モーツァルト療法 音の最先端セラピー

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838709328

感想・レビュー・書評

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  • ・篠原佳年氏がいう「耳を開けば人生が開く」ことについて、今まで読んだ彼の著作でもっともよくわかった。老年になると耳が聞こえなって閉じることで、背中も丸くなって自閉的に閉じるというのは衝撃で、周囲を見回してなるほどと思った。老若に関係なく、自閉的な人はきちんと聞き取れていない感じがある。耳と性格・行動との関係は思いもよらなかった。
    ・聞き取れる音話せる音は土地を密着したもので、それが性格や思考傾向にも影響を強く及ぼすという話も興味深かった。それが英語と米語の違いともなり、アメリカ人とは「インディアンの鋳型に押し込められたイギリス人」だそうだ。
    ・モーツアルトの音の感性、トマティス博士が宇宙耳といわしめるモーツアルトの分析も読みごたえがあった。
    ・著者の篠原氏は、独特の時間論を唱えている人でもあるが、今というのは時を忘れていきることというのは納得であり、それが、モーツアルトは永遠という時間をリクリエーションしたという点で篠原氏の探究につながるのがなるほどと思った。
    ・意識の問題から肉体の問題まで、耳で解決できる可能性を示した本。
    ・ジャーナリストの松沢正博さんとの共著のためか、いつもの篠原氏著書とは違った印象があり、この本のほうが他者の情報を取り込みバランスがよくなっているように思う。
    ・また読み返してみたい本。

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