マイマイ新子

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 74
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838715312

作品紹介・あらすじ

昭和30年、まだ日本中が貧しかった時代、しかし、季節の手ざわりや家族のつながり、そして生や死を身近に感じながら子供が子供らしく成長できた時代-失われた時代の命の豊かさを、魅力あふれる少女の目で描いた感動的な少女小説。

感想・レビュー・書評

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  • 赤毛のアン より マイマイの新子!

  • そういえば子供の頃は不思議なことがたくさんあったな〜と何かむず痒いような感覚を思い出した。
    祖母と採った田ゼリの香りがどこからともなく匂ってくるような…懐かしさと仄かな哀しみでいつとはなしに涙がこぼれた。

  • アニメを観る前に原作をば。

  • 日本版赤毛のアンを意識して書かれた作品。アンが想像上のお友達と語る行があるけれど、新子の場合は、これがマイマイ(笑)それにしても、水玉子気になる…

  • 読んでいるわたしもすっかり新子。
    戦後の昭和にどっぷり入り込んでしまいました。
    麦畑の匂いや小川のせせらぎが聞こえてきそう。

  • 恋愛小説専科ともいえるような官能的な小説が多い著者にとっては新鮮な小説です。著者が「日本の赤毛のアン」を描こうとして自分の9歳の頃を主人公にしているのですが、その姿が大変懐かしい昭和20~30年代の思い出とともに浮かんできます。またトトロのサツキとメイの姉妹を思い出させるような妹との関係。そしてお爺ちゃん・小太郎の死で小説の最後が終わるのも印象的です。確かにこのような時代がかつてあったのです。TVはなく、外で子供だけの秘密の場所(この小説ではお爺ちゃんと2人の秘密)を作って、「ごっこ」をする。私自身も経験があります。やはりTVの普及が子供を変えてしまったのだということを痛感しました。マイマイ(つむじ頭)のゆえに、ややひねた?少女の位置づけが楽しいです。

  • 新子と友達になりたい!

    「なんでも自分の目で確かめること」、こういう教えの元に育って真っ直ぐに生きる新子はとっても魅力的。

    短編みたいで読み易いのもイイ!

  • 防府、山口などを舞台とした作品です。

  • 少年Hの少女版?さっくり読めた。しかし当時の少年少女はこのような物語をみな持っているのだろうな。物語のない人間なぞいないのだろうが。

  • 新子の前向きな生き方と、おじいちゃんの存在感がとてもよく伝わってきて、なんだか・・・

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プロフィール

1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章受章。他の著書に『マイマイ新子』『甘苦上海』『飛水』『マルセル』『香夜』『少女霊異記』など多数。

「2016年 『オライオン飛行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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