江國 香織とっておき作品集

著者 :
  • マガジンハウス
3.52
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本棚登録 : 1656
レビュー : 157
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838713080

作品紹介・あらすじ

フェミナ賞を受賞した処女小説「409ラトクリフ」を初収録。珠玉の中短篇小説とファンタジー、そしてビートルズ訳詞集、さらに、異色絵本『夕闇の川のざくろ』もカラーで完全収録。父・江国滋の「香織の記録」と妹・晴子の「夢日記」も初公開。単行本未収録作品がたっぷり、欲ばりでぜいたくな作品集。

感想・レビュー・書評

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  • いろんな江國香織がたっぷりつまった作品集です。

    409ラドクリフ、放物線、ビートルズ訳詩集、九月の庭、があこちゃん、夜と妻と洗剤、物語の複雑、とろとろ、ラブミーテンダー、夢日記、ぬるい眠り、香りの記憶、夕闇の川のざくろ。

    もともと409ラドクリフがすごく好きなので読めて嬉しかった。この人は海外生活の描写がとても上手だと感心してしまう。あの孤独と開放感。
    夕闇のざくろとかがあこちゃん、九月の庭とかのファンタジーのような絵本のようなお話は苦手なのでとばしとばし読みます。
    初めて読んだものの中で特にお気に入りなのが父江國滋の「香織の記録」。愛情深いし、さすがの文章力。ただの幼少期の記録なのに引き込まれてしまった。

    江國香織の作品集の中では特に幅のあるものなので、彼女の作品全般が好きな人や、読んだことがなくて試してみたい人にはおすすめ。私は買ってよかったです。

  • 短編小説だけじゃなくて、色んなものが詰まってて面白かった!まさにとっておき作品集!あーやっぱり江國香織いいなぁと思わせてくれる。

  • 「409ラドクリフ」 よかったです。
    自分の気持ちに正直になるって、勇気がいるけど、それがいかに純粋で素晴らしいことなのかを教えられました。
    「ぬるい眠り」も、なんかいとおしい物語だったなぁ。
    恋を終わらせるのも、勇気がいる。
    「香織の記録」 リアルで深い父の愛情を、ひしひしと感じました。

  • アメリカ留学の話がよかったな あと とろとろ の構成がすき


  • やっぱり江國さんは短編が好きだなあと思った。
    処女作「409ラドクリフ」は今まで読んだ江國さん作品の中でもかなり好き。
    ナツミとノーラ、ほとんど正反対とも言える二人の恋愛観。
    ノーラは常に全身全霊で恋をしてて全力すぎて破滅するけど、その真っすぐさが誰よりも可愛くて眩しくて本当に羨ましくなる気持ちがわかる。
    痛々しいけどキラキラしててすごく好きな作品になりました。
    ノーラが作ってたライスケーキ真似して作ってしまった。笑(めちゃくちゃ失敗した)
    「夜と妻と洗剤」「ラブ・ミー・テンダー」あたりも愛が溢れていて好きでした。

  • 江國さん好きにとっては、どのページもお宝のような、本当に贅沢な作品集。「409ラドクリフ」アメリカ留学先でのルームメイトや(現地の)恋人との日々。気持ちに正直すぎる人々の行動に居た堪れない思いを感じたり、心がすんとしたり。でも、風通しが良くてまぶしい物語だった。「夕闇の川のざくろ」も好き。読後の奇妙な余韻にぞくぞくする。

  • 「409ラドクリフ」「放物線」「ぬるい眠り」は海外での生活、学生時代の友人と会うときの懐かしい気持ち、四季があるからこそ感じる時間の流れの切なさに胸がぎゅっとなった。あの時自分が感じた気持ちが言葉で新たに表現されていた。
    誰かに恋している時の正直な気持ち、忘れていたな。
    父上による「香織の記録」。叱って押し入れに入れたからって子が憎いのではない。他の家はこういう感じなのかと、お父さんの愛情を感じた。

  • 表現が古い。
    文章を古く感じる。年相応って感じ。
    この作者の作品は
    読まないと思う。

  • 151104*読了

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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