自分をもっと深く掘れ! (知的生きかた文庫 に 4-6)

著者 :
  • 三笠書房
3.45
  • (7)
  • (11)
  • (14)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 183
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837975755

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 毎日ニコニコ「cherrtful」に過ごしましょう、っていう言葉が気に入りました。
    新渡戸さんは少しお堅い人っていうイメージだったけど、こういう明るい考え方も持ち合わせてるんだなぁ。

  • ●浅く広くな内容の自己啓発本で、一度は見聞きしたことがあるような内容なのですが、それをこんな昔に書いた新渡戸稲造さんは凄いと思います。(が、期待してた本と違ったので低評価)

    ●心に残ったところ
    ・いつも愉快な気持ちで「チアフル」でいることは難しいけど大切
    ・自分の実力は欺けないのだから、最初から等身大の自分を見せた方が良い
    ・他人の批評を聞くと、批評している人のことがわかってくる
    ・他人の良い面に注目し、悪い面には何か事情があるのだと考えて見逃す
    ・どんなに凄い人でも反感を受けるのだから、全員から同情を得ようとせず、自分が信じる道を進むのが真の同情を受けるための良法
    ・「生きる目的」という壮大な問題の答えを知るためには、まず「今何をしたら満足か?」と身近なところから考えてみることがはじめの第一歩
    ・本当に凄い人こそ小さな仕事をそつなくこなし、またそれに不満を持たない

  • "この本の原著は大正元年に出版された「世渡りの道」とのこと。
    当時の様子と今の様子を比べてもそれほど変わっていないことがわかった。
    今どきの若い人は、という視点からの指導は今でもしっかり通用するもの。
    「武士道」とともに一度は読んでおきたい本。"

  • 自分を甘やかさない。
    人の悪口を言わない。
    上司に気持ちよく自分を使ってもらう。

  • 人のもっているもののなかで瞳ほど人物をよくあらわすものはない。(中略)瞳をみれば、とうてい覆い隠せるものではない。
    武道においても、瞳を見る要諦と、瞳の先をみる遠山の目付の要諦のどちらもあるが、その人物をみるには、瞳の奥にある意思を感じ取る事が必要と考える。

  • 読書録「自分をもっと深く掘れ!」5

    著者 新渡戸稲造
    解説 竹内均
    出版 三笠書房

    P258より引用
    “もし逆に、今の職務をはなはだ不本意に思い、おれがこの世に
    生まれた目的はこんなことをするためではないと自負するあまり
    現在の職務を怠れば、これは取りも直さず、その人が偉くないこ
    とを証明するにすぎない。
     自分の現在の義務を完全に尽くす者がいちばん偉いと思う。”

     目次から抜粋引用
    ““ひとりよがりの生き方”を捨てる
     苦労が顔に出ない人の厚みと強さ
     “非生産的な悪癖”を直す私の一工夫”

     大学教授を歴任し、青年の教育に力を注いだ著者による、毎日
    の生き方や問題に対する解決策や考え方を記した一冊。
     人という字についてから人生の目的についてまで、力強く説得
    力のある文章で書かれています。

     上記の引用は、世渡りの極意について書かれた項での一文。
    目の前の仕事を何よりもシッカリとこなす事が、充実した人生を
    送るうえで大切なことのようです。仕事に就くのが大変な現在の
    状況ですが、それゆえに、見つけた仕事は大切にしたほうがいい
    かもしれません。
     もっと大切に毎日を生きなければならないなと、思い直させて
    くれる一冊です。

    ーーーーー

  • 良書です

  •  「世渡りの道というものも、毎日出合う卑近な事柄について具体的な心得を知ることにある。手の扱う仕事がいかに卑しくとも、足がいかなる泥中を踏むとも、思想が高潔であれば行なう公務も尊くなり、足元の泥中よりハスの花が咲くにいたる」(p17)

     本書の基本理念はいかにして品位ある生き方であるが、一切難しいことは書いていない。要は、自省的な姿勢をもつことで弱い不完全な自分と正直に向き合えということである。そして全てを受け入れろ、相手の弱点ではなく長所を探し、良い点は何でも吸収し、学ぶ対象と捉えることで常に向上心を保てということ。それを筆者なりの言葉で主張する。
     重要なのは、生き方や日々の姿勢であり、没した後にいかに惜しまれるか。しかし、自分んで自分を惜しむな。職業に貴賤は無い。あるのは生き方の差だ。笛吹きでも太鼓持ちでも、生き方次第、心がけ次第である。
     ただ、之を受け入れる受け入れられない自体、人の受け取り方に差があるだろう。とりあえず読んで欲しい、話はそれからだ。

  • 新渡戸さんだけど、いまいちだった。

  • 自分の理想というものは、他人との結びつきががあってはじめて実現される (竹内均)

    「自分の現在の義務を完全に尽くす者が一番偉いと思う。」

    どんな種類の疑問も、実行なしに解くことはできない。
    (カーライル、イギリスの歴史家)

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1862年南部藩士の子として生まれる。札幌農学校(現在の北海道大学)に学び、その後、アメリカ、ドイツで農政学等を研究。1899年、アメリカで静養中に本書を執筆。帰国後、第一高等学校校長などを歴任。1920年から26年まで国際連盟事務局次長を務め、国際平和に尽力した。辞任後は貴族院議員などを務め、33年逝去。

「2017年 『1分間武士道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新渡戸稲造の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フィリップ・マグ...
デールカーネギ...
大前 研一
阿部 紘久
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×