寺子屋『般若心経』 (知的生きかた文庫) (知的生きかた文庫 か 49-1)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837978657

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  • 衝撃だった
    自分たちの目の前の世界に意味はない
    何もない
    でも、無いものの中にそれはある
    何が何やらという感じかもしれないけど、ありのままを受け入れると言ったところかと僕は受け止める
    月並みな表現しかできねぇなぁと思っていたけれど、こう思う自分の頭の中も意味で溢れており、それをジャブジャブ汲み出す
    バケツでも、柄杓でも構わない
    全ての意味を掻き出した後に初めて真理を見いだせるのではないか
    何もない、ということが、実はとんでもなくすごい可能性を秘めていて、この上なく心地よいことなのかもしれない

  • 読書録「寺子屋『般若心経』」3

    著者 金嶽宗信
    出版 三笠書房

    p148より引用
    “ 私は、心を拡散させないことが幸せだと
    思います。なにかを全力でやることは、いい
    ことです。全力でやるだけならいいのに、そ
    こに報酬を求めてしまう。全力でやれる環境
    にあることが喜びなのに、対価を欲する。”

    目次から抜粋引用
    “『般若心経』ーくり返し読むだけでいい
     心がこんなに自由になる『般若心経』の教え
     世間の奴隷にならないための心の持ち方
     「あるがままに」生き、そして死ぬ『般若心経』の教え
     過去にしばられない生き方”

     臨済宗の僧侶である著者による、般若心経
    を元に日々の悩みに向き合うコツを記した一
    冊。
     般若心経全文とその訳から種々の悩みへの
    対応まで、穏やかな文章で記されています。

     上記の引用は、本質的な幸福について考え
    られている項での一節。
    何かの出来事に対して、幸と思うか不幸と思
    うかは、その人の心の持ちよう次第というこ
    とのようです。そのような心のありようにな
    れるように、毎日を過ごしたいものです。
    たとえ今思ったような結果が出なくても、今
    その事を出来ることが幸せに思えたら、とて
    も日々を過ごしやすくなりそうですね。
     多くの事例に対して、穏やかに過ごすコツ
    が記されていますので、なにか悩みが現れた
    時にそばにあると、気持ちの助けになるので
    はないかと思います。

    ーーーーー

  • ■概要
    誰でも聞いたことのある(?)『般若心経』、その276文字につまった人生を豊に生きるための知恵に関する本。読んでいて「生きること」について深く考えさせられるもの、涙を禁じえないエピソードなど、非常に重みある“心に響くちょっといい話”を多数掲載。

    ■活かせるポイント
    稲盛さんの哲学「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」における「考え方」について久しぶりに考えさせられました。プラスにもマイナスにもなり得てしまいますが、振り回されるか、上手に自分と付き合ってプラスの中でコントロールするか、少しの違いなのかもしれないですね。

    ・見るもの、聞くもの、すべては一部でしかない【無眼耳鼻舌身意、無色声香味触法】
    ・生かされている【亦無老死尽】
    ・大丈夫、みんな仏様になれます【三世諸仏】
    ・自分が変われば、相手も変わる【依般若波羅密多故】

    さあ、みんなで解き放たれよう!

    (えみ)

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著者プロフィール

昭和36年東京都青梅市生まれ。12歳で京都大徳寺大仙院住職尾関宗園師に就き得度。昭和58年二松学舎大学文学部卒業。大徳寺僧堂で修行の後、東京・渋谷区広尾の臨済宗大徳寺派香林院住職となり現在に至る。保護司、教誨師などを務めるほか、NHK大河ドラマ「功名が辻」「風林火山」などの仏事監修・指導や各種講演活動も行っている。著書に『禅語ちょっといい話』『禅語 心に響くいい話』(以上、芙蓉書房出版)、『心とからだのサビをとるシンプル禅生活』『品のある人をつくる、美しい所作と和のしきたり』(以上、永岡書店)、『禅の心で生きる』(PHP研究所)、『寺子屋「般若心経」』『お坊さんが教える親が「子どもを伸ばす」100話』(以上、三笠書房)、『心と体を整える座禅』(大和書房)、『いい人生をつくるはじめての禅のことば』(あさ出版)がある。

「2015年 『禅語 生きぬく力をつける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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