超訳 言志四録 佐藤一斎の「自分に火をつける」言葉 (知的生きかた文庫)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 45
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837983323

作品紹介・あらすじ

佐久間象山は、吉田松陰は、渋沢栄一は
“この教え”のどこに惹かれたのか?
ベストセラー『超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール』の著者が
『言志四録』を圧倒的にわかりやすく解説します!

◎「自己向上メカニズム」を自分の中につくる
◎古典は「今」役立てるために読め
◎人生はゲーム――だからこそ勝て
◎「失意のどん底」の人ほどラッキーと思え
◎努力のときが一番“美しい”
◎「自分の好きなことを突き詰めればいいんだよ」
◎先延ばし癖は人生を空虚にする
……etc.

「本気で生きる」以外に、人生を好転させる方法はない!
佐藤一斎が教える、「自己実現のための人生哲学」!

感想・レビュー・書評

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  • 西郷が熟読してたというので、言志四緑をはじめて(超訳ですが)読んでみました。とても清涼感があり、精神をキリッとさせるような言葉にあふれている感じがしました。こんなまっすぐでものわかりのいい先生がいたら、思わず尊敬してしまいますね、と思いました。(遊ぶ時には遊ぶのもよい、などと言われれば。)西郷の児孫のために美田を買わず、も紹介されていましたが、これは自分にはちょっと耳の痛い話かな、とも思いました。ともかく、人生訓として読んだ本としては、とても良い一冊だったという感想です。

  • 20180218
    佐藤一斎の言志四録。江戸後期に、40年以上かけて執筆された全一一三三条の大書集。論語から出て、多くの経営哲学の源流を為す言葉は、人間の本質を抉り、生きる上で大切な指標を提示する。暗夜に点る、ただ一燈を頼め。

    ー初には文を学び、次には行を学び、終には心を学ぶ。然るに初の文を学ばんと欲する、既に吾が心に在れば、則ち終の心を学ぶは、乃ち是れ学の熟せるなり。(言志耊録一)多聞多見。向上心を自らつくる。文を学び、行を学び、心を学ぶ。知行合一、学んだら即実行。

    ー凡そ事吾が分の已むを得ざる者に於いては、当に之を為して避けざるべし。(言志録六三)

    ー言を察して色を観、慮りて以って人に下る。(言志晩録二一二)

    ー春風を以って人に接し、秋霜を以って自ら粛む。(言志後録三三)

    ーいくら道理にかなったことでも、それを感情的に言ったら、誰だって気分を害する。高圧的に出て従わせようとすれば、反発される。わずかでも私利私欲が絡んでいれば、見透かされる。(言志録一九三)

    ー欲すべき、之を善と謂う(孟子)

    ー六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず(孔子)

    ー「此の学は吾人一生の負担なり。当に斃れて後已むべし。」いまやっている仕事は一生を賭して背負っていくもの。そう覚悟を決めて、倒れて死ぬまで努力を続けねばならない。(言志後録一)

    ー一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め。(言志晩録一三)

    ー仁義礼智信(儒教における五常)仁義礼智を孟子は「四端」とし、その道に進む糸口を表現した。惻隠の心、羞悪の心、辞譲の心、是非の心。

    ー学んで以って中和を致し、過不及無きに帰す。中和とは、中庸に和ませる、バランスを取ること。人間に本来備わっている四端を取り戻す復性の学。

    ー須らく精神を収斂して、諸を背に棲ましむべし。(言志録二◯)心を引き締めて、背中に住まわせるようにしろ。

    ー少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。(言志晩録六◯)

    ー聡明にして重厚、威厳にして謙沖。人の上たる者は当に此の如くなるべし。(言志録七九)

    ー人遠慮無ければ、必ず近憂有り。(論語)
    ー真に遠慮有る者は、細事をゆるがせにせず。(言志録二七)

    ー下情は下事と同じからず。人に君たる者、下情には通ぜざるべからず。下事には則ち必ずしも通ぜず。(言志録八四)

    ー急迫は事を敗り、寧耐は事を成す。(言志録一三◯)

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著者プロフィール

東洋思想研究者

「2019年 『孫子に学ぶ「最高のリーダー」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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