。

「キャンドルをともして、コーヒーを飲む」
「気のおけない友だちと集まって、部屋で映画をみる」
「シェアできる料理を持ち寄って、おしゃべりする」
「シンプルだけど着心地のよいセーターや靴下をそろえて、温まる」……

心ときめく、小さな幸せをつくる方法。

* * *

デンマーク人が毎日使っていることば「ヒュッゲ」。
私は「ヒュッゲ」とはつまり、「人と人とのつながりから生まれるもの」だと思います。
誰かと何かを一緒にしたときに生まれる、あたたかい気持ちのこと。
みなさんの「ヒュッゲな時間」は何ですか?

フラワーアーティスト ニコライ バーグマン

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んでいる時間がすでにヒュッゲ。
    「幸福度1位!」とかは結構実態とズレがあると思いつつ、長く暗い冬を過ごす国の人の生活にはヒントがきっと詰まっているに違いないと思った。
    北欧各国の違いは正直ついてない。
    いつかデンマークもいってみたいな。

    2020.11.29

  • 沢山織り込まれている挿絵と写真が可愛い。行間も広めにとられていて気楽に読める。細かく章が分かれているので、ヒュッゲしながら少しずつ読み進めていくのにぴったりな本。図書館で借りて良かったので購入した。

    印象的な言葉
    ・言葉や言語が私たちの生き方を決める
    ・人間が幸せかどうかを知るいちばんの尺度は「人間関係」
    ・ヒュッゲのカギは、人と一緒にいること。「社会とのつながりが人の幸せの本質である」
    ・ぬくもりや満足感もオキシトシンの分泌を促す
    ・ヒュッゲは内向きな人が疲れることなく社会に参加する方法
    ・日常生活にある様々な「ヒュッゲでない」ことをくぐり抜けた後に得られるのがヒュッゲ

    感想
    ・身近なもので暮らしを豊かにするヒュッゲ、気軽に真似できそう。数回しか着ない服に散財してしまう自分の消費行動も反省...
    ・社会全体の考え方が日本と全く異なる。とても暮らしやすそうだし、幸福度ランキング1位常連なのも納得。
    ・抽象的な話にも研究データの裏付けがあるのが良い。
    ・「世界各地のユニークな言い回し」で日本からは「積ん読」が掲載されているのが面白い。
    ・自分も家族や身の回りの人を大切にしようと思った。
    ・キャンドルを生活に取り入れてみたい。
    ・照明の色や明るさにもっとこだわってみたい。
    ・「パントンVPグローブ」という照明がすごい。
    ・デンマーク(特にラ・グラース!)に行ってみたい。

  • 毎日忙しなく仕事や家事に追われて、なかなか自分を見つめたり、家族や仲間とのささやかな交流すらないがしろになってきている時に必要な考え方、なのかなと思いました。
    それにはその場所の雰囲気をキャンドルや照明で作り、自分達を喜ばせるお菓子や本を置き、触り心地の良いブランケットや服を身にまとい、完璧にリラックスできる環境をセットする。簡単なようで難しい。こんなことでって一見思ってしまうけど、雰囲気が手伝って、人にも自分にも優しく労われる気持ちになれるのかもしれないです。
    一回読んだくらいでは消化できないので、何度も読んで体得したくなるような一冊でした。

  • 雨の降り続くこの季節に、何かヒントになるのではないかと手に取ってみた1冊。

    本書を読むとデンマークは気候だけで見れば日本の東北~日本海側のような(むしろそれよりも暗い)イメージを受けるが、ヒュッゲを大切にする事(また充実した社会福祉制度)により世界一幸福な国だと言われている。最新2023年の調査ではフィンランドに次ぐ2位だが、それでも日本の47位と比べると雲泥の差がある訳だ。

    国民性やヒュッゲ等の生活習慣は勿論あるのだろうが、極端に不幸な人を生まない福祉制度、という文中の言葉からやや社会主義的な思想に近いのかなと感じたりもした。人の幸福の本質を考えると、確かに資本主義よりは理に適っているのかなぁ…と無知ながら考える。
    デンマークという国にいつか行ってみたくもなったし、とても興味をそそられる内容だった。

    ぜひ私も、リビングのライトを備え付けのものから暖かい光に変えたり、季節の保存食を作ってみたり、キャンドルを灯してゆっくり本を読んだり、アグネス・オベルの歌を聴いたり(とっても良かった!)、意識的に自分を労るヒュッゲな時間を持っていきたいなと思った。

    また、解説がニコライ・バーグマンで個人的に驚いた!彼もデンマーク人だったとは…。
    フラワーボックスや(今は閉店してしまったが)ジュエリーブランド等、手に取る機会が多かったので不思議な縁を感じた。

  • 北欧を感じられる1冊。フィーカー大好き!

  • 北欧の厳しい自然環境の中で、人々が幸福なひとときを追い求めた先に、ヒュッゲがあった。だから両者はコントラストの関係なのだという。これは大いに納得。ところで本書はコーヒーを手元に、好きな音楽を聞きながら読んだが、美しい装丁、魅力的な写真、要を得た文章は、紙の手触りとともに、まさにヒュッゲだったようにも感じた。日本を含む世界各国でヒュッゲが注目を浴びるのは、我々が必ずしも幸福と感じてない証左かもしれないが、わざわざ幸福のヒントを必要とするのは、最低限の衣食住が既に揃ったからこその贅沢税かもしれない。

  • 初夏の夜デカフェのコーヒー片手に、お気に入りのソファーでリラックスして読みました。全ページカラー刷りなので写真などもキレイ。のんびり街歩きしたような気持ちになれます。ヒュッゲの思想も素敵でした。

  • 寝る前に数ページずつ読んで、リラックスできる貴重な本。

  • “ヒュッゲ“って?

    聞いたことあるけど、
    ちゃんとよく分かってなかったヒュッゲ。

    デンマーク旅前に、
    デンマークの文化を知りたくて
    この本を読んでみた。

    わかったのはデンマークが
    なんかほっこりした考えの国だということ。笑

    ヒュッゲの語源は
    抱きしめる、気分、慰める、考える。

    どうやって心地よい時間を過ごすかに
    全力投球するデンマーク文化が愛しくなった。

  • 日常に疲れてしまったらもう一度読みたい本

    窓辺の椅子でゆったりとした時間にページをめくれば、それだけでヒュッゲです

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著者プロフィール

1978年、デンマーク生まれ。デンマーク幸福研究所所長。幸福と生活の質政策ネットワーク・ラテン・アメリカ創設者の1人。その研究はワシントン・ポスト、タイムズ、CB S など多数のメディアで特集されている。TEDxにも登壇。『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』(アーヴィン香苗訳、ニコライ・バーグマン解説、三笠書房)が世界でベストセラーになる。同じシリーズの『リュッケ 人生を豊かにする「6つの宝物(こと)」』(アーヴィン香苗訳、三笠書房)と合わせ、世界累計100万部を超えている。

「2018年 『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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