世界がもし100人の村だったら (2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838713806

作品紹介・あらすじ

ミリオンセラー『世界がもし100人の村だったら』、待望の第二弾! 「100人の村」のルーツ、ドネラ・メドウズ女史の「1000人の村現状報告」を絵本仕立てで全文を掲載。また「100人の村」のメッセージをさらに掘り下げ、詳細に検証。「100人の村」をより良く理解するための完全解説ガイド本です。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ1を読んだ後、シリーズ全てを揃えたのだが、それが間違いだった。お腹いっぱいの気分になってしまった笑笑。ためになる内容には違いない。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/338316

  • 2021年4月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00190377

  •  以前に、「世界がもし100人の村だったら」(以下、100人村)という本の内容を教えてもらったことがあった。
    世界を知るには、たくさんの情報があり、複雑だと思っていた時のことでした。
    その内容は、とてもわかりやすい内容で、シンプルでした。

     今回は同じシリーズの2作目。
    まず冒頭には、100人村の元になったと言われている「世界がもし1000人の村だったら」(以下、1000人村)が掲載されている。
    もちろん100人村の時より 、具体的な数字になっている。
    人によっては複雑に感じてしまい、イメージができない人もいるかもしれない。

     100人村と1000人村の比較がされている。
    内容は、世界人口、性愛、人種、宗教、言語、食糧、エネルギー、信仰の自由、戦争などについて。
    それぞれ、1000人での詳細が書かれていたり、100人の数字の理由など。

     後半には、各界の方がそれぞれのテーマについて書いている。
      作家の池澤夏樹氏「平和について」
      政治学者のダグラス・ラミス氏「経済発展の時代は終わった」
      大学教授の大野健一氏「グローバリゼーションは村の自立を助けるのか」
      外科医師の黒崎伸子氏「現実の100人の村で医療援助活動をして」

     この本を読んで、世界って100人で表せるほど、簡単ではないことに気づいた。
    たくさんの情報とデータが詰め込まれた1冊になっている。
    既に100人村を読んだ方は「世界がもし100人の村だったら 2」を読んでみてくださいね。

  • それまでは「情(しらせ)」を「報(しらせ)」るものでしかなかった「情報」は、「情(こころ)」に「報(むく)」いるものであることに、たくさんのわたし・たちが目覚めた 2000年に生まれた世界の子どもが100人だったら 
    53人はアジアに生まれました。そのうち19人はインドに15人は中国に生まれました
    40人は生まれたことを役所に届けていません
    30人は栄養が十分ではありません
    18人はきれいな水を飲めません
    40人はからだを洗う水やトイレに不自由し、ごみや、病気をはこぶ虫などに苦しめられています
    17人は学校に行きません。そのうち、9人は女の子です

  • 10年位前に読んだ時は・・・


    豊かな国に住む人間の幸せは、そうでない国に住む人々の犠牲の上に成り立っている側面もあるわけでなんか違うよなって感じてたんだけど、久々に読んでピンと来たので引用してみた。

    どうしてピンとくるようになったかは年齢もあるかも知れないし、インドに行ったこともあるかもしれない。

    国内でも貧している人もいるけれど、日本の貧乏はちょっとしたチャンスややる気があればそこから抜け出ることも可能だ。




    でも、貧しく身分制度がいまだに残る国では乞食に生まれたらずっと乞食。

    抜け出ることができない貧困ってあるんだなって感じた。

    私とその人の違いは、そこに生まれたか、日本に生まれたかって言う運だけの問題。

    だからって、お金がある方が寄付しろとかそういうことで解決されることでもない。

    とりあえず、あるがままを受け入れて、感謝するべきことは感謝し、それぞれが自分の役割を果たしてゆくって事が大事なんだろうな。

  • 地球村の偏りがとてもよくわかる。
    特に日本人を含む先進国の視線が。
    子どもが理解できるようになったらぜひ読んでほしい。

    印象に残った点

    ■村人の男女比 男性48:女性52
    ⇒この数字は先進国の数字。女性の方が長生きできるので比率が増える。しかし地球全体では同じぐらいになっており、それは女性への「不平等と軽視」から。

    ■90人が異性愛者で10人が同性愛者
    ⇒この数字は極端とも言い切れず、40人クラスなら4人は同性愛者だったことになる。これは「治療」したり「異常としてあつかう」とうな数字ではない

  • 世界がもし1000人の村だったら、という観点からより詳しい数値を用いて前作を解説している本。
    人口、宗教、言語から食糧、水、エネルギー、住居、教育、富...世界に「今」
    ある問題を数字で知ることが出来ます。
    ただスケールの大きい話なので、個人的にはあまりピンときませんが。
    そしてピンと来ないのは、実際に自分が「今」これらの問題に直面している認識がないから。

    何にしても知ることが始まりなんだな、と思います。
    この本を読んで、本当のことを実際に見て、学んで知りたいと思いました。

  • 2010年9月9日 再読

  • 前作と大きな内容は変わっていない。
    普段、不平や不満を漏らしている自分が恥ずかしくなってしまう。
    定期的に読んで、自分の立ち位置を再認識するのに良い本だと思う。

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著者プロフィール

 1948年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『世界がもし100人の村だったら(再話)』(マガジンハウス)、訳書に『夜と霧』(みすず書房)など多数。

「2012年 『ハシズム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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