般若心経、心の「大そうじ」: 人生をのびやかに過ごす32の方法 (知的生きかた文庫 な 34-1)
- 三笠書房 (2007年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837976523
感想・レビュー・書評
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般若心経の書き下し文とともに、語句や仏教の解説があり、般若心経の内容が分かりやすく述べられた書。呪文にしか思えなかった般若心経の意味や、梵語のまま書かれている真意などが理解できた。
各語句毎に、著者の説話が入っているのも、般若心経に親しむきっかけになった。
マラウイに居た時に読んでから約10年。再び読みたくなって取り寄せた。やはり分かりやすくて、般若心経に親しむきっかけとなる良書だと思う。ここから読経に親しんで、心を整える習慣を身につけたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書録「般若心経、心の「大そうじ」」5
著者 名取芳彦
出版 三笠書房
P269より引用
“一日の中で、二分の時間が取れないような生活をしている
方、読むための静かな場所が確保できない方は、すでにあなたの
その生き方が、のっぴきならない状態にあると思っていただいた
方がいいかもしれません。”
目次から抜粋引用
“もっと陽気に生きよう!
心を磨いて、ニコッとしよう!
心のホコリを「一生の誇り」に変える!
もう迷わなくて、大丈夫!”
密蔵院住職である著者による、般若心経を元に気持ちを落ち着
けるコツを記した一冊。
般若心経の現代語訳から個々の語句に関連する話まで、著者の
僧侶としての経験から得られたエピソードと共に解説されていま
す。
上記の引用は、マントラ(真言)を唱えることについて書かれ
た項での一文。世の中には二分の時間も取ることが出来ない程、
忙しく働いている人がいるのかと思うと、自分がいかに働いてい
ないのかと思ってしまいます。私はそれほどまでに働くと、途中
で倒れてしまう気がするので、忙しく働くことが出来るというの
も才能なのかもしれないなと思いました。
般若心経の境地に辿り着くのは難しいですが、毎日少しずつ良
くなるように生きたいものです。
複雑な専門用語を使わず、読みやすい穏やかな文章で書かれて
いるので、誰にでも勧められる一冊だと思います。
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名取さんの般若心経への「愛」がすごい!
というか「仏教」への愛だろうか。
お坊さんだから当たり前のような気がするけど、
その愛情の熱量がすごい。
ちょっと暑苦しかったけど、ちゃんと読んだ。
だからたくさん教わった。
・ありがたい=Hard to happen…Luckyとは違う
・自分の「癇のツボと怒りの沸点」を把握しておく
・般若心経は「こだわるな」と言っている
・仏は必要に応じて姿を変えて人を救う
・マントラを繰り返すと、人間の意識の質を整える
ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてー…
いざという時に唱えるようにします。
GW中に、密蔵院に行ってみよう。
今までより般若心経が身近になった。
ありがとうございました!
Hard to happen ! -
般若心経の解説は少なめで、般若心経の言葉から生きていく上で心が軽くなるエピソードを紹介した本で、とても親しみやすい内容でした。中でも「観音様ってなに?」って項目で紹介されていた千宗旦のエピソードにとても感動しました。
ただ、般若心経の詳しい解説が読みたい方には物足りないかもしれません。 -
坂野
ちょっと読むには早い感じがしました。
自分自身今のところ自分の考え方があるのでどうしても反発ではないのですが、流してしまう感じでした。
でもいつかまた読んでみようと思う一冊でした。 -
この本は興味本位で手に取ったもの。
「般若心経」は母親が昔から写経をやっていたり、お寺さんで一緒に読んだりしていたので、身近なものであったものの、実際どんなものかを知らずにここまできた。
心の大そうじというタイトルも目を惹いたので軽い気持ちで読んでみた。
この本は、「般若心経」を細かく分けて、何が書いてあるかを解説している。
接しやすいようにたとえ話が盛り込まれていて、理解しやすいものである。
宗教的にどうかというところまで突っ込んだ話をするつもりもないので、書評も深く書けないが、私も写経を始めてみようと思う。
ストレスばかりの生活からちょっと心を沈めるためにもいいかな、と思う。 -
再度読んでみたら、とてもよかった。
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さらりと読めます。真言宗でありながら、なかなか勉強できずにおりましたが、これなら!
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祖母の死の前後に読み、写経をするきっかけになった。宗教ということではなく、自身の、いい意味での教育勅語なのかもしれない。出張先や飛行機の中でも読み返すと、本当に心が落ち着く。
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何度かじっくり読みたい本。心経を親しみやすい日常の場面に置き換えて話がされており、自らの行動について一つ一つ染み渡るような感じがした。