気持ちの整理: 不思議なくらい前向きになる94のヒント (知的生きかた文庫 さ 4-23)

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837973126

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  • 「つらいときこそ、いい運をためているとき」、「悩むのはそれだけ誠実な証拠」。
    わたしも含め、何かしらの悩みがある人は多いはず。
    仕事、対人関係、生き方…などなど、悩んでいるというと、暗いとか弱いとかマイナスなイメージが強いけれど、
    悩むことは決してマイナスではない。
    わたしは、すぐに結果を求めてしまっていることを改めて感じさせられた。
    人間だから、よい結果が出なければ、落ち込むのは仕方ない。でもそれによって自分自身を否定したり他人を否定したりする必要はないということ。悩む過程で、少しずつ、少しの変化にも揺れない強い心と、他人への優しさや寛容さを培うことが出来る。
    そうなっていくための心の持ちようを示してくれる一冊。

    94個は多いので一日少しずつ読むのがおすすめ。

  • 読書録「気持ちの整理」3

    著者 斎藤茂太
    出版 三笠書房

    p47より引用
    “ 悩みにおちいったとき、自分が変化する
    のがどんなに難しいことかは私も知っている。
    知っているから、あなたにそれを急がせたり
    するのはやめておこうと思う。じっくり悩ん
    で、ゆっくり変わればよい。
     ただ、あなたにも、他人が変化するのを期
    待したり、それを強要するのはやめてほし
    い。”

    目次から抜粋引用
    “つらいときこそ、あなたはいい「運」をためている
     ここさえ注意すれば、「グチ」は明日への活力になる
     はたから見れば、あなたは十分幸せです
     あと三ヶ月で世界が終わるとしたら……
     スランプになっても、あせらないでだいじょうぶ”

     精神科医である著者による、気持ちを切り
    替えるコツを記した一冊。過去他社刊行「気
    持ちの整理の上手い人下手な人」、加筆・再
    編集・改題版。
     苦しい時間の活かし方から環境変化に対す
    る気の持ちようまで、多くの実例を元に書か
    れています。

     上記の引用は、自分の変化の先延ばしにつ
    いて書かれた項での一節。
    自分が出来ないことは、あまり人に押し付け
    ないほうがいいのかもしれませんね。
     気持ちの変化について、多くの項目に分け
    て書かれているので、気持ちがつかれた時に
    手にとると、何か解決案が見つかるかも知れ
    ません。

    ーーーーー

  • 使えると思った考え方がいくつもあった♫
    ・グチは言ったっていい。でも言いすぎは良くない。どうする?タイムリミットを決めちゃえ!「今から一時間はグチを聞くよ」
    ・悩みが過去にあるなら、それをしてしまえ。過去にコンプレックスがあるなら、そのような状況にいる誰かを助けてみよう。
    ・勝手にしやがれ!精神を持つと楽になるぞ。
    ・口だけ星人になるぐらいなら弱味を認めてしまえ。
    ・美人やイケメンにも劣等感はあるぞ。
    ・美人でモテる人と、非美人なのにモテる人の共通点は?明るくてひがまない。そうなればいいんだつまり。
    ・気分転換の定番を持つと吉。絶対泣く小説とか。映画とか。
    ・ココをケチるな!例えば近場のホテルに泊まるとか、一日だけ欲しい服を買いまくるとか。つまり非日常をたまにはつくることがすごく大事。そこにはケチらなくても良いんでは?

    シンプルだけと、深いメッセージ多いです。たた鬱なひと、鬱になりがちな人へのメッセージが多くて、そこは今の自分にはあまりさんこうにならなかったのでマイナス★

  • 世の中に完全なマイナスはないって事がわかる。何もかもやりたくないって時に気分転換によいかも。そういう時は本読む気力すらなかったりしますが。

  • わりと気持ちの整理がついてるときに読んだのでフムフムと言った感じ。
    著者が優しくさとしてくれる。

  • モタさんの本。
    そうだよなー。そうしなきゃなー。と思わせてくれる本。

    何回も読み直して実践、反省をしたくなる本。

  • シンプルだけど、心に届く。
    ちょっとした気持ちの持ちようでまえより楽に生きられるんだ、とわかりました。

  • 本当に前向きになれる本。
    今人生の中でも一番の絶望から何とか立ち直ろうともがいているところなんだけど、その中で「これをやろう」「あれをやってみよう」と自分の中で決めたことがいくつかある。明確な理由はなく、ただ何となく興味を持ったからやってみようと思った。
    でもこの本がその「理由」を表現してくれてる。
    「これに興味を持ったのはこういうことからかぁ。」と、自分の自然な欲求に、意味を教えてくれたように思う。
    最近さくらももこの本や漫画を読み漁ってるけど、まさに「ちびまる子ちゃん」を落ち込んだときに読む理由が書かれてるしね。(笑)これには驚いた~!

  • 父親の本棚からなんとなく手に取ってみました。
    自分の気持ちの整理ができたのはもちろんのこと、この本を購入した父にもいろいろあるんだろうな・・・
    と、勝手に考えたり考えなかったり。
    モタさんの本、好きです。

  • 該当しないヒントもあるかもしれない.
    でもね,スッキリするから.読んでみてよ.

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著者プロフィール

1916年、東京に生まれる。精神科医、エッセイスト。歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の兄。父の跡を継いで東京・府中の斎藤病院院長を務めるかたわら、テレビ出演や講演、作家活動を活発に行う。人間味あふれる話し方、卓越した人柄で多くの人を魅了し、「モタさん」の愛称で親しまれた。
著書には『いい言葉はいい人生をつくる』(成美文庫)ほかベストセラー多数。2006年逝去。

「2022年 『折れない心をつくるいい言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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