聖母エヴァンゲリオン

  • マガジンハウス (1997年7月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784838709175

作品紹介・あらすじ

大ヒットアニメ「エヴァンゲリオン」にフェミニズムの視点からまったく新しい光をあてる評論集。表紙はキャラクター入り、同アニメのカラー写真も多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • フェミニズム多少齧ってたつもりだったけど難しすぎた。「なるほどわからん」の連続。でもなんとな〜く気持ちはわかる気がする、と思う部分もあった。エヴァの戦闘シーンをレイプ的と思ったことはないけど、やけに凄惨に感じるのは自分が女だからだったのかなと書きながら今思ったりする。ウルトラマンとかのガシンガシーン!とは全然雰囲気もやり方も違うよね。ミサトは父の娘、リツコは母の娘、というのはすごく合点がいった。挿絵の獣みたいなエヴァの顔に「やめられない止まらないと言った表情の目が可愛い」と書いてあったのが笑った(どんな感覚だよ!)。交通事故に快感を覚える小説クラッシュ、気になったので読みたい。

  • 90年代半ばにTV放映されてから現在にいたるまで、なおも高い人気を維持する怪物的アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」。本著はこのエヴァに関して、精神分析理論、ジェンダー/セクシュアリティ研究、家族論、宗教学、ポストコロニアル研究など、様々な視点から縦横無尽に読み解いています。個人的には、エヴァそのものよりも面白いと感じます。墓場まで持って行きたい一冊。著者の小谷真理さんのコスプレ画像にも注目です。

    文学部 K.T


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000910596

  • うーん、

    そうか、と納得が2割。違うんじゃね?が3割。残りの5割は「痛い」。


    まぁ、性差で読み解くエヴァと、初めに宣っておりますゆえ

    読み始めた自分が悪いと納得させて読みました。

    持論の展開が独りよがりすぎるオナニープレイって感じ?



    例えば「エヴァの機体はほっそりした女性の体を彷彿とさせる。」


    ・・・そうか?
    どう見ても「男女」で分けるんなら、逆三角形の男体型だろ。

    「拒食症の人間のような・。」

    って本人も言っちゃってますけど、このどーしてもエヴァを「イブ」と「母親」にリンクさせて「女」と見なしたいがために苦しいこと言ってますけど、

    だいたい「拒食症(の女子)」とか言っちゃったら、それこそ女の象徴である丸みを帯びた体形の逆のベクトルをさしてるわけで「女の否定」を自らしてるじゃん。

    わたし、フェミニストよりの考え方してるなー、って思うときありますけど、
    まぁ、そもそもフェミニストってのがよく分かんないんですけど、自称フェミニストの人が書いた文読んで納得できることも多い、と言う意味でそう思うんですけど、

    絶対わたしフェミニストになれないなぁ、って思うのは、

    行き過ぎたこういうそれこそ女性的な展開の話を見るにつけ聴くにつけ、同姓として痛々しさと苛立ちが湧きあがってどーしよもなく不快な気持になるんですよ。

    まぁ「自称」の人なんで本来フェミニズムってのがどんなもんなのか分かってからこういう発言しなくちゃならないのは重々承知で、申し訳ないんですが。

    まぁ・・・エヴァの機体を「女性らしい体つき」とか言わんでくれってこったね。どこかに象徴としての「母」像があるにしろ、ありゃ庵野さんの格好良い機体の追求以外の何物でもないと思いますよ。だからこそあの完成度の高さに男女問わず魅了されるんだと思います。わたしは初号機が好きですがw

  • マガジンハウス(1997/7/3第一刷発行)

    ○始まりの場所

    ○性差宇宙
    ネルフという家族 ミサトという養母 他者としての使徒

    ○テクノガイネーシス:擬態するリリス
    漏出する雌状無意識 碇シンジ、恐怖の正体 リツコ、集積回路内の母娘
    ミサト、覚醒するサイボーグ アスカ、母の呪縛 カヲル、変態宇宙の彼方へ

    ○綾波レイ、露出する唇
    異質な女 イヴとガイノイド ダミーと肉人形 鏡は横にひび割れて

    ○異教同化システムの内側から
    『デビルマン』の頃より 創造神から至高者へ至る道 新・千年王国の聖母エヴァ

    ○イヴから始まる物語
    イヴたちはどこから 境界侵犯のイコン 擬態から混成主体へ
    現代はどのような時代か?

  • エヴァをフェミニズム的視点から読み解くっていう評論本。 <br>
    若い頃に読んだものの、結婚して子ども生んだ今、読み直すとすごく新鮮w <br>
    <br>
    ただとっても難しい。 <br>
    参考文献をたくさん読まなきゃ

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著者プロフィール

1958年富山県生まれ。薬剤師を経てSF&ファンタジー評論家。日本のコスプレの草分け。
日本SF作家クラブ会員。ジェンダーSF研究会発起人。2003年より日本ペンクラブ女性作家委員会委員長。
『女性状無意識』(勁草書房)で1994年度日本SF大賞受賞。
その他の著書に『聖母エヴァンゲリオン』(マガジンハウス、1997年)、『ファンタジーの冒険』(ちくま新書、1998年)、『おこげノススメ』(青土社、1999年)、『ハリー・ポッターをばっちり読み解く7つの鍵』(平凡社、2002年)、『エイリアン・ベッドフェロウズ』(松柏社、2004年)、『テクノゴシック』(ホーム社、2005年)、『星のカギ、魔法の小箱』(中央公論新社、2005年)など。

「2010年 『リス子の SF、ときどき介護日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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