- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838713622
感想・レビュー・書評
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ひりひりするほどの心の揺れ、切なさ、覚悟、好きだ。
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すごく、恐ろしい本だとおもう。発想の豊かさと、経験の厳しさと、文章の美しさを合わせて昇華させた上質な短編集。レベッカ・ブラウンの魅力はこう、身近なんだけれども上質っていうところだとかんじる。作家としてはるか離れたところにいるわけではないけれどもとてもよいものを提供してくれる、その優しさ。ありがたさ。
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表題作は一行目から衝撃的。
お互いを『愛』と言うコトバで縛るために肉体を損なうことすら厭わない。
縛って捕らえて二人だけの世界を構築して最後は死。
愛は突き詰めれば死と同義語なのか、彼女らの愛が最初から狂気を孕んでいたのか。
『アニー』でも思ったのだけれど行動等の日常を縛る行為は相手に対する愛ではなく征服欲なのでは?
アニーの「(略)ああやれってあんたが言ったんだよ、あんたもそういうあたしが好きだって言ったんだよ」の台詞は響きました。 -
主人公の二人が男女の設定で訳されてるけど、これは女×女として読むべき。究極の愛の形。
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ぼんやりとしながら、かつ何かを予感させるような小説。そのぼんやりさに、確固たる狙いをかんじる。レッテルを貼られ、そのようなものとして流通させられることにゆるやかな抵抗を示し、注意深くそれらを迂回する。そうして慎重に選びとられた言葉によって、この小説は静かに着地することに成功している。
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幻想的な愛の小説。
怖いくらいの愛が描かれています。
愛とは恐ろしくて、美しいものなのですなぁ。 -
表題作含め2〜3編は4評価だった記憶
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たしか、彼女の本を読むのは二冊目で、『体の贈り物』を大分前に読んだのかな。そのときも感じたんだけれど、やっぱりおもしろいんだけど、そのぶん伝わってくるから痛いわけです。痛いからすばらしいのだけれど。読むと人間と向き合う感じがする。
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短編集。
表題作、ステキすぎ。
壮絶な静寂がうまい作家だと思う。
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