読むだけで心ときめく美人のことば練習帖: さりげなく使ってみたい、素敵な言いまわし (王様文庫 B 176-1)
- 三笠書房 (2016年5月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837967880
作品紹介・あらすじ
挨拶に、なにげない会話に、手紙に、四季折々に――
魅力的な人は、「美しい言葉」をたくさん知っています!
◆今の「思い」を彩ってくれる言葉
・・・「えもいわれぬ」「おもはゆい」「しみじみと」
◆ちょっと加えてみると素敵なひと言
・・・「ひとしお」「いたく」「心から」
◆「ありがとう」の気持ちがいっそう伝わる
・・・「ひとえに」「幾重にも」「お力添え」
◆春夏秋冬を楽しむ挨拶
・・・「水温む」「風光る」「山装う」
たとえば日本語には、英語の「LOVE」に
あたるような表現が、数多くあります。
「愛おしい」「慕う」「かわいい」「慈しむ」
「憎からず思う」「首ったけ」「かけがえのない」・・・・・・
こうしたグラデーション豊かな言葉から、自分の気持ちに
ぴったりくるものを選び、上手に使っている人には、
誰もが心ひかれるでしょう。 岩下宣子
感想・レビュー・書評
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すごく不思議なんですが、読んでいる最中、メモを取る頻度は多かったのにも関わらず、読後、あまり何も残らないという…。
美人は美しいことばを話すものです、皆さんも愛語を積極的に口にしていきましょう!がコンセプトなのかな?と思うのですが、それにしてはとっ散らかった印象の本でした。
後半にいくにつれ実践的になるというか、手紙で使える文章例などがたくさん載っているのですが、この章と他の章との差が激しく、いまいち内容が入りづらかったです。作者の方の持論やちょっとしたアドバイスなども加えられているのですが、あまりにも短過ぎて、なぜその話を今?という感覚に陥ってしまうこともしばしば。
ただ、文体からにじみ出る、穏やかな語り口は心地よかったですし、説教じみた文体ではなく、あくまでも作者自身の体験談をシェアしてくれているという感覚から察するに、この本がなんとなくいまいちな出来になってしまったのは、編集さんの責任なのでは…と思ってしまいました。もしくは、企画自体が、文庫にするには詰め込みすぎだったのか。
どちらにせよ、「美味しい」と有名な食べ物と果物とデザートを詰め込んだお重のように、ひとつひとつの味はしっかりとしているのに、最終的な印象が芳しくないというやや残念な結果に。
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