- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837976332
感想・レビュー・書評
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「使う!「論語」」2
著者 渡邉美樹
出版 三笠書房
p60より引用
“孔子は「それは『恕(他人を思いやる心)』だ。
自分がしてほしくないことを、ひとにたいしてしないことだ」
と答えた。”
実業家である著者による、
中国の古典に自らの経験などを交えて書かれた一冊。
学ぶことの意味から夢の実現に対する行動についてまで、
成功者らしい含蓄のある言葉で語られています。
上記の引用は、
孔子の一言の現代語訳。
かの有名な「己の欲せざるところは、人に施す事なかれ。」です。
人と接する時や場合全てにおける基本の考えだと思います。
ただ自分がして欲しいと思っていることであっても、
人に押し付けないことも気を付けたいと思います。
論語の現代語訳が読みたい人には、
あまり向いていないように思います。
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なんかの本で、自分の苦手な分野の本も読んでみるといいってあった。
まさに、こういうの。
でも、やっぱり普段まったく読まない分野だからこそ、色々な考え方に触れられ、自らを深めることにつながるはず。
2012年、初読了。 -
図書館で目に留まり借りました。
筆者がワタミ会長だと読み始めてから知りました。
その時点で既成概念のフィルターがかかってしまったかも
しれません。夢に向かい我武者羅に生きてきた筆者の生き方
を否定するわけではありませんが、私は正反対な生き方を望む
ので、あまり共感出来る部分はありませんでした。
従って、考え方により論語の解釈も異なると改めて感じ、
筆者を崇拝する人にはいい本かもしれませんが、私のように
筆者を崇拝出来ない人には、どうなのかと。。。 -
使う!論語です。
はっきり言ってしまうと、自分と訳者は随分思想が反目しています。よって、個人的には読む価値が見出せず、それでも良いことは言っていたので☆3つにしました。
まず、作者である渡邉 美樹氏は凡人です。これは疑いようないことです。努力の限りを尽くした凡人であると言えるでしょう。
論語における孔子の原文は大部分同意出来るものでしたが、残念ながら氏の解釈の幾つかは相容れないものでした。と言うのも、彼は人の幸福とは何か、人生とは何か、どう生きるべきかという問いに答えを用意し、それをすべての人に強要しようとしているからです。また彼は真の、とか、高潔な、とか言う言葉をよく使いますが、それは彼の基準で考えている独りよがりの様に思えます。私はそれらには答えがないと考えているし、あるはずがないと考えている為、全く以て相容れません。
更に言えば、私の人生の目標は自分の興の最適化だと思っている点でも、真っ向から反目しています。私は自分の興の為に学問を学び、世界を知り、目標を達成しようとしています。自分が好むから人の為に良くしてやりたいと思うし、他人が悲しむのを見たくはありませんし、当然友人は裏切りません。それだけの話です。感性は人によってそれぞれでしょう。DNAや運命に刻みつけられた宿命的生き方や感性などありません。残念ながら、と言うべきかもしれませんが。
勿論同意する点も多かったです。君主・政治とはどうあるべきか、と言った点や、能力として成長する為にはどうすべきか、と言う点。つまり目的とその方法論に関しての叙述は殆どが同意です。
また、全ての人がこの本にあるように生きるのならば、衝突無き慈愛に充ち溢れた世の中が出来るとは思いますが、それはそれで気持ち悪いと思ってしまうのは私だけではないでしょう。 -
コンパクトで読みやすい。論語は現代でも使える。ドラッカーにも共通する境地
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あるところに入会しているのだが、この人だけは認めたい。良いことがたくさん書いてある。全て出来ればそれは素晴らしいが、、、
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論語は読んだことはなかった。
でも、いくつかは学校で習っていたのか。それとも他の何かで読んだことがあったのか。
渡邉会長はかっこいいと思う。
威張らない、欲張らない。
こうありたいと思わせる生きざま、そのヒントが論語にあると分かった。
論語を学ぶきっかけになりそうです。 -
言わずと知れた渡邉 美樹さんの論語との関わりが書かれた本。経営に論語を取り入れている。「夢に日付を入れる!」
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恕(じょ)他人を思いやる心
自分のして欲しくないことは人にもしない=逆が成功の条件?
自分の棚卸をする=今の自分のパラメータを知る。
自ら見切りをつけてはいけない。可能性は無限大。 -
・ 時間を守る
・ 自慢しない
・ 人の意見を聞く
・ 恥ずかしいと思うことをしない
・ 笑顔で挨拶する
・ 悪口を言わない
・ 尊敬できない人を友人にしない
・ 得は弧ならず、必ず隣あり。
・ メメント・モリ(死を想え)→ 一日を大切に