マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣 (知的生きかた文庫 お 75-1)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837986829

作品紹介・あらすじ

◆世界最強コンサルティングファームで実践! 即役立つ働き方の基本!!◆

私が在籍していたマッキンゼーには、

「クオリティー」と「スピード」の両方を追求しながら

「問題」と「解決」という2つの点を、最短ルートで

見事につなぎ合わせる“プロフェッショナル”がたくさんいた。

本書では、彼らが日常的に大切にしている39の仕事の習慣を紹介する。

「今日からできる」シンプル習慣
これで人生が変わる!

習慣1 つねに「ゼロ発想」をする
習慣7 「バリュー」にこだわる
習慣13 30秒で、3つの要点を話す
習慣14 「事実」をベースに「仮説」を伝える
習慣26 自分の主張は「質問」に込める
習慣32 会議は4種類に分ける …他

オンライン会議のあり方など、テレワークにも対応!
成功したければ、今すぐ習慣を変えよ!!

感想・レビュー・書評

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  • 知的生きかた文庫

    マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣
    著:大嶋 祥誉

    行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない 大前研一

    スタート 何らかの問題
    ゴール それを解決すること

    クオリティとスピートのどちらも追究しながら、この2つの点を最短ルートで結ぶ
    これがプロフェッショナルの仕事だ

    これを実現する39の習慣を紹介するのが本書だ

    ■バリューにこだわる

    問題解決のプロセス
     ①真の問題を把握する(=設定する)
     ②問題を整理、構造化する
     ③情報収集を行う
     ④仮説の立案
     ⑤仮説の検証
     ⑥解決策の立案
     ⑦解決策の実行

    重要なポイント
     ①どんな問題が起きているのか正しく把握、分析する
     ②できるだけ問題をかけずに、スピーディに解決する

    習慣01 ゼロ発想 つねに、ゼロから考え、そもそもに立ち返る⇒そもそも何が真の問題なのか?
    習慣02 俯瞰視点 一段高いところから見渡す、鳥の目を持つ
    習慣03 クリティカルシンキング 論理的思考⇒何が原因でその結果どうなっているのか⇒すべての原因と結果にバラして考える
    習慣04 空→雨→傘 ⇒ 事実→解釈→行動
    習慣05 現場に行く 情報収集の目的を明確に⇒かたっぱしから調べる⇒現場に行く
    習慣06 イッシュ(仮説)から始める ロジックツリーで問題を分析 仮説→検証→仮説→検証 をくりかえしていく ⇒ 仮説検証
    習慣07 バリュー(価値)にこだわる
    習慣08 効率重視 か アイデア重視か を区別する ⇒ アイデア重視の場合は時間をちゃんとかける
    習慣09 緊急度と重要度のマトリックスを考える

    ■要点を3つに分けよ

    コミュニケーションの円滑化 ⇒ 上手に時間をもらう
    改善のポイントは伝え方にある

    習慣10 コミュニケーションの基本は素直に従う⇒ピュアで素直で明るい人⇒前向きに仕事に取り組む
    習慣11 人のタイプを見極める エモショナルタイプが、ロジカルタイプか? シングルタスクタイプか、マルチタスクタイプか?
    習慣12 報連相での注意事項 ⇒ 要件は何か+何分かかるのか ⇒ 〇〇の件で、1分いただけませんか?
    習慣13 エレベータトーク 30秒で3つの要点を伝える 現状の把握+現状の解釈+結論(もしくは解決策の提案)
    習慣14 事実なのか、意見なのかをはっきり示す 事実⇒仮説を伝える
    習慣15 メモを上手につかう、メモの色、机のどこに貼る メモの内容(現状の把握+現状の解釈+結論(もしくは解決策の提案))
    習慣16 メールの件名 読みたくなる件名に 内容を件名で端的に伝える
    習慣17 仕事の過程でこまめに、意図、方向性、要望にずれがないかを確認する ⇒いつまで?、仕事の意図、方向性、クオリティ

    ■タスクの視覚化

    期限の中で、最高のパフォーマンスを出す ⇒ そのためには、ダンドリを考える

    習慣18 依頼者の意図を確認する ⇒ 締め切り期限、何のための仕事、背景とその意図は?
    習慣19 タスクの視覚化⇒ToDoリスト 緊急度と重要度のマトリックスのどこにあるのか?
    習慣20 整理整頓 不要なものは迷わず捨てる(整理) 時間の効率化、短縮化のために分類する(整頓)
    習慣21 メールのTO,CC,BCCをうまく使いこなす

    ■自分の主張を質問にこめる

    あなたの仕事を評価するのは、あなたではなくで相手です

    習慣22 対面、メール、電話 を使いこなす
    習慣23 相手のふところに入る ⇒ お時間があるときでもお目通しください
    習慣24 話やすい場所を選ぶ⇒どこで話をすればいいのか
    習慣25 3つの視点を考える 自分の視点、相手の視点、それらを俯瞰した視点
    習慣26 自分の主張を質問に織り込む⇒断定せずに、相手に自発的に気づいてもらう⇒角がたたないように工夫する


    ■部下の仕事の向上させる

    部下の仕事のスピードとクオリティの向上が組織の向上につながる

    習慣27 上下関係は存在しない 部下をさんづけで呼ぶ バリューを出している人がリスペクトされる、バリュー以外の要素には口をださない
    習慣28 部下を認める、部下に共感する、部下を刺激する
    習慣29 怒る、と、叱る、は全く違う 部下に仮説を立てさせる ⇒感情的にならない、人前で怒らない、仮説を立てさせ具体的な行動を考えさせる
    習慣30 自分の迷い、なやみを部下に共有する ⇒ 上司の素直さ、誠実さが、チームをまとめ上げる
    習慣31 思い切って部下に任せる ×自分でやったほうが早い ⇒上司になった時点でその考えを捨てよう
    習慣32 会議は4種 報告、レビュー、ブレスト、チームの共感・共有のためチームビルディング
    習慣33 会議の目的とゴールをイメージする、参加者に期待することを共有する
    習慣34 会議の冒頭にみんなの心を整える、あえて、ムダ話をする→3蜜 密閉、密集、密接 のつながりをもつ

    ■感情をコントロールする

    習慣35 メンター(よき指導者、すぐれた助言者)をもつ
    習慣36 相談できる人をつくる(直感がするどい人、専門性の高い人)、分野ごとにメンターがいてもいい
    習慣37 本の読み方 たくさん読む、線を引く、付箋をはる、不要の部分はとばす、いらなかったらそこでとめる
    習慣38 自分に問いかける モヤモヤしている ⇒ 大きな打開のチャンスが到来している ⇒ 発散と収束の思考を繰り返す
    習慣39 自己管理をちゃんとする しっかり休んで、睡眠をとる

    もくじ
    序 章
    第1章「バリュー」にこだわる …「問題解決」の習慣
    第2章 要点は「3つ」に分ける …「できる部下」の習慣
    第3章「タスク」を視覚化する …「ダンドリ上手」の習慣
    第4章 自分の主張は「質問」に込める …「お客さんの心」をつかむ習慣
    第5章 認める! 共感する! インスパイアする! …「できる上司」の習慣
    第6章 感情をコントロールする …「働くモチベーション」を高める習慣

    ISBN:9784837986829
    出版社:三笠書房
    判型:文庫
    ページ数:224ページ
    定価:680円(本体)
    発売日:2020年10月10日第1刷
    発売日:2021年01月31日第2刷

  • 重要度と緊急度のマトリックスを取り入れていこうと思った。

  • タイトルからして、ごりごりのビジネス系かと身構えていたのですが、読んでみるとたいへん分かりやすく、すらすらと読めました。例え話も、仕事のよくあることだったりプライベート、恋愛の例もあって納得しやすかったです。
    仕事のすすめ方だけではなく、上司と良い関係を築いて仕事をスムーズに進める方法だったり、反対に部下との良い関係を築く方法だったりも盛り込まれていて、とてもためになりました。
    印象に残った内容のひとつとして、問題解決の考え方として「空、雨、傘」の考え方は、とても分かりやすかったです。仕事にはスピードが必要なこともよくわかりました。出発後に雨が降ってやっぱり傘が必要だった!と答えを出してもタイミングが遅いということです。さすがは問題解決のプロだな、と思いました。
    日々の仕事のちょっとした行き詰まったことでも、この本にヒントがあるのではないかと思いました。

  • 2021.06.11 #023

  • 自分がいま必要としている内容がわかりやすく書いてあった。
    行き詰まった時に読み返す一冊になりそうです。

  • これまでにコンサル系の本は何冊も読んでいるので知っている話も多かったが、良い再確認になった。こういった本は定期的に読んで、頭に定着させたい。

    最終章の心のコントロールについては、なかなかできていないことが多かったので、もう少し頑張ろうと思った。

  • コンサルだけでなく、どんな仕事にも活かせそうな
    テクニックが詰まっていると感じました。

  • こういう本て多いよなー。みんな習慣改善に興味あるんだなー。と感じることができる。これを読んでも改善はされない。

  • マッキンゼー流「経営参謀のテキスト」幹部候補生入門書
    1.何が問題か 判っているようで判っていない
    2.本質に近付く なぜ5回 空→雨→傘
      問題解決 事実→解釈「仮説」→解決策
    3.1分で 3つの要点

    ①ゼロベース発想・思考
    ②バリューへのこだわり
    ③30秒で3つの要点
    ④「事実ファクト」→「仮説」
    ⑤自分の主張は「質問」に込める
    ⑥会議は4種類 報告・レビュー・ブレスト・共有共感

  • 印象に残ったフレーズ
    ・常に自分視点で考えているかどうかチェック⇒一段高い視点を構築
    ・すべて原因と結果にバラして考える。ポイントはなに?
    ○○の件 結論⇒事実⇒解釈
    ・イシューツリー作成⇒優先順位
    ・結局どれだけバリューを出したの?時間ではない。
    ・追及すべき効率 or ゼロ発想の使い分け
    ・緊急度と重要度のマトリックス
    ・タスクが中長期の場合:方向性をまとめ、とにかく早く相談:半日後
    ・机の状態は頭の中の状態。整理の徹底

    ・主張を質問に込める。

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著者プロフィール

エグゼクティブコーチ/作家/TM瞑想教師、センジュヒューマンデザインワークス代表取締役
米国デューク大学MBA取得。シカゴ大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社を経て独立。現在、経営者やビジネスリーダーを対象にエグゼクティブコーチング、ビジネススキル研修のほか、人材開発コンサルティングを行う。また、TM瞑想や生産性を上げる効果的な休息法なども指導。
著書に『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク』(三笠書房)、『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。自分らしい働き方を探究するオンラインコミュニティ『ギフト』主催。

「2023年 『マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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