夢の木の下で (MAG COMICS)

著者 :
  • マガジンハウス
3.88
  • (33)
  • (17)
  • (44)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 234
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838709700

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この漫画家さんはすごいですよ。2つ3つ先の世界をマンガにしてます。ほぼ全巻持っていますが何度読んでもすごい!

  • 本書の白眉はなんといっても「カオカオ様」(笑
    これ、つげ義春の「ねじ式」くらい好き。
    「あれはああいうものです。風景と一緒です」
    「ねじ式」は話の辻褄の合わない断片的な悪夢だとしたら、
    「カオカオ様」はストーリー性のある悪夢だ。
    しびれる。

    本書の刷色はスミでなくブルーというのも珍しい。

  • 「不安の立像(1993)」に続き・・・ 諸星大二郎氏の作品『夢の木の下で(1998)』を読了。 タイトル作の・・・”夢の木の下で”のラストの描写は・・・圧巻だなー。”壁男”からがマジで怖いと思ったね。 これからもマイペースに諸星大二郎氏の作品を読んでいきたい。

  • 自己がない「私」が商用だか観光だかでさまよう、どこかの星だか国だか。
     「私」はそこの風俗を蔑視するのでなく、羨ましくは思うが、のめり込むでなく、ただ観察し通り過ぎる。
     何回も読みたい。

  • ここじゃないどこかに連れて行かれそうな感覚。世界観を構築する、と言うより、ここじゃない世界の記録を読む様だ。
    そして、現代版都市伝説風味な『壁男』。

  • 話がリンクしているのには驚き!
    ホラーというか夢幻の世界を朧気に見せられている感じです。

  • 諸星大二郎作品を読むのは初めて。前半は、無国籍な不思議な話が続く連作短編集。後半は不思議な都市伝説話。不思議な世界観は魅力的。

  • 恥ずかしながら始めて買った諸星本がこれです。。。
    諸星デビューは遅いのです。。。
    そもそもねこぢるで知って買ったのれす。。。
    そいでもって買って正解でした。。。
    収録されてる作品がどれも面白い。。。
    なんかアンニュイつーか。。。淡々としてるってゆーか。。。
    異世界つーか。。。シュールっつーか。。。
    どれも好きなんですが個人的には夢の木の下が一番衝撃的でした
    衝撃的とゆー言葉は適切じゃないんですけど
    話はフィクションなのにどーでもいい所まで細かく作者なりに
    設定してると思われる所があったのが衝撃的でした。。。
    今まで少女漫画しか読んでなかったからかもしれないですけど。。。
    でもって話もいまだに分からないような分かるようなみたいな。。。
    むにゃむにゃむ~。。。。
    ボキもモボクの中で眠りたい。。。
    モボクバターを食べたい。。。
    モボク樹液を飲みたい。。。
    そんな一冊です!(^Д^)

  • 諸星大二郎の作品の中で、あたしが最も好きなマンガ!!
    異世界の描きかたが絶妙!!!!

  • 諸星 大二郎 先生の短編集もおもしろすぎです。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

諸星大二郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
花輪 和一
黒田硫黄
黒田硫黄
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×