悩み相談で解き明かす「人生って何?」 生きる

著者 :
  • マガジンハウス
3.92
  • (12)
  • (10)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838714889

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中村うさぎのお悩み相談室。人生と銘打っているが、男女間の恋愛論に近い。
    人間いくつになっても、セックスと恋愛が重大なことなんだなぁと改めて思う。

  • 恋・結婚の云々に悩んでいる時に読むと、「正しい道はこっちだよ」と教えてくれて真っ暗な洞穴から下界に手を引っ張って連れ戻してくれます。
    有難い一冊です!

  • はっきり言って、今めちゃくちゃ孤独を感じている。いや、別にここ何年かで大きな変化があったわけではないけど、このままの状態でいることの焦り、とでも言おうか…。
    「p136 結婚してたって子どもがいたって、人は孤独を感じる生き物なのです」結局誰といたって、外見では幸せそうに見えたって、理想的な関係というのは永遠には続かないものなのだ。結婚していようが子どもがいようが、やっぱり人は孤独になる。そんな孤独に直面したとき、それでも誰かと繋がりたいともがき続けるのか、それとも自分を騙しながら生きていくのか?もがいている人間には世間、というか周りの人間は意外と冷たい。何をそんなに熱くなってるの?なんて言われるのがオチだし、平静を装うのがある意味では正しいのかも。でも中村うさぎはこんな風に背中を押してくれる。つまり、悩み苦しめと、そしてそんな姿は魅力だしとても人間らしいと。
    孤独だってなんだって、苦しいことはまずはそれをそのまま受け入れて、自分で模索を続けるしかないのだ。この本を読むと本当にそう思う。結局のところ人は人だし、相手に絶対的に依存することなんでできない、決めるのは自分なのだから。それでこそ自由というものなのだ。
    これは人生相談の本でありながら、同時に中村うさぎの人生哲学が詰まった本。中村うさぎが心肺停止になったとの記事がYahooニュースに出ていて、それがきっかけで積ん読だったこの本を手にした。もっと生きて、そして勇気付けてほしい。ギブされるだけじゃ勝手だと言われてしまうかもしれないけれど、それでも実感のこもった言葉を届けてほしい。

  • ずばり本音で答えてくれる。弱い部分があるからこそ頼れるゴッド姉さんだ

  • 自分は思っているよりもたくさん、他人の価値観に振り回されているんだなあということが分かりました。

  • 不倫否定派…に賛成。
    悩むことは生きていること。

  • 表紙が白くてすごい説教ぽいと思ったら違いました。完全な悩み相談本じゃないか!もっとキャッチーな色のほうが読まれるのでは、と思う。
    もちろんテーマは「生きる」だけど、人格者になるために、とか、慈悲の心をーとかそんな感じではない。
    はじめから中庸(安定とか真ん中とかそんな感じ)の生き方でなくて良いんだよ、と言ってくれる。
    恋愛してて離れてるから寂しい、結婚したら寂しさはなくなるのでは?という質問に、一人の孤独より、二人の孤独のほうがよりつらいよ、と答えているあたり心にクるね。
    あと悪い性格を直したい、って人に「直りません」と言うこの潔さといったら!性格とそれにくっついてくる行動は別物で、性格は直せないから、行動に移すときの癖を直そう、と言ってくれる。
    あと、すごくいい人はどうでもいい人で、長所は短所、というのを言い換えてもう一度話してくれた。
    長所で人は魅力的になるから、短所をあまりになくそうとし過ぎなくてよいだって。
    「**すべき」タイプの人が壁にぶつかったときに、これを読むとつらさがちょっとなくなるのではないかしら。
    読み返したい本です。

  • 中村うさぎの、エッセイとはちょっと違う?お悩み相談集でした。

    いつもはバカっぽいけど(それが笑える)、読者のお悩みに、普通とは違う角度からのアドバイスがあって、

    そういう考え方もあるんだなぁと
    参考になった。

    そしてやっぱりおもしろかった。

  • 悩みそのものと 悩んでるおれに悩むことのちがい。メタ悩み。これはタチが悪い。等価交換。

  • 丁寧ないい文章がいっぱいで、勉強になりました。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1958年2月27日生まれ。
エッセイスト。福岡県出身。
同志社大学 文学部英文学科卒業。
1991年ライトノベルでデビュー。
以後、エッセイストとして、買い物依存症やホストクラブ通い、美容整形、デリヘル勤務などの体験を書く。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村うさぎの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×