- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837978725
作品紹介・あらすじ
覚悟、信念、女、死-。男として、いかに考え、行動すべきか。『葉隠』は読めば読むほど、人生の諸問題に対するいろいろな答えを教えてくれる。その意味で、本書は、「現代ビジネスマン必読の書」と言えるだろう。
感想・レビュー・書評
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武士道とは死ぬことと見つけたり この言葉と三島由紀夫のイメージで、この書をずっと誤解していました。
奈良本氏のわかりやすい現代語訳と、この書が書き記された時代背景を知ることで、今まで知ることのできなかった 葉隠に改めて出会うことができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024 初読了。
「武士道とは死ぬ所を見つけたり」の 本書。
時代が変わったとはいぇ、人の世の中というのはあまり変わらないのかなぁ っと思った……
むしろ 物質に支配され悪くなったのでは?と感じ 考えさせられる。
【陰徳を心がけ、陽報に心奪われぬよう】 本当に心がけたい。
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肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝氏の口述『葉隠』を現代語訳した本である。さすがに原著11巻を読む気は起きないのでこうしたものは有難い。『葉隠』といえば「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」の一文が殊に有名だが、本旨は主君に仕える心得を記したものである。有名な一文は仕える覚悟の構えを説いたものである。
現代語訳で読めるのは有難いものの、一世代二世代前の前近代的会社人間のようなことを説いている印象を受けた。『第4章 いかに「人と付き合う」か 』は不変的な日本人気質を突いたものであるものの、ほかは常朝氏の説く教訓は私の琴線には触れなかった。『葉隠』原著に挑むかどうかのリトマス紙的役割となったのであった。 -
ぶっきらぼうな言葉で綴られた覚悟の本。気配りも必要みたいなことがのっていて意外だった。そりゃ無理でしょという部分も多いが、なるほどと思わせるものもあった。
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山本常朝の武士としての心構えや振る舞い、武士道についてエピソードを交えて知ることができる。自分の普段の考え方や行動から、グッとくるものが多かった。特に、死に向き合うことで生を見つめること、それが、一瞬一瞬を大切に生きる武士の生き様につながっているのだと理解した。新渡戸稲造の武士道ではあまり理解できなかった、武士の死に対する美学を理解できた気がする。
また、親切にすることには他の人に見えない形で行うこと、自分の考えで相手のことを悪く思っている人に対して、ただ文句を言うのではなく、どのように良い方向に変えていくのかを考えて行動すること、など、自分の考えと行動を変えていきたいと思わせられた本。繰り返し読んでいきたいと思う。
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いつの世も、人間は生きて、考えて、生活していたことを教えてくれる。歴史は人生の連続ということを再認識させてくれた。
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「武士道とは死むことと見つけたり」で有名な「葉隠」。
どういう経緯で高校生の私が、この本を所持したかは忘れた。
「葉隠」は肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、それを同藩士田代陣基(つらもと)が筆録しまとめたもの。 -
人生の難問を解決する法との書。
覚悟と信念をもち、人生を歩んでいく生き方。
色々な年齢の人が読むと、捉え方が変わるほんで、僕にピンときたのは以下。
7つ呼吸する間に腹を決める。
勝つためには後から勝つのではなく初めから勝つ。
武士は、人と相談する智、人のためになることをする仁、歯をくいしばる勇、加えて風姿、言葉遣い、筆跡が大切。
一度くらい過ちがあったといってその人を見捨てるようでは人物は育たない。
でした。
人生の切れ目切れ目で読みなおそうと思った。 -
億万長者が推薦する本。
読むしかない。 -
其れでも、恐らく解説付きの原文を読んだ方が良い。体系化の不完全や、自己矛盾を指摘するより、自分に当たるところを拾えば良い。
1680代? 350年近い昔、これほど人の意識が変わらず連綿と繋がっていることを感じられたのは初めてです。