東京タワー

著者 :
  • マガジンハウス
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レビュー : 646
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838713172

感想・レビュー・書評

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  • 映画化されたことで何となく気になっていて、今回ようやく読みました。
    夫がいる女性との恋愛、つまり不倫の話で、2組の男女についてそれぞれ男性目線から描かれています。

    不倫を肯定する気は全くないですが、この話に触れていると不倫も恋愛なのだなと思いました。ただ普通の恋愛と違うのは夫がいるということだけ。
    誰かにとっては大きな問題で、誰かにとっては小さな問題なのだと思いました。

    文章の表現はとてもきれいで、ゆっくりと確実に話が展開していくのですが、どうしてか、あまり好きになれませんでした。

  • 透と耕二の視点が交互に繰り返されて、どちらも若いからこその青さがあって、自分でなどうにもできないことに流されていく。頭がいいとか自分で思っていても結局は若いだなぁ、ってふたりと同い年の僕が思います笑

  • (2002.02.23読了)(2002.01.04購入)
    (「BOOK」データベースより)
    「恋はするものじゃなく、おちるものだ」。ふたりの少年と年上の恋人―恋の極みを描く待望の長篇恋愛小説。

    ☆江國香織さんの本(既読)
    「ぼくの小鳥ちゃん」江國香織著、あかね書房、1997.11.20
    「すいかの匂い」江國香織著、新潮社、1998.01.30
    「神様のボート」江國香織著、新潮社、1999.07.15
    「冷静と情熱のあいだ Rosso」江國香織著、角川書店、1999.09.30
    「薔薇の木枇杷の木檸檬の木」江國香織著、集英社、2000.04.30
    「ウエハースの椅子」江國香織著、角川春樹事務所、2001.02.08
    「ホテルカクタス」江國香織著、ビリケン出版、2001.04.
    「日のあたる白い壁」江國香織著、白泉社、2001.07.23

  • 浮気ものやどろどろした話が多くて苦手な江國さんの中では1番好きな本。綺麗な文章だと思った。

  • 年上の女性に翻弄される大学生のお話。


    簡単に言っちゃえばそんな感じです。


    透の世界は詩史さん一色。
    どんな場所にいても誰と過ごしていても、詩史さんのことしか考えていない。


    耕二は聡明な彼女がありながら、喜美子のような人妻との身体の関係を続けている。


    私は別に大人の女性でもなんでもないけど、この二人がとても子どもじみて見えるのは、女性だからなのかな。

    なんていうんだろ、女性にはすごく子どもに見える二人だと思います。


    二人ども頭ではわかっているふりをしているだけで、彼女たちに夢中になっているのです。


    耕二だって身体だけでいいと思っていたはずなのに、全然余裕なんかなくて。


    それにしても詩史さんは残酷だ。
    傷つくことも許してくれないなんて。


    でも、こういう不毛な関係を望むなら、すべてを引き受ける覚悟がないとだめなんだと思う。


    終わりがさらっとしていて、あれ?って感じがしなくもないけど、小説自体はゆっくりとした時間が流れていて、落ち着いて読めました。

  • 透のように誰かを一途に想うことも、耕二のように複数の人と付き合いながら恋をするというのも難しそうだし、疲れてしまいそうだ。
    でも、どちらの恋も、気付いたときには落ちていただけなのかもしれないけれど。

  • 恋はするものではなく、落ちるものだ。

  • 落ち着いた話し方

  • 江國香織を読むきっかけになった本です。
    でも、結局この本以外はそこまで好きじゃないんだけどね。

    江國香織で男の子が主役って珍しい気がする。
    江國香織の詩的な文章と霧雨のようなしっとりした憂鬱な内容は、男の子が主人公になったほうがバランスが取れていい。


    一回目が立ち読みで急いでいたからか、二回目の今回はかなり客観的にみれた。

    その上で、詩史はやっぱり悪魔だなーと。
    透の詩史への依存は過剰だとつくづく思う。
    でも、そんなふうに恋に「落ちて」みたいなぁとうらやましくも思うな。しかも3年以上落ち続けているなんて。

    そいで、耕二は病気だなーと。
    ラストの考え方はやばいね。幸せになれないタイプ。

    そんな対照的な二人の男の子の恋の様子を眺めていると、なんかあやもオトナの女になった気がして気分いいです。
    詩史になりたいような、なりたくないような。

  • 「高校生の頃の私も、20歳の時の私も、あなたの目の前にいるのよ笑」

    印象に残っているフレーズだが、読んだ当初は意味が半分くらいしか分かっていなかったと思う。

    つまりは、過去の経験や感じた事、考えた事、悩んだ事、決断して行動した結果、全てが今の自分をつくっている、という意味が含まれているのだと思う。


    そういう事を含めて、恋愛は空気で惹かれあった結果なのかな、
    とも思いますね。

    本当は違うかもしれないけれど。
    まだまだ、勉強中笑

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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