プレヴェール詩集

制作 : 小笠原 豊樹 
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 63
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838702107

作品紹介・あらすじ

プレヴェールの詩はまるで物語だ。涙をいっぱいうかべて家を出ていった青い目の鯨。鳥の大好きな燈台守。浮気な恋人の葬式を夢見る恋する娘。飢えて死ぬロバ。退屈で死ぬ王様。血まみれの地球。人生の大事なこと、丸ごとたっぷりここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 詩をすきになった一冊。それからシュール。
    ひとつの詩ごと、物語が凝縮している。

  • 谷川さんが絶賛されていたので。
    この世のすべてのすばらしさは地上にあります

  • 図書館本です。表紙データはありませんが、銅版画家の山本容子さんの装丁がボン・シック(笑)。シャンソン「枯葉」の作詩者で映画人でもあった、プレヴェールの詩集。学生時代にちょっとだけさわったことがあるので、懐かしさも手伝って手に取りました。ランボーなどの、世紀末な詩人のみなさんのように凝りに凝った表現でなく、わかりやすい表現で作られた詩です。谷川俊太郎さんのことばづかいをふっと思い出すけど、そこはフランスっぽく優雅で皮肉なものあり、ドラマチックなものありと、魅力的。いくつかしか原文をあたったことがないので、訳がどうこうとはいえないのですが…それでも原文を知ってると「ん?」と思うものもあったり。そこは訳というよりも、日本語と仏語の仕組みの違いの問題。「朝の食事(原題 D?jeuner du matin)」なんかは、主語を消さない訳のほうがいいと思う。主語つきで淡々と進むから、最後にガンッと視点が変わって幕が下りる劇的さが印象に残るんだけど、そこがぼけちゃうんですよね…。日本語っぽく、それでいて仏語っぽく、というのは結構コントロールが難しいようにも思います。全体に流れる雰囲気には幼稚さもなく、過剰に危険なセクシーさもなくて、往年のフランス映画の大人の色気といいますか。「セーヌ通り」など、男と女のストーリーもののかもし出す雰囲気は、日本人が書くのはちょっと無理めかも。でも、聞くところによれば、本国では今や「中学生向け」らしく…やるなぁ、というより、やりすぎです、フランス人(笑)。大手書店さんの外国文学フェアのパンフレットによれば、プレヴェールの詩集は、今では新刊として手に入らない状態(に近い)らしいとのことです。もったいないな。

  • ゲンズブールが追悼の歌を唄っていて、プレヴェールって一体どんな人?と思って読んでみた詩集。フランス人なのに小難しくなくてサッパリした詩。

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