この一言が人生を変えるイチロ-思考 (知的生きかた文庫 こ 28-2)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837978060

作品紹介・あらすじ

「イチローの言葉」に秘められた真のメッセージとは?どんな仕事、勉強、人間関係でも、自分の力を最大限に引きだすことができるかどうかが、勝負どころだ。問題は、元々持っている力の差や才能の差ではない。イチロー選手が試行錯誤してたどり着いた成功者の「思考パターン」と「心理」を知った瞬間、あなたの未来は変わりはじめる。

感想・レビュー・書評

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  • Anyone gets nervous if they get serious.
    It's better not to relax forcibly.

    本気になればだれでも緊張する。無理にリラックスしないほうがうまくいく。

  • ”第2回WBCの頃の言葉を中心に集めたもの。
    ---
    T:
    P:
    O:イチローの言葉を中心にさらっと確認する。
    ---
    「小さなことをコツコツと→とんでもないところ」の話が載っていなかった。残念。
    ・とにかく「ムダ」なことを考えることですよ。(p.30)
    ・戦うのではなく、断言することにより、夢は必ず実現する。(p.99)
    ・僕の中のスランプの定義というのは、「感覚をつかんでいないこと」です。(p..58)
    ・自分の技術に自信を持つ前は、相手のミスを待っていたんですけど、技術に自信を持ってからは、相手のベストを待っている。(p.86)
    ・実際、自分ができるかぎりの勉強はしました。でも、1番にはなれなかったですよ。学年で7番とか8番にはなれんたんですよ。僕(p.144)
    ★ここまでヒットを重ねるには、それより遥かに多い数の凡打を重ねなくてはいけない。やっぱり思うことは、2000という表に出る数字じゃなくて、それ以上に遥かに多い数の悔しさを味わってきたことのほうが僕にとっては重い気がします。(p.182)
    ・仕事の責任のために練習をしているわけじゃないんですよ。
     野球が好きだから、練習をしているんです。それだけです。
    ★好きな言葉と言われると、すぐに思い浮かびません。
     ただ、嫌いな言葉ならありますよ。
     「成功」
     この言葉、嫌いです。(p.214)”

  • 児玉光雄さんによる『羽生結弦 誇り高き日本人の心を育てる言葉』を読んで、その数年前にこの本が出ていたことを知り、読んでみました。
    本の形式が新しい本で改良されていることがわかりました。

    イチローはなんといってもポジティブで、困難をすべてプラスに活かしていく人。それがよくわかりました。

    私がとくに知りたかったのは、彼がプレッシャーとどう向き合っていくか?でした。

    イチローの発言
    「ここで打ったらえらいことだな、打たなくてもえらいことになる、
    日本での視聴率もごっついな。
    ここで打ったら、オレ、持ってるよな…」
    そんなことが浮かぶときはろくな結果になりません。
    でも浮かんでしまった以上、消すこともできないから、
    こうなったらこの流れに便乗したれと思って
    ちょっとした実況中継が始まったんです。
    「さあ、この場面でイチローが打席に入ります!」みたいにね。

    イチローはプレッシャーを味方につけているのです。
    プレッシャーを「ワクワクする醍醐味」にしてしまう。

    「大きなプレッシャーがかかるのも、見方を変えれば、それだけ重圧のある大きな仕事にめぐりあえた証、とても光栄なこと、感謝しよう」
    「プレッシャーを感じたら、これですごい仕事ができると考えてみよう。そして手に汗を握る瞬間を楽しんでみよう。プレッシャーこそ私たちに偉大な仕事をさせてくれる“燃料源”なのである」
    と児玉氏。

    しかし、最後にちょっとだけありました。イチローが胃潰瘍になったことがある。弱いところもあったんだ…。

  • WBCのときのインタビューが多め。
    いいことを言ってる気もする。

  • 2014年2月8日読了。

  • イチローの言葉はすごい重みがある。

  • イチローの言葉自体は、なるほど~と思いますが、それについて書いているって感じです。
    努力して努力して、苦しんで苦しみぬいた人が到達できるところのような気がしました。
    考え方は、とても素晴らしいと思いますが、メンタルを鍛えるためにはどうするのか、いまひとつ分かりにくかったです。

  • ●「チームを勝利に導くリーダーシップ」がつく言葉
    ・「「仲間」っていう意味を、日本の人たちは違う感覚でとらえていると思うことがありますよね。試合が終わって一緒にご飯を食べにいくとか、同じホテルで泊まっていて、わざわざノックをして連れ立って食堂へ行くとか。一緒にトイレまで行っちゃったり(笑)。そんなの仲間でも何でもないと思うんですけどね。」byイチロー

    ・組織の中でうまく生きていく術として、日本人はどうしても自分を抑え、「みんなと一緒」を重んじがち。でも、その発想であなたは最高の成果をあげることなどできない。

    ・「必要とするチームとしての共通認識は向上心です。チームには強いリーダーが必要という安易な発想があるようですが、今回のチームには、まったく必要がなかった。外からはリーダーのように言われたが、まったくそんなことはなかった。それぞれが強い向上心を持っていれば、必要ない。むしろ、そんなものはないほうがいいと思いました。」byイチロー

    ・「前回もキャプテンが誰かなんて決まっていたわけじゃないんですから、決める必要はないんです。チームがまとまるというのは、自然発生的なものだと思います。」byイチロー

    ・心理学者ホワイトとリビットの実験でも、チームリーダーが上から目線でメンバーに指示するよりも、率先して先頭に立つ姿をメンバーに見せるだけのシステムのほうが、明らかに成果があがったという。リーダーシップの基本原則である。

    ・チームワークという言葉は、少なくともプロの集団ではあまり使われるべき言葉ではない。なぜなら、個の力を高めるという意識がメンバーの心の中で弱まってしまい、かえってチーム力は高まらないからだ。本来、チームワークという言葉には、弱者救済の意味が含まれている。強い個の集団であるべきプロのチームでは、ひとまずチームワークを封印して一人ひとりが個の力を発揮することに全力を注ぐといい。

    ・その名前を聞くだけで、「名人芸を持った人間」と関係者に一瞬で思わせるのがブランドの定義だ。あなたもイチローに負けないくらい、自分の名前をブランドに仕立てるために努力を積み重ねなければならない。自分をブランドにするには、一つでいいから、得意ワザを持とう。スキルに限らず、性格や人柄でも構わない。それを極めれば、周囲は黙っていてもあなたに注目するようになる。

    ・出る杭は「打たれるかどうか」なんで、気にしない。

    ●「壁を突破する不思議なパワー」が湧く言葉
    ・心理学者のBワイナーは「失敗の原因をどこに求めるか」を分析し、原因帰属理論を唱えた。原因は①外的で変動的な要因(運など)、②外的で固定的な要因(問題の難易度)、③内的で変動的な要因(努力)、④内的で固定的な要因(才能)の4つに分けられる。このうち自分でコントロールできるのは「問題の難易度」と「努力」だけだ。つまり、目標の設定値を変えるとか、もっと努力する以外のことでクヨクヨしても仕方がない。「どうにもならないこと」ではなく、「何とかできること」に意識を向けよう。そうすれば運が向いてくる。

    ・木こりの寓話。2人の同じ実力の木こりが1時間でどれだけ多く木を伐れるか競争をする。一方がすぐに全力で伐る作業にとりかかった木こりより、20分間切れ味を鋭くするために目立てをした木こりの方が多くの木を伐採した。・・・どんなに努力しても、才能を磨かない限り、思う存分力は発揮できない。「とんでもない力」を生み出すには、とにかく才能を磨くことに時間を割こう。

    ・「自分の「形」ができていない状態では、いろいろなことを感じられません」byイチロー

    ・事実、自分の形に固執すれば、付け加えるよりも削る作業のほうが多いことに気づくはずだ。「勉強」とか「学習」は日本人の得意ワザ。しかし、勉強しすぎることは、独創性を喪失させる。その事実をイチローは痛いほど知っている。間違っていてもいいから、執着心をもって自分の形を確立することに命をかけよう。仕事に自然に独創性が生まれ、新境地に到達できるだろう。思い切って、削ろう。

  • 夢がかなう人 かなわない人
    (願うのではなく、断言することにより、夢は必ず実現する)

    小学校6年生の時に書いた作文
    心に残ります。

  • イチローの言葉を作者が独自解釈してる本です。中には為になるものもあるかもしれません。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。前鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員京都大学工学部卒業。1971年住友電気工業に入社。研究開発本部に所属。学生時代テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。1982年に脱サラし、米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去25年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている。2013年3月鹿屋体育大学を定年退職。2010年より5年間「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に準レギュラーとして出演。主な著書に、ベストセラーになった『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫』(東邦出版)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命』(実業之日本社)、『新庄剛志 楽しく夢をかなえる言葉』(清談社Publico)など250冊以上にのぼる。

「2024年 『岡田彰布 眠れる力を引き出す言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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