自分の品格 (知的生きかた文庫) (知的生きかた文庫 わ 1-27)

著者 :
  • 三笠書房
2.85
  • (1)
  • (6)
  • (11)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 121
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837978480

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どちらにしろ苦労するのであるから、ならば高い目標を持ったほうが得だというわけである

    人生で一番大切なことは何か、1つ上げよと問われたら、私は躊躇なく「できない(やらない)理由を探すことなく、志を保ち、自分で自分を尊敬できる人間になれ」といいたい.これが私の考える「自分の品格」である

    小さな人間は、より小さな人間を雇い、その小さな人間はそのまた小さな人間を、という具合に悪循環に陥ってしまう。社会や組織が不活発になり、ダイナミックに動かなくなるのはこのためなのだ。

    一流の人物になるためには、ある意味で破天荒なほど、お金を使うにも何をするにも大胆でなければならないのである

    よく成功するための条件として、「運」「鈍」「根」ということが言われる。運は、運がいいこと。鈍は、軽々しく動かないこと。根は、根気があることである。

  • インタビューをまとめた感じだね。エッセイ。

  • 極論にはしりがちなきらいとゆうか、そんなこと言ってる人いるかって仮想の論敵を作ってるような。でもアメリカの家庭のこととか、「運、鈍、根」とかってのには激しく同意。

  • ここにレビューを記入してください

  • 平等ばかりが行き過ぎるとかえって害が生じてくるというのはまさにその通りだ。つまり平等ばかりがまかり通るとかえって自由がなくなるというのだ。「えこひいきをしない世の中なんてつまらない」というフレーズは特に印象に残った。男性と女性は決定的に違う点も指摘している。現代の政治が錯綜している理由も見えてくる。これを通して、人生どう生きるべきなのかということを改めて考えさせてくれる良書。説教本ではなく、すいすい読める。

  • 自分の生き方にひとつの指針を与えてくれたように思う。いくつか、疑問に思うことや同意できない記述はあるものの、全体としては共感できる。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡部昇一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×