人妻魂

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 72
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838717415

感想・レビュー・書評

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  • 歴史の人物を支えた人妻や狂わした人妻。なかなか面白い

  • 漱石、鏡花、芥川といった文豪の妻、与謝野晶子、平塚らいてうまで、古今東西の人妻53名を紹介。

    時に貞淑に、時にしなやかに、時に奔放にと姿を変える女たちに女ながら惚れ惚れした。最初は自分の意見も言い出せないような物静かな女性が、夫の裏切りや死別などをきっかけに生き抜くために強さを身に付け、立ち上がる姿は見ていて清々しい。紹介されているような波乱万丈な人生は避けたいところだけれど、その潔い生きざまに何故か羨ましさすら感じた。
    嵐山さんのユーモア満載な表現で終始飽きさせません。
    にっぽんの女は逞しい。人妻万歳。

  • 明治大正の人妻たちの奔放列伝。離婚を繰り返したり、子供をたくさん生んだり、やたら死んだり、今って世の中大分変わったんだなあ、としみじみしました。

    一個一個が濃すぎるエピソードで、恐らくひとりでそれぞれひと小説になっているくらいの話を、これくらいの量でぽんぽん紹介する形式は、変に人妻たちの情念なんかに同調せずに済むので良いです。
    この本で物足りなかったらそれぞれの細かい話を調べてみたら、連続ドラマができるかも。

  • 読みやすいし、
    もっと知りたくなる人がいる

  • 男性目線が強めで挑発風なのは、取り上げている女性達に対して力負けしないようになのかな、と。

    この挑発風ゆえ、短くまとめられた文章の中でも、人妻たち一人一人の生命力が存分に伝わってくるように感じました。おすすめ。

  • 明治・大正・昭和の人妻史。
    文豪を支えた妻のお話が多いですが、男を渡り歩いた魔性の人妻のお話もあります。

    この時代ではさぞやセンセーショナルやったやろうなぁ。。。

    添えられているイラストでも雰囲気は掴めるけど、写真を載せてほしかったな~。。

  • 明治から戦前ぐらいまでの、主に女性作家や作家の奥さんの行状記。
    みんなしたたかだったんですなあ。

    アイデンティティ論で切っても、メディア論で切ってもいいけど、
    なんか作者の嵐山光三郎がノリノリで、楽しんで書いているというか、
    べつに押さえた文面なんだけど、何とも言えない人妻愛がにじみ出ている感じがして、
    そこが爽やかな読書感。

  • いまもこういうのに出て来るような迫力のある人妻いるんだろうか、いるんだろうなあ…

  • 明治から昭和にかけて、芸術家や文豪の妻を中心に様々な「人妻」の人生についてのエッセイ。人生は波乱万丈、人妻も十人十色に咲き乱れております!

  • 知ってるひとも知らないひともいて、結構面白かったです。日本史の教科書に出てくるような人も奥さん絡みで見るとまた違った感じ。

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著者プロフィール

一九四二(昭和十七)年、静岡県生まれ。平凡社『太陽』編集長を経て独立、執筆活動に専念する。八八年『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。二〇〇〇年『芭蕉の誘惑』で、JTB紀行文学大賞受賞。〇六年『悪党芭蕉』により泉鏡花文学賞、〇七年読売文学賞をダブル受賞。他に、『文人悪食』『「下り坂」繁盛記』『追悼の達人』『文士の舌』『枯れてたまるか』、磯田道史氏との対談『影の日本史に迫る』など著書多数。

「2019年 『ゆうゆうヨシ子さん ローボ百歳の日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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