- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838716845
感想・レビュー・書評
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ふわっとした感じもするのだが疲れる。胸がチクチクざわざわ。
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観覧車に乗りたくて仕方がなくなった。
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短編集。独特な世界を持った、少し不思議な物語たち。どれも静かでじんわり体に染み渡る。
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掴みどころがなく、不安定で不確定なところがとても好き。
既成事実で永遠にしてしまおう、っていいな。
現実的なんだかロマンチックなんだかね。 -
どう云う出会いだったのかは忘れたが、あたしの借りる本リストに有ったので借りた。
この作品や著者の事は何も知らずに借りたので、失礼ながら何となく割と稚拙な文章なイメージで読み始めたら、まぁ何と云う。
凄く素敵な雰囲気の作品でした。
どことなく小川洋子さんの様な静寂が、とても好み。
長崎くんの指も、とても好み。
しかし、短編集と云う事らしく、あたしの求めている様な方向に話は進まず、がっかり。
途中で期待を持ち直したものの、二度目のがっかり。
一瞬良い雰囲気になりそうでは有ったものの、やはり結果あたしの求めている物では無かった。
長崎くんがとても魅力的だっただけに…。
それぞれ良いお話だったのだけれど、長崎くんに期待してしまったが故に、読後妙なもやもやが残ってしまった。
最後の「長崎くんの今」で、がっかり感が更に増してしまった。
残念。自分に残念。 -
ひとつのさびれた遊園地にまつわる短編集。
明るい未来のない、ゆるく退廃的な感じがする。
マリアさんがいい。 -
寂れた遊園地みたいに、閑散とした空気が流れてる小説です。
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ある古い遊園地をめぐる短篇集。空気感は好きだが、もう一歩という感じだった。
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摩訶不思議。
廃れた遊園地を舞台に繰り広げられる、人々の物語を描いた連作短編集。淡々とした中に、すごく独特で妙な雰囲気を漂わす作品。ちょっと危なげな感じだったり、ふわふわしたかと思えば、いきなりミステリー路線に入ってゾクゾクさせられたり。何とも一筋縄ではいかない。
微妙な余韻を残しつつ終わるラストに「えー!!」と思いつつ、そそられる。特に「横穴式」は◎。その先が気になって仕方ないけど。
「道ばたさん」の奇妙な舞いも、あれはあれで面白かった。
全体的に結局なんだったんだろうとか、どうなったんだろう?と疑問が残る作品のオンパレード。でもそれが不快じゃないのは、作品を包む不思議なオーラの魅力のせいかもしれない。
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架空の遊園地にまつわる、それぞれの物語たち。アマレットがいいな。
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初出の欄をみて、嗚呼、総入れ歯、いや、そー言えば、マガジンハウスのPR誌の「ウフ」で連載されていたのをやっと思い出した、何処かで読んだ内容だと思って。作者が歌人とか云うのは初めて知った。何だかRPG仕立ての話を読んでいる様な感じがした。最近観た映画の話もそんな話だったから。
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<font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838716842/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/P/4838716842.01._SCMZZZZZZZ_V63531469_.jpg" border="0" alt="長崎くんの指"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4838716842/yorimichikan-22" target="_blank"> 長崎くんの指</a><br>東 直子 (2006/07/20)<br>マガジンハウス<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838716842/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>気鋭の歌人による初の小説集。
不思議な遊園地「コキリコ・ピクニックランド」をめぐる7つの物語。摩訶不思議な小説世界は、あなたの心にしっとりとしみこんでくるはず。</strong></p></blockquote>
「コキリコ・ピクニックランド」という、名前からしてただものではなさそうな不思議な遊園地を縦糸とし、そこに纏わる人々の事情を横糸として織りあげられた一枚のタペストリーのような物語である。
時も、事情もさまざまであるのだが、「コキリコ・ピクニックランド」との関わり方はなぜか一様に懐かしさに満ちており、遠くから 観覧車の天辺に灯る赤い航空灯を目にすると、惹きつけられるようにそのときに帰ってしまう、というような。
そして、「あとがきにかえて」と但し書きがされた『夕暮れのひなたの国』の不思議さも、本編に劣ってはいない。ここにでてくる「わたし」は東さんなのだろうか。夕暮れのひなたの国へ連れて行かれない魔法は いまもまだ解かれていないのだろうか。</font> -
初めてこの方の本を読みましたが、東さんというのは、人気歌人らしい。そして戯曲とかも書いてる多才な人らしい。そしてこれが初小説らしい。
物語は短編で
『長崎くんの指』
『バタフライガーデン』
『アマレット』
『道ばたさん』
『横穴式』
『長崎くんの今』
全てに「コキリコ・ピクニックランド」という遊園地が関わってくる。
なんていうか、不思議な話というか、現実離れした話というか。世界に入るまでに少し時間がかかりました。
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ふわふわと漂う感じの指フェチ。
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夢の中を漂っているような不思議な感じの本だ。詩人らしく言葉のあちこちに新鮮な響きがありここちいい。物語としてはおもしろいのかどうかわからない不思議さがある。