プチ哲学

著者 : 佐藤雅彦
  • マガジンハウス (2000年6月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838712267

作品紹介

「かわいいものをやりたい気持ち」と「かわいいものだけに終わりたくない気持ち」-。それが二年前、当時の編集長である岡戸絹枝さんから、オリーブで連載をという話があった直後に、どうしようかとあれこれ考えているときの、僕の正直な気持ちでした。そんな相反するようなことが果たしてひとつの表現になるだろうか。それから自分の中でいろんな試行錯誤をくりかえし、僕は「かわいらしさだけに終わっていないかわいらしさ」を持ったあるひとつの表現に辿りつきました。それが、この「解説つきの漫画」という少しだけ変わった形の"プチ哲学"だったのでした。名前に哲学とは付いていますが、むずかしく考えず気軽に楽しく読んでもらえたらと思います。そして気に入ったテーマがあれば、ちょっとだけ深く考えてみてください。

プチ哲学の感想・レビュー・書評

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  • 1:価値のはかり方について
    1キログラムの金塊は「金額換算」すれば莫大な額の数字になるが
    漬物石(「重量換算」すれば)として使えば「1Kg」の重さの価値でしか
    ない。

    2:面白い構造について
    今日の売上も予測できない易者。故障してレッカーされるレッカー車。

    3:「前提条件が教えてくれる」というシチュエーション
    擬人化された電池くんとラジオさんがいます。電池くんは、自分が新しい電池か
    古い電池かわからなくなってしまいました。そこで、ラジオさんの中におじゃまさせて
    もらって調べることにしました。ラジオさんに聞いてみると、ラジオさんは返事をしません。
    そこで電池くんは気づくのです。自分は古い電池なんだって。
    他にも、占い師の所に来る人に「あなたは何らかの迷いごとがありますね。」というのも同じこと。
    私たちは時として、このように答えを待たずして正しい答えを得ることもできる。

    4:「枠組」ということ
    乱暴モノの蛙が、弱気そうな蛙を池に突き落とそうとしている絵がある。
    しかし、その絵をひいてみると弱気な蛙の頭上に大きなリンゴの実が今にも
    落ちてきそうである。
    見る「枠組」を変えてみることで逆の意味さえ持ってしまうことがある。

    5:アフォーダンスという考え方
    初めてテニスのラケットを持つときに、ガットの方を持とうとする人はいません。
    バットにしても、太いほうを握る人はいません。
    このようにいい道具は、むこうからこう使ってください。という働きかけをしている。
    これをアフォーダンスといいます。(afford=与える)
    人間のコミュニケーションにもこのアフォーダンスの考え方を取り入れるべきである。

  • 物の見方や考え方が かわいいイラストで分かりやすく説明してあって おもしろかった!(^o^)v
    1㎏の金塊! なるほどね~

  • 絵がかわいい。
    ページごとにまとまりがないことでいろんな見方を手に入れられる。

  • 哲学をカンタンにして解説してくれる。

  • ポリンキーの、佐藤さん。シンプルな言葉でわかりやすいです。

  • 優しい感じ。

    発想の転換。

  • ものの見方はひとつじゃないのだ。

  • 何のカテゴリに入れていいのか悩む本。
    佐藤雅彦さんの絵がかわいらしくて、つい手にとってしまうのだけれど、結構深い本。
    内容は深いけど、語り口がやさしいのですんなり頭に入る。
    佐藤さんの作品って好きやなぁ。

  • まさに「プチ」哲学です。著者はだんご3兄弟を作った人なんだけど、かわいい絵とともに、そういう見方や考えあるよねってな話がいくつも入ってます。

  • OLIVEに掲載されていた佐藤雅彦さんの哲学エッセイ。
    本棚の整理をしていたらひょっこり出てきたので再読。

    やはりこの人の考え方が好き。また面白いこと、しないかしら・・・。
    佐藤雅彦研究室に入りたい・・・。

    文中、佐藤氏が「最終結果(自分がどうしたいか)がはっきりイメージできるそこから逆算して、スタートの時点で何をしておけばいいか」を考えること、またその法則名について論じていて、それを「プッチンプリンの法則」と名づけてしまうそのセンス!大好き。自分でもしてることなんだけど、そんな名前がついてると・・・より力を入れてしてしまいそう。

    最後に「くまのプー太郎」の著者中川いさみさんとの対談だったのもマル。

    今でも旧くない本だな、っと。

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