45分でわかる! 14歳からの世界金融危機 (45 MINUTES SERIES 1)
- マガジンハウス (2009年2月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838719525
作品紹介・あらすじ
サブプライムからオバマ大統領就任まで。旬のニュースが45分で脳に直接浸透!シリーズ第一弾。
感想・レビュー・書評
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サブプライムローンの破綻に始まる世界経済の停滞を非常にに解き明かしている。
45分は早すぎかもしれないが、1時間あったら読める。
3年前はじめて読んだときは政権交代前であった。その当時は今以上に自分時しいの経済の知識がなかったので、すべて書いてあることを鵜呑みにしまっていた。しかし、時を経て読み直した今少し首をかしげる記述があった。
特に将来に対する展望についての部分。
池上さんといえども万能ではないのであろう。
著者の意見に同意できない部分もあるが、それを除いてもわかりやすさはすばらしく、星四つである。 -
サブプライムローン→アメリカでは担保を手放せば残りの借金は棒引きされる→土地神話の崩壊とともにサブプライムの破綻→サブプライムの債券を購入していた投資銀行に影響→それを購入していた他の問うしっ銀行に影響→債券に保険をかけていたためAIGの経営を圧迫→投資銀行のパッケージを購入していたヘッジファンドに影響→不安の連鎖で解約に備えて現金を確保しようと日本株などを売却→世界同時株安→余った現金が原油先物市場に流れ原油高騰→バイオエタノールの原料トウモロコシの価格急騰→南米などで食料危機→やがて原油・穀物バブル崩壊、リーマン破綻→ヘッジファンドはそれまでの投資をやめて資金を回収した(低金利での日本への債務を返済した)→円に資金が戻り円高をまねく 銀行の貸し渋り→アメリカの車が不況、豊田本田もだめ→
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なぜバブルは崩壊したのか,世界の視点から学び直せました。
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サブプライムローンの流れがコンパクトに非常にわかりやすくまとまってて良い。
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リスクを他人に押し付ける
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池上さんらしいのか、45分だからなのか分からないが、結局それは何故引き起こされたのか?という根幹が省かれている。テスト勉強のための抜粋みたいな感じね。
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タイトルになっている「14歳からの」は、おそらく中学生にも分かりやすく解説しているという意味なんだろうな。確かにとても分かりやすく、飽きないボリュームで丁度いいかも。
しかし、この企画(45分シリーズ)とあって、容量の関係からか所々で若干言葉足らずな感じはした。それは池上さんが悪いってわけではなく、この企画、編集の問題だろう。