寛容力のコツ: ささいなことで怒らない、ちょっとしたことで傷つかない (知的生きかた文庫 し 49-1)
- 三笠書房 (2017年6月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837984771
作品紹介・あらすじ
「最も予約の取れない」
人気カウンセラーが教える、
人間関係で一番大切なこと
◎「疲労」が最も人を不寛容にさせる
◎「性善説」で生きるほうが疲れない
◎イラッとしたときは「まず呼吸」
◎「違いを楽しむ」という寛容力のコツ
◎人の「いいところ探し」の達人になろう
◎自分の「これが正しい」を疑ってみる
◎自分を許すための「ありがとう瞑想」
◎怒りを客観的に見直す「視点の切り替え法」
ささいなことで怒らない、
ちょっとしたことで傷つかないための「寛容力の高め方」
感想・レビュー・書評
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1章 「あの人が許せない」のは、どうして?
2章 「怒り」という、やっかいな感情
3章 まず、自分を責めるのをやめよう
4章 人を許すほど、人生はラクになる
5章 もっと「広く」「大きく」考えるヒント詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
妻に器が小さいとがみがみ言われ、確かに細かな小さなことを指摘している節はあると感じていて、少しでも寛容力をつけたいと思い、本書を手に取った。
怒りは感情の中で最もエネルギーを消費する。わかる。ケンカしたらめちゃくちゃ疲れる。
怒るという行為は、原始時代の人間の考え方から、命を守るためや勝負に勝つためといった目的が存在するから、本来の目的を逸脱してしまう行為となってしまう。
怒るというのは誰でもしてしまうことであり、怒っているときに寛容になるのは不可能であることを理解する。
本書を読んで、実行したいことは、イラっとしたら6〜10秒は我慢し、呼吸を整える。そして、相手との距離をできるだけとる。
視点を自分だけの視点だけでなく、多くの視点を持って考えてみる。 -
読んで、後々効いてくる漢方的な本。
ちょっとしたことでイライラしてた時に手に取った本だが、そう簡単には理解し、実現できるものではなかった。やっぱり寛容になれない!という自分にまたイライラしていたが(本書にはそんな自分も受け入れなさいと書いている)、落ち着いて読み直してを繰り返してみると少しずつ脳に刻まれていく。
寛容な人間になろうとしすぎないのがいいのかもしれない。結果的にあの人は心が広いよねって言われてたくらいな方がいい。
相手にも事情があるんだろうねって思えたらまぁ大体のことは大目に見れるようになってくるだろうな。考えるきっかけをくれた本でした。 -
怒ったりイライラは性格に問題があるのではない。感情が出ないようにするのではなく、感情といかにうまく折り合いをつけるか、が大事。
怒りに感情を乗っ取られると相手を攻撃することばかり考え始め、本来の目的を失う。水掛け論に陥りそうになったときに、こんなやりとりはエネルギーの無駄だ。本来の目的を達成するために何をすべきかを考えよう、とサッと引くことができるのが、寛容力。
怒りは自分を守るための本能。守ろうとしてくれてありがとう。の瞑想をする。
怒りを点数化する。
七つの視点に立って考える。
1、自分視点・・何が傷ついたのか 疲れてるのか 相手に恨みがあるのか など
2、相手視点・・相手は何をしたかったのか 何か伝えたかったのか 不満や不安があったのか
3、第三者視点・・他人から見たら自分はどう見えるのか
4、宇宙視点・・宇宙から見た自分はどう見えるのか
5、時間視点・・1ヶ月後の相手との関係はどうなってるのか、三年前の相手との関係はどうだったのか
6、感謝視点・・相手に感謝できるとしたら何か
7、ユーモア視点・・この出来事を笑いネタにするとすればどうなる
本人が変わりたいと思うまで待つ。
自分に原因があるかも? 部屋を片付けなさいとイライラするが、自分が細かすぎるのかもよ。
正論のアドバイスをしない。人は正論のアドバイスを聞きたくないので、本能から耳を塞ぐ。
誰でも苦手な人はいる。みんなに好かれる必要はない。相手が自分を嫌いになるのも、自由だし、自分が相手を嫌うのも、自由。
自分はこの人が苦手だと認めた上で、その人とはうまく距離をとって、自分がエネルギーを失ってしまわないよう、疲れてしまわないように心がける
自分の正義や常識という価値観をチェックし、違う価値観にも目を向けるとイライラしない。 -
自他共に認める短気なわたし。
職場で自分の機嫌くらいは、自分でとれるようになりたいと思い、ネットでいろいろ検索していたら、この本の紹介を見つけました。
読んでみると、例としてあげられているイライラシチュエーション、あるあるすぎる -
んー
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自己啓発
心理 -
軽く読めますが、人の心の微妙さをよく理解した方の著作だと思いました。「心の強さ」を子どもと大人とを分けて捉えるというところはとても説得的。